ラーゲリより愛を込めて

今日は「ラーゲリより愛を込めて」を鑑賞してきました。ムビチケ割引適用期間が今月末までなので、ギリギリ滑り込みでそれを使って観てきました。1200円で映画1本観れるなんて、最高です。

本作は事実をもとにした作品ということもあり、過去の歴史として、こんなに辛い戦争体験をした日本人の方々がいたことを考えると、涙なしには観られませんでした。また、歴史を学ぶことって、とても大事なことなんだなと再確認させてもらいました。

そして、2023年現在において、ロシアによるウクライナ侵攻が行われ、リアルタイムで戦争が行われていることについて思いを馳せると、とても心が痛みます。この映画の人たちのような環境で生きている人達がいることを想像すると、はやく戦争が終結に向かってほしいなと思います。

まず、ラーゲリとは強制収容所のことであり、シベリアで抑留されていた日本人の話です。日本人捕虜の話ですね。
日本が戦争に負けた直後、ソ連によってすぐにシベリアに抑留され、強制労働を強いられ、その後、日ソの国交回復により、少しずつ抑留された人の日本への帰国が始まるのですが、まさかの‥。

ネタバレを防ぐため、細かい話はしませんが、これは、観て損をしない映画だと思います。
むしろ、今の時代を生きる日本人なら絶対に観るべき映画だと思います。

作品では、戦争、抑留という想像も出来ないような過酷な環境下でも前向きに生きる人間たちを描きつつ、そして、そんな環境下でも「愛する者のためにも生きて日本に帰る」という人間愛に溢れた人たちがたくさん登場します。主人公を筆頭に。

また、過酷な環境のなかでも仲間を思う気持ちや仲間を助けるようなシーンがたくさん出てくるのですが、この心や精神こそ、我々日本人が決して忘れてはならないものだよなぁ〜と思いました。

また、映画全体を通して、伏線の置き方、回収は素晴らしいと思ったし、役者さんの化粧や髪の毛などの細やかなディテールへの拘りに「プロの仕事」だなと思いました。

俳優さんの一人ひとりの演技ももちろん素晴らしい。二宮さんは戦争映画の役はほんとハマってますし、北川景子も素晴らしい演技でした。

心を揺り動かす、こんな素晴らしい作品を見せてくれて、ほんとにありがとうございます。

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