正欲を観た感想
今日は「正欲を観た感想」というテーマの文章を書きたいと思います。
朝井りょうの小説が原作の「正欲」を鑑賞してきました。
新垣結衣、稲垣吾郎が主演となっております。
やっぱり、平日の劇場で観る映画は最高ですね。
最後列に私含めて男が3人しかいないという、なんとも不思議な感じでした。
今回の映画からは色んなことを考えさせられました。
普通の人ってなんだろう。
普通じゃないひとで世の中は成り立っている。
常識ってなんだろう。
常識的すぎることで、窮屈になったり、失ってしまうものもある。
自分の価値観を他人に押し付けることの怖さ。
好きすぎて社会規範を逸脱し、人生を狂わせる大人。
心から好きだと思えるものが見つかった時の心の底からの笑顔。
正欲に忠実に生きることで漲るエネルギー。
いろんなことが頭を駆け巡りました。
また、ガッキーの演技力は素晴らしかったですね。
最後の最後はガッキーらしい笑顔が出てきたのですが、そのシーンまでの彼女は全くの別人というほど、その対比がお見事。
そのギャップを見事に演じてて、純粋にスゲーなと思いました。
ラストシーンでガッキーと稲垣吾郎が対峙するシーンがあるのですが、全てはそのシーンの伏線だと分かった瞬間、ゾワっとしましたね。
自分が好きなものを大切にして生きること。
そして、人間には多様な生き方や考えがあって、それを他人である自分の狭い価値観で決めつけたら絶対にダメだなぁと思いました。
どんよりしたトーンの映画ではあるんですが、幸せってなんだろう、ということを考えさせてくれる素晴らしい映画なのは間違いありません。
ありがとう。
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