『イカゲーム』最後の1人の最強な性格とは
Netflixで世界的大ヒットの『イカゲーム』。
サバイバルゲームは苦手なので、見るつもりはなかった。だけど、Netflixで今日の総合TOP10の中の1位(ずっと)だし、これだけの話題作を避けて通れなくなって、ついに見る決心がついた。
ストーリーは、
勝てば天国、負ければ即死。賞金に目がくらみ、奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちを待っていたのは、昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームだった。
イカゲームは、6つの昔ながらのゲームをクリアして、最後に残った1人が賞金をゲットできるというもの。賞金が欲しかったら、最後の1人にならないといけない。いや、命が欲しかったら最後の1人にならないといけない。
456人中最後の1人になるためには、ただひとつ。
いつもで、どんな状況でも、自分に正直にいること。
〇△☆☂いずれかのマークを選ぶことからゲームが始まる。これからどんなゲームが始まり、どのマークを選んだら絶対勝てるの推測できない。だけど、Aさんは些細なヒントからこのゲームが何なのかがわかった。
そのゲームはカルメ焼きの型抜きだった。甘くて平たいおせんべいのようなものの真ん中に、〇△☆☂のいずれかの型がおしてある。それを割らずに型をキレイにくりぬけばクリア。
ということは、〇△を選べば簡単で、☆☂は形が複雑だから難易度が高い。ゲームの内容を知っているAさんは△を選んだ。そして、アドバイスを求めたBさんに△以外がいいとすすめた。
Aさんは、のちのちBさんに「カルメ焼きの型抜きのとき、ゲームの内容を知っていたんだよ。だけど言わなかった。本当にごめん」と謝った。
言わなければBさんは知らずに済んだのに。でも、Aさんは言わずにはいられなかった。申し訳ないから。命がかかったゲームなのに、意地悪して難しい方を選ばせたことが、罪深く感じたんだろう。
お人好しのBさんは許すんだけど、そこは一発殴って「このバカヤロー」って怒るくらいしてもいいところ。Aさんの肩を軽く叩いて「2人共クリアできたんだからいいじゃないか」って。
生きるか死ぬかの状況でも、自分を騙した相手を恨みきれない優しさ、人を恨むいやしい人になりたくないという気持ち、挑んだ昔懐かしいゲームを楽しんでいたときのような純粋さがある、その正直さが勝利へ導かれたのだと思う。
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