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水中出産 in NZ

2019/12/16 

次男タイヨーをニュージーランドで水中出産したお話。

一週間経った今、振り返って一番思うのは

いや〜楽しかった!やっぱり出産は最高!

もちろんむっちゃ痛かったけど、それ以上に女として産まれた幸せを感じれる体験でした。

ちなみに長男の樹鈴は2016年に日本の産婦人科個人病院にて出産。

その時ももちろん痛かったけど破水から5時間の安産で、終わった直後に、また産みたいなーって思ったから、今回は夢が1つ叶った感じ。

NZではそもそも出産は“医療”じゃなくて“自然”なことっていう概念。

だから妊娠〜産後まで色々と日本とは違って面白かったけど、その辺りは興味がある人がもし居たらまた書こうかな。

本題へ。まず出産当日の朝。15日。この日は予定日!

日曜日で家族でオープンしたかき氷屋の今年最後のマーケット出店の日。

基本は夫婦2人で出店してたけど、さすがに予定日やから友人に私の代わりに朝からヘルプにきてもらって、私は遅れてマーケットに顔出すことに。

だから朝も少しゆっくりして、トイレ行ったら、おしるし!お〜ドキドキするなぁと思いながら11時ごろマーケットへ。

問題なくマーケットを終えて夕方、夫は仕事へ。私は帰って片付けて、夜に陣痛くるかも?となんとなく思い、樹鈴と一緒にちょっとお昼寝。

で、お風呂や晩御飯食べて21時半ごろ樹鈴を寝かしつけしてたら、お腹イテテテっと始まり間隔はかると11分程。

22:30ごろ夫帰宅。その頃には6,7分くらいの感覚やけどまだ余裕あって喋ったりしてて、陣痛の波がきた時は、ソフロロジーの呼吸で赤ちゃんに酸素を送るのと、力抜くことに集中してた。

ほな言うてる間に間隔も短く喋られへんようになってきて23:30ごろかな?寝てた樹鈴を無理矢理起こすけど、「嫌だ〜眠い〜樹鈴寝て待っとく〜」と動いてくれず。そらそうやんな。笑

でも「ママむっちゃお腹痛い産まれそう!」と、伝えたらハッとして車に乗ってくれて病院へ。

実際この時点で赤ちゃんかなり下がってるって感じてたし、痛みも半端なく、陣痛の間はソフロロジーの呼吸に必死。フゥーーーーって多分凄い顔で言うてる私を見て、眠いのに「ママがんばれ!」と車の中でも応援してくれた樹鈴とパパ。

0時ごろ病院到着。病院行く前に担当のミッドワイフ(助産師)に「今から病院行くけどもう我慢出来ないからプールに直行させて」とメールしてたから、病院で段取りしてくれてて、直行でwater birth roomへ。

この病院っていうのはこの街に1つある総合病院のマタニティ病棟で水中出産(water birth)出来る部屋が2つある。私は事前にバースプランで水中出産を希望してたから、先客で埋まってなければすぐいける段取りになっててスムーズでした。

Water birth room は、大きめ深めのスパ(5角形のバスタブ)がどーんとあって、着いた瞬間に無言で服脱いで入ろうとしたら、温度むっちゃ熱い!

そこはすかさず夫が水足して温度調整。その間バスタブ前で無言で痛みに耐えながらの裸待機。笑 樹鈴は「お風呂入るの〜?なんで〜?」とかいいがらクルーズしてはった。今思い出してもかなり面白い画。

温度調整完了して、ざぶーんとお湯に浸かった瞬間全身の力がすっと一回抜けて、むっちゃ心地良かった。「水中にして良かった〜」と思えた瞬間。

あとほんまにもう赤ちゃんが出たがってる感覚もあったから、よしこれでいつでも産める整った!っていう安心感もあった。

そんなこんなでプールに浸かりながら血圧や、体温をナースに測られてたら、ミッドワイフ到着。

子宮口何センチとかもなく、「頭出かけてる。Go push!」と言われてプッシュスタート。夫も上半身裸でプールの外からやけど体勢とかむっちゃサポートしてくれてて、それ見てまた樹鈴は「なんでパパも裸〜?とか言いながら、お菓子食べながら、応援。

私はとにかく痛みに耐えながら、赤ちゃんにフォーカスしてた。

最初水中での体勢がしっくりこなくて中々いきみきれへんかったけど、ミッドワイフが「最終立って産む人もいるよ。自分のいきみ易い体勢を探してみて」的なこと言ってて、よく分からんけどと思いながら、でも身体の声に従って自然と体勢を変えてみたら…

これかも!っていうポジションになり、それから2プッシュで、そのまんま文字通り水中に出産!

正直ここはあんまり記憶ないくらい痛みで私はプチパニック状態。「出た出た出たーーー!」て叫んでたら、パパがキャッチして胸に抱かせてくれた。

その2秒後くらいに元気に泣き声をあげてくて、ほっとした。0:25 次男誕生♡

陣痛開始から3時間、病院ついて30分でした。

その後そのままプールでへその緒カットして、今度は胎盤出すのにミッドワイフが苦労してて全然出なくて、最終自分で引っ張り出した。笑

NZでは胎盤(プランセンタ)を持って帰って記念に樹に植えたり、サプリにしたり、中には調理して食べる人も居てて結構みなさん持って帰りはるねんけど、私は疲れて何もしたくなかったから破棄して頂きました。

それからベッドに移動して、樹鈴が眠そうやったからパパと樹鈴はお家に帰って、私は赤ちゃんと一緒に病院にお泊り。

次の日の朝には、母子ともに問題ないから帰ってもいいよ〜と言われ、午後にお母さんが日本から到着する予定やったし出産から12時間後に退院。

なんか一通りすごいあっという間の出来事やったけど、濃い時間やったなぁ。

日本で出産したときと一番私の中で違ったのは

<家族で出産した>っていう感覚になったこと。

日本では助産師さん数名とドクターに囲まれて、立会いやったけど夫が出来ることが限られてたけど

今回は夫、樹鈴、ミッドワイフ、私だけやったから夫はかなり重要な人手とサポートで本当に頼もしかった。全て見届けてくれた応援してくれた樹鈴の存在もすごい頑張れた☆

出産中はアドレナリンも手伝ってとにかく「家族って最高!!」って思ってたし、ハイすぎて「みんなタイヨーにフォーカスして!!」とか英語で叫んでたらしくて、後で聞いて自分で笑った。笑

水中出産は、海とお風呂が大好きなわたしには、やっぱりすごく良かった。リラックスできたのと、病院のベッドの上より自由で自然な感覚で、動物的に出産を感じれた気がする。

なにわともあれ幸せなお産ができて、最高やったし有り難かったです♡

両親と夫と子どもたち、私にこんな素敵な機会を与えてくれて本当にありがとう。

Love you guys!xx






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