WBCで「期待してた結果を出せる人のすごさ」を感じた
「ここで決めてくれよ!頼む!」
その期待を叶えてくれる瞬間がいくつもあった。WBCが開催されて、今日で3日目。最初は興味がなかったんだけど、今となっては19時からのWBCに合わせて予定を組んでいる。
日本のプロ野球で好成績を残しているスター選手の集まりなんでしょ。対戦する国も同じような選手ばっかりなはず。
ひとりひとりが、地域で野球が上手な少年がすべてをかけてプロになり、その中でもここ数年で結果を出せた選手が、WBCの選手に選ばれたんだね。
「あんな曲がるボールは打てないよ」とか、「そんな無理な体勢でボールをキャッチしちゃうの?」、「もう2塁まで走ったの?」まるでマジックのような驚くプレーが出てきて、まさに夢を見させてくれる。
野球って、自分の順番が回ってきたときに、力を発揮するのって難しいと思う。不安定な体の調子や気持ちを自分のベストな状態にもっていき、その状態で好プレーを出す。
ここぞというときに、力を発揮できるのってカッコいい。WBCで活躍する選手を見てそう思った。私もここぞというときに力を発揮できる人になりたい。(影響されやすい人)
”ここぞ”っていうとき現れる邪魔者が、緊張。ネガティブな感情になりがちだし、手足がいうことがきかない。
ジャズダンスを習っていて、2年に1回発表会があった。ステージに立つと、自分の鼓動しか聞こえないくらい緊張した。足は常につる寸前の状態だし、手は重くて上がりきらない。
発表会は半年ほどをかけてフリやフォーメーションを覚えてものにして、最後の1か月は本番を想定した練習になる。そのときに、”今はステージにいて客席に家族と友達がいて、めっちゃ緊張している私”を想像する。
緊張で体がこわばって動かせないけど、音楽がはじまるとおどり出せるように練習で体にたたきこむ。顔は上を向き、キラッキラの笑顔も忘れない。無意識でも、音楽が聞こえてきたらスイッチがオンになる私を作り込む。
今回のWBCで話題なのが、こしょうをふるしぐさの”ペッパーグラインダー”。こつこつ粘りぬくっていう意味らしい。
塁に出た選手がグリグリとこしょうをひくしぐさをすると、「オレ、ものにしたよ。みんなもがんばって」って聞こえてくるし、チームメイトも「よくやったね。後に続くからね」ってグリグリとひきまくる。
本当だったら東京ドームのグランドが、こしょうまみれになってるにちがいない。そうして気持ちが繋がるサインは、緊張をほぐす。仲間に鼓舞されるとどれだけ心強くいられるか、胸が熱くなるくらいのパワーを授けられる。
準備、練習、本番の経験によって緊張がほぐれる。緊張がほぐれたときに発揮できる、自分の最強の武器を磨き続けなくてはいけないことも忘れてはいけない。毎日コツコツ磨くことで、ここぞというときに力を発揮できる。
侍ジャパンを見てると、日々の並々ならぬ努力を感じた。
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