見出し画像

突然、胸に痛みがやってきた④

シリーズでお届けしている、『突然、胸に痛みがやってきた』も4回目。

乳がんは9人に1人がなると言われていて、女性が診断されるガンの中で1位。そんな中、胸に痛みがあると「がんなのかな」って不安になった。
(参照↓↓↓)



病院で外科の先生に治療を受けた患部は、ずっと安定しなかった。患部のまわりが膿んだり、血が出たりした。特にお風呂に入ったあとは、ぐじゅぐじゅになって悪化しているような気がしていた。

ひとつ気になってたことがある。大き目のガーゼ付きパッドをしていたんだけど、テープの粘着部分の皮膚が荒れてきた。まだ傷が良くならないから、覆っておきたいところだけど、もうまわりの皮膚がおいつかない。

お風呂に入って、皮膚が柔らかくなってからテープをはがすようにしたのに、ミミズ腫れから膿んできてしまった。ここも膿んできたなんて、がっかりした。


患部は、膿がドバドバ出たときから妹に見てもらっていたから、良くなった・悪化してるって、よくわかっている。朝・お風呂の前後、妹に見せて状況を確認してもらっていた。

もう、先生にも診てもらったし、妹にも見てもらったことで、精神的に楽になった。

痛いな、胸が痛いなんて悪い病気かなって不安で仕方なかった。何をしてても頭から離れなくて、早く病院に行った方がいいけど、家族に相談する勇気もなかった。それが無くなっただけ、本当に楽。


次の週に乳腺科で診てもらった。外科の先生のおすすめで予約がとれたのでスムーズだったのが嬉しい。

当日は、まずマンモグラフィーから。膿が出た傷口が安定はしてないので、技師さんに話すと、「ガーゼやテープは写っちゃうので取ってください」とのこと。

器具で胸をつぶされて、もっと膿が出てきたらどうしようって思ってたけど、膿が出ることも無かったし、台に当たってないようだった。


15分くらい待っていると、診察室で呼ばれた。乳腺科の先生とあいさつをして、すぐにエコーで診てもらうことに。ここで問題なのは、エコーのためのあのヌルヌルするやつ。

傷口に入って、またおかしくなったら嫌だなって思ったから「まだ膿が少し出るんですよね」って言うと、「あ~これ、大丈夫だよ」っと先生。傷口かどうかなんて気にせず、診察が始まった。

赤くなっていたところも、乳首周辺も、患部と反対側の左胸も診てもらったけど、「問題ないね。乳腺もキレイだし、完治してるって言っていいでしょう」とのこと。あ~よかった。


「これは、何度も繰り返すようなことがないから安心していいですよ」って言ってもらった。通院も薬も無し。ちなみに「ガーゼとテープで大げさに覆わなくていいよ、バンドエイドで。それもしなくていいくらいだよ」って。

いや、またなにかしらの菌が入って膿んでも嫌だからな。「ありがとうございました。」って診察室を出ようとした瞬間。

「病名は、乳輪下膿瘍だからね」って。え?にゅうりんかのうよう?
初めて聞いた言葉で想像もつかない。覚えているうちにグーグル検索にひらがなを打ち込んだ。



文字や図で見ると、すごい病気(?)になっちゃったんだなって思った。胸は大事な働きをしていて、大切な物が詰まっているように思っている。その場所を患ってしまったことで、ストレスとか、生活習慣、健康を考えるようになった。

本当はダメだろうけど、ラーメンばっかり食べたり、散歩に行こうとして3日経っちゃったり、野菜は面倒で食べなかったり。面倒な気持ちや好きな物を食べる楽しさにかまけて、健康的な毎日を過ごしてなかったなって気が付いた。

体のことを考えて!って体のシグナルだったとしたら、これを期に知ってる健康法だけでも習慣にしていこうと決めた。長く健康で生きていきたいから、自分をいたわることの優先順位を上げて生活するぞ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?