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改めて「鶴見辰吾さん」という方の存在が気になり尊敬するというお話。

目標とする、理想とする、そういう人が、私にはあまりいません。
よく本を読みますし、あと動画とかで有名人、経済人の情報などに触れると「素晴らしい人物だな」と尊敬し、こうなりたいなと思うことはあります。
ただ、これまで、この人を真似ようとか、こうなりたいとか、あまり感じることがなかったのです。
自分の年齢もあるでしょう。50代も半ばを過ぎ、近い年齢の人はそれなりに疲れながら、「それなりに」「それなりに」活躍している人はたくさんいます。自分もそうありたいと思い、一日一日を大切に、ダラダラという時間を過ごすことがないように、自己マネジメントには努めてきているのです。

偶然に、ほんとにひょんなことで、鶴見辰吾さんという俳優さんが気になり(もちろん生でお会いしたこともないですが)、著書などを読むうちに、「ああ、こういう生き方をして、こんな価値観を持って、同じような努力をして、こうなりたいもんだな」と、それが理想なんだと気づくようになったのです。

1.鶴見さん、今57歳、私54歳という現在と。中学生での出会い。

私らの年代なら、鶴見辰吾さんを知らない人はいないでしょう。
一世を風靡したドラマ「3年B組 金八先生」の初代版に出演していた中学生役でした。
当時では、かなりセンセーショナルな「中学生カップルの妊娠」という役回りを杉田かおるさんをお相手に演じていた、演技力の高い、存在感のある俳優さんでした。

当時、私も中学生。友人たちと金八先生のドラマを見てその話題でいろんな話をした記憶があります。

その当時の、私の鶴見さんの印象は、「すごい天パだな」そのくらいでした。

それでも、そのドラマに「たのきんトリオ」と言われた、田原俊彦、近藤正彦、野村義男などが、ジャニーズとしてその後のアイドル市場に君臨したことを思えば、鶴見さんの「アイドルではない存在感、人気」ってすごいものがあったと思います。

2.「鶴見辰吾といえばこの作品」、というのは思いつかないけど、鶴見辰吾はずっと出続けている。

3.ハンバーグの卵、つなぎの役割でもなんでもできる俳優に。その姿勢と価値観に共感できる。

そのあたりなんだと思います。そう目立ちたい、NO1になりたい、という価値観はもともと私にもなくて、でも、自分の存在、行動が誰かの役にたちたいということ、なければ困ること、誰もやりたがらないことをやること、などが、鶴見さんのそれと似ているように勝手に感じているわけです。

ああ、こうなりたいな。と。

そして、外見です。57歳という私より3歳年上でありながら、継続した努力とそれを楽しむセンスがないとできないことです。
世にブームが起きる前に自転車に取り組み、その楽しさを世に伝え、偶然のことを大切にして、マラソンにも挑戦してやりとげる。
難儀なことがあっても、それを楽しみ、また工夫して楽しさを見つける。
それを世に伝える。
その繰り返しの中で、あの外見が出来上がるのだと思います。

そして、そういうこと、YouTubeで発信するとか、誰もがやりそうなこと、あまりやらないというのも好感です。
ほんとは、やって欲しいですけど。

4.最近では、「日日是好日」の主人公のお父さん役が素晴らしかった。

助演が多いように見える鶴見さんですが、私が最近見た映画の中では、この映画のお父さん役が素晴らしかったです。

ご自身が言っているように、目立つわけではなく、自然に、でもつなぎとして大事な役を丁寧に演じる。すごい俳優だと思いました。

映画の中で、娘と電話で話すシーンあります。
たわいもない会話なんですが、映画の中ではすごく大切なシーンになります。

話し方、間の取り方、すばらしいです。
そして、かっこいい。
こうなりたい、そう思います。

こちらは、鶴見さんのツイート。


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