人生は誰のものか？

私は自分の人生を他人に支配されてきた


最初に支配してきたのは父親だ
父親に従わなければ明日はなかった

次に支配してきたのは先生だ
先生に従わなければ許されなかった

次に支配してきたのは社会だ
社会に従わなければ働かなくてはいけなかった

次に支配してきたのは教授だ
教授に従わなければ単位はもらえなかった

そして今、
支配しているのは他人か？

義父からの虐待を訴えて家を飛び出した

成績に囚われることをやめて高校を飛び出した

学問を追究することで社会から飛び出した

普通になるために飛び出すことをやめた

そして今は？

私は今の今まで、
人生を自分で切り拓いてきた

そう思ってた

だが、
どことない窮屈感がずっとある

父親に世界が支配された
その時から
ずっと自分の人生の手綱を握れずにいる

自分は何者か
人生はどこに向かうのか

分かっている

それを決めているのは

今までも
これからも

自分自身だ