【心と体を癒せる】智頭町ワーケーションの魅力を紹介!体験レポート
「ワーケーションをしてみたいけれど、イマイチイメージが掴めない」
「地方でワーケーションするメリットって何?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
コロナ渦でテレワークが進み、ワーケーションという言葉を目にする人も多いですよね。
しかし、わざわざ地方に出向いて仕事をするメリットを想像できない人も多いでしょう。
実際に地方でワーケーションをした人の声も聞きたいですよね。
そこでこの記事では、鳥取県智頭町の2泊3日ワーケーション体験談を紹介します。
地方のワーケーションに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
【まず始めに】智頭町ってどんな町?
智頭町は鳥取県の南東部に位置する山間部の町で、町全体の93%が山林と言う自然豊かな町です。
春にはソメイヨシノ、夏には深緑が生い茂り、秋の紅葉や冬の雪化粧を楽しめるなど四季が豊かな町としても人気です。
また、智頭町では溢れる自然の魅力を最大限活用するために、移住促進に力を入れている町でもあります。
特に森林セラピーと言われる森を楽しみながら心身の健康を維持する活動に力を入れており、都会の疲れを癒そうと都市圏から訪れている人が増えている、まさに注目の町です。
【人生観が変わる!】智頭町でワーケーションをするメリット3つ!
数あるワーケーション候補の中から智頭町をおすすめする理由を3つ紹介します。
●人が魅力的
●気軽に自然を楽しめる
●関西からのアクセスがバツグン
1.人が魅力的
智頭町には、本当に魅力あふれる人がたくさん住んでいます。私たちが滞在中に会った人をピックアップして紹介します。
どの方も、智頭町で自分らしい生き方や働き方を実践している人ばかりです。
智頭町ワーケーションでは、魅力的な人との出会いを通じて多様な生き方に触れられます。(詳しくは後に紹介します)
▼藤田さんの運営する脈脈でもたくさん素敵な人が紹介されています!
2.気軽に自然を楽しめる
気軽に自然を楽しめるのは、智頭町でワーケーションする魅力の一つです。特に森林環境が豊かで、町の約93%が山林です。
車に乗るとこのような森林が広がっており、気軽に自然を満喫できる環境があります。
仕事の合間や余暇に自然を楽しみたい人は多いでしょう。特に緑が好きな人は、智頭町でワーケーションをすると癒されること間違いなしです。
私は朝起きてから山の空気が吸いたくて30分くらい散歩していました。
3.都市圏からのアクセスがバツグン
智頭町は山あいの町ですが、都市圏(特に京阪神)からのアクセスがバツグンです。こちらが智頭町への主な所要時間です。
京阪神からであれば約2時間で行けます。
私も神戸三ノ宮からスーパーはくとで智頭に向かいましたが「え?もう着いたの?」ってビックリしました。(気づかず通り過ぎかけたのはここだけの話)神戸から1時間半で智頭にいけます。
ワーケーションでは週末だけ、月1だけと言ったようにたまに別の土地で仕事をしたい人は多いでしょう。
しかし移動に時間をかけ過ぎていては、それだけでエネルギーを消耗してしまいます。肝心の現地での時間も満足に取れず、ワーケーションをやめかねません。
都市圏からのアクセスが良いので、都会(特に京阪神)で仕事を持っている方にとって智頭町は最高の立地と言えるでしょう。
智頭町ワーケーションの体験談
ここでは私たちが2泊3日間のモニターツアーでの体験談を余すところなく紹介します!
