変なシリーズ:「不思議な家と僕がオバケになるまで」第二十七話
【前書き】
皆様、お疲れ様です。
カナモノさんです。
「悪魔と青年が紡ぐお話を、シリーズとして書いたら。」
二十六話です。コンビニ…買いすぎる癖なんとかしたい。
少しの間でも、お楽しみ頂けていることを願います。
【不思議な家と僕がオバケになるまで】第二十七話
「悪魔コンビニ①」
作:カナモノユウキ
《登場人物》
・きつね 心の悪魔「アコ」と共に過ごしている青年。
・アコ 元夜更かしの悪魔、現在は心の穴を埋める心の悪魔としてきつねに寄り添っている。
・オバケ きつね達が度々見かける方、多分女性。
一階に入ってからもちょこちょこ気になっていたんですけどね。
そこで初めて入ったんですよ、〝悪魔コンビニ〟に。
「はぁ~楽しかった…何だか遊園地のアトラクションに乗った気分だよ。凄い特別感があるね。」
「イシシ!きつねも随分悪魔らしい〝自由〟な感じになって来たな!てか、そろそろ腹減ったな~。」
「ねぇここ、寄って行かない?…〝悪魔コンビニ〟って書いているよ?」
「お!寄っていくか!あ、ちなみにここの〝対価〟は俺が払うぜ。きつねにはまだ早ぇ~からな。」
「ここの〝対価〟って何?…え、悪魔だからやっぱり〝寿命〟とか?」
「いやいやいや!そんなもんじゃねーよ!それに悪魔同士でそんなもん出し合っても無意味だしな!ここの対価はいい子ちゃんにはちとハードルが高い…〝イタズラ心〟よ。」
「…〝イタズラ心〟?…また不思議な〝対価〟だね。でもまぁ、悪魔っぽさは感じるかな。」
オバケさんは利用しました?何だか不思議な〝対価〟ですよね~。
イタズラ心って…どう測るんですかね?…〝嘘をつく〟とか?〝冗談を言う〟とか?
…え?〝真面目だね〟って、そうですか?
「まぁ入ろうぜ!俺このコンビニの〝爆弾おにぎり〟好きなんだよ!」
《コンビニの中へ入る。》
「何か、やっぱり日本のコンビニとは少し違う雰囲気だね。でも…日用雑貨からカップ麺に調味料。お菓子にパン…アイス、奥にはドリンクで、向こうには…あ、ちゃんとお弁当。でも並んでる商品は…。」
「イシシ!〝ベタベタパンツ〟に〝亜門麺〟、〝涙の塩〟に〝悪夢飴〟と〝アガレスわたガム〟だろ。〝オセのあんパン〟に〝フォラスアイスバー〟と〝フォカロスウェット〟にそして〝爆弾おにぎり〟!」
「聞いたことない商品ばっかりだ…どれも気になるようなならない様な気もする、えっとおススメある?」
「全部!って言いたいとこだけど、俺の〝イタズラ心〟で買えるのは…弁当とかかなぁ~。」
「…この〝ハルファスの卵丼〟美味しそうだね。え、(食べたら幸運が訪れる)だって。これいいなぁ~。」
「じゃあ、きつねはそれな!俺様は〝爆弾おにぎり〟と〝マルコシアス丼〟に〝カイムのサラダ〟に…。」
「…ここの〝対価〟の〝イタズラ心〟って、どういう勘定になっているのか気になるよ…。」
今更ですけど、商品名…〈ソロモン72柱〉の方々の名前入っていましたね。
どれだけお暇なのか…人間に興味があるのか、どっちにしても面白い方々なには間違いないですね。
皆さんに会ってみたいなぁ…。
続く
【あとがき】
最後まで読んでくださった方々、
誠にありがとうございます。
コンビニって、好みありますよね。
ローソンか、セブンイレブンか、ファミマか。
ローカルだったら…あれ、今ミニストップってあるの?
こっちはセイコーマートがあります。
…それぐらいしか浮かばない。
では次の作品も楽しんで頂けることを、祈ります。
お疲れ様でした。
カナモノユウキ
《作品利用について》
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