智頭町で注目のスポットや現地で活躍している人の紹介もしていますので、ぜひ参考にしてください。
【1日目】パン工房「タルマーリー」と旧山形小学校訪問
昼前に智頭町に到着。智頭町では「ここ!」と言える名所を訪問。各所で活躍する方の話をお聞きしました。
●タルマーリー
タルマーリーは完全天然酵母で作ったパンとビールが大人気のパン屋さん。麹(こうじ)菌という珍しい菌を使い、乳酸菌や酵母は完全自家製培養と自然の良さを徹底追及しています。
タルマーリー完全自家製のビールとピザを頂きましたが「これが自然を丁寧に積み上げた味なのか」と感動しました。うまく言葉で言えないですけれど、舌ではなく身体が喜ぶような味でした。
オーナーシェフの渡邉格さんは「自分にしかできないパン作りをしたい」という強い信念で、タルマーリーを立ち上げたと言うことです。渡邉さんはパン作りで得た知見を哲学や経済など多角的な視点に落とし込んでいるので、とても興味深かったです。
・高付加価値の労働を生み出し、利益を地域に還元する
・スタッフが疲弊すると良い酵母が取れない
・美味しい料理を作るのではなく、身体にいい料理を作りたい
・無肥料無農薬の米から酵母を手に入れるために、周囲の農家に働きかける
著書の「田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済」は日本だけでなく韓国や中国でも人気を呼んだベストセラーになりました。
個人的に衝撃だったのはスタッフが疲れていると別の菌が繁殖するという話、原因は分からないそうです。
渡邉さんの哲学とタルマーリーの味は外せないですね。
●クレコ・ラボ智頭研究所(旧山形小学校にサテライトオフィスを開設)
智頭町の旧山形小学校は、国の有形文化財に指定されている木造学舎。古き良き時代の小学校の姿を残しています。
童心に帰った気分でテンション上がりました。
旧と名前がついているのですでに学校ではありませんが、智頭町の森林を活かした面白い組織団体の方が入っています。
今回は旧山形小学校にサテライトオフィスを構えている、クレコ・ラボ智頭研究所の原田ひかりさんに「かなみん&あづあづのコミュニティーフィーカ」へゲストとして出演してもらいました。
クレコ・ラボ智頭研究所は、智頭杉をはじめとした日本全国各地の木材を活かした「木のストロー」「木の紙」「木のマスクケース」などの企画・開発・製造を行っています。沖縄から智頭町に移住をした原田さんやクレコ・ラボの活動をぜひ聞いてみてください。
【2日目】芦津森林セラピーロードの視察とゲストハウス楽之(たのし)オーナーさんと交流
2日目の午前中は自由行動。私は仕事が押していたので、ちえの森図書館でもくもくと作業してました。
昼から芦津渓谷周辺で森林セラピーロードの視察。今はコロナの影響で県外の方の森林セラピー受け入れは休止中になっています。今回は、特別に十分な距離を取るなど感染対策を徹底したうえで、セラピーロードの一部を見せていただきました。
智頭町山村再生課の吉田さんより、森の楽しみ方を紹介してもらいました。
・植物の香りを味わう
・目からの情報を遮断し深呼吸したらリラックスする
・木と対話しながら自分自身を深く見つめる
どれも興味深く、森の楽しみ方が分かったような気がします。
(木と一体化したかなみさん)
※智頭町森林セラピーは、令和3年10月現在、鳥取県、島根県在住者のみ受入となっております。
夕方はゲストハウス楽之に戻って併設している蔵の見学。この日は蔵出し市という、蔵の調度品を払いだすというイベントをしていました。
こちらの土蔵はそれこそ江戸時代からあるそうです。中にお邪魔すると、伝統行事や冠婚葬祭で使われていたであろう着物や漆器類がたくさん。
夕方はゲストハウス楽之オーナーの竹内さんと交流。
竹内さんは生まれも育ちも智頭町の方です。建設会社に勤めていた時に空き家の解体工事案件が入り「空き家を潰すのはもったいない」と一念発起。
それまでの智頭町での暮らしや楽之への想いを聞きました。
竹内さんを含む4名の女性で立ち上げた「智頭やどり木協議会」は宿泊、建築、飲食、デザイン…と、それぞれの分野で技術を持った女性たちが、智頭町固有の自然や文化的資源を再認識し、地域の価値を存分に発揮できる「分散型社会」の形成を目指して活動をされています。そのために旅行者がゆっくりと暮らすように過ごす「まちやど構想」を掲げられています。まちやどとは、まちを一つの宿と見立て宿泊施設と地域の日常をネットワークさせ、まちぐるみで宿泊客をもてなすことで地域価値を向上していく事業です。智頭宿エリアに「まちやど」中心拠点となるカフェ&宿泊施設の立ち上げるため、空き家再生に着手し始めています。
まちやどの拠点が広がるとワーケーションも充実してきそうです。
土地柄を知っている竹内さんだからこそ「新しいことを始めるためにどう地元の人の理解を得るか」のお話は、とても参考になりました。
<ゲストハウス楽之>
楽之は地元で取れた野菜やジビエ料理を楽しめるイタリアンレストランやコミュニティスペースがついた智頭町初のゲストハウスです。
(美味しいパスタと鹿肉に舌鼓)
【3日目】コワーキングスペースで作業とみたき園で会食
最終日の3日目はゲストハウスを後に、午前中は智頭町総合案内所暮らし屋へ移動。併設のコワーキングスペースで作業していました。駅近でWi-Fiや充電、ドリンクなども完備してあり、電車の時間待ちや打ち合わせの前後の利用にぴったりです。
午後は山菜レストランのみたき園で昼食を頂きました。
まるで昔話の世界に入ったような木々に囲まれた古民家の中でランチ
みたき園は創業40年の歴史を持つ智頭町屈指の山菜レストラン。智頭町らしく山の幸をふんだんに使った食事が絶品でした。
女将の寺谷節子さんに、みたき園の話をお聞きしました。
・レシピはなく昔ながらの手間をかけた田舎の味を提供
・芦津の暮らしぶりを後世に引き継ぎたい
・想いがあれば無から有が生まれるのがみたき園の魅力
遠方からも足を運ぶ人が多いみたき園ですが、その魅力がひしひしと伝わってきました。
智頭町ワーケーションのオススメモデルプラン
私たちのモニタープランを基にワーケーションのモデルプランを作りました。智頭町ワーケーションに行ってみたい方へおすすめコースです。
智頭町のワーケーションがおすすめな人の特徴3つ
ここでは、どんな人が智頭町のワーケーションに適しているか特徴を3つ解説します。
1.普段の生活やキャリアを見つめなおしたい人
2.ローカルビジネスに関りたい人
3.智頭町への移住を考えている人
私たちがモニターツアーを体験して感じたことも交えて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.普段の生活を見つめなおしたい人
都会の日常生活から一歩引いて自分を振り返りたい人に、ワーケーションに向いています。
智頭町は活気に満ちた地域でありつつ、都会のような余裕の無さを感じさせない雰囲気があります。私も朝に山の風景を見ながら散歩していて、心がリフレッシュしました。落ち着いた雰囲気で瞑想していると、普段の生活を見直すきっかけを作れます。
「このまま今の仕事を続けていいのかな?」
「惰性で続けている習慣はないかな?」
「自分は何を大切に生きたいのだろう?」
都会の流れに振り回されていると、意外と当たり前のことを見落としてしまいます。
一歩引いた目線で自分を見つめなおす環境として、智頭町はピッタリの環境と言えるでしょう。
2.ローカルビジネスに関りたい、始めたい人
ローカルビジネスに関りたい人、始めたい人に、智頭町ワーケーションはおすすめです。
前述の通り、智頭町では多くの移住者がユニークなビジネスをやっています。また、地元の林業を継承する若者も増えています。
「自分のスキルをローカルに活かしたい」
「面白いビジネスに参加してみたい」
「地域とかかわりしろをもつキャリアを始めたい」
という人は、智頭町ワーケーションで糸口を見つけられるかもしれません。
3.智頭町への移住を考えている人
智頭町への移住を検討している人はワーケーションに行く価値は大です。
移住となるとハードルは高いですし、万が一生活が合わなかった場合、引っ越しや転職を検討せざるを得ないでしょう。
しかし、短期間のワーケーションであれば、普段は都市圏に住んでいながらでも智頭町での生活を体験できます。
智頭町の移住にワンクッション入れたいなら、ワーケーションはピッタリです。
まとめ:地方のワーケーションは智頭町で!
ここまで智頭町でワーケーションするメリットとモニターツアーの様子を紹介しました。
繰り返しになりますが、智頭町は自然豊かでユニークな人たちが面白いことをたくさんしています。
外から来た人にもフラットに関わってくださる方が多く、私たちみたいに都会からひょっこり来たよそ者でもメチャ歓迎されました。
都会で毎日同じことの繰り返しでは変えられる人生も変わらないでしょう。しかし、同じ仕事を週末に違う地域でやるだけでも、気持ちは大きく変化します。
ぜひこの記事をきっかけに、智頭町のワーケーションに興味を持ってもらえると幸いです。
【12/1(水)19:00~体験レポートオンラインイベントを開催】
智頭町ワーケーションの体験談を報告&実際に私たちが出会った智頭町の素敵な人を招いてオンラインイベントを開催します!
ワーケーションに行ってみたい方、智頭町の魅力をより知りたい人、行く前に現地の人と繋がりたい人は是非オンラインイベントで智頭町ワーケーションをプチ体験してみてください。