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【秋田の神社めぐり9】男鹿市 神明社、渡部神社

久しぶりの神社めぐりです。
めぐりと言うよりも、行き先の途中にあったので、ちょいと寄ってみたという感じです。

1.男鹿市払戸 「村社 神明社」

神明社というのも、男鹿市だけでもいくつかあります。船川、脇本、払戸をすぐに確認できたということは、他の地域にもあるのでしょう。

そして、この神社で見つけました。「力士像」。

恩師からいただいた力士像リストに、この神社がありましたら、わかっていたのですが、見つけるとうれしいものです。

「おーー、ここにいたか」と声をかけてあげたくなります。

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この本殿、少しデリケートになっているようで、ガラス戸で囲われていました。

よく見れば、もう何体かありそうなのですが、確認はできませんでした。


2.渡部神社

そして、こちらも払戸という地区にある渡部神社。

このあたりは、渡部という地域名もあります。

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境内をくぐる、2百メートルくらい進むと、道路が見えてきます。

そして、右側にある小屋の中には、赤鬼のような、閻魔さまのような、ちょっとユニークな石造が祀られていました。

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『文政年間渡部惣治・渡部斧松の両名羽後国南秋田郡払戸村曠野、旧領主の許可を得開墾の際、水源に日夜苦労を重ね尽力致候処、同郡鮪川村地処字瀧の頭と申箇所に、無類の泉水有之に付、其下に溜池を新築し水源となし、既に数百石の開墾成功。同村旧字鳥居根と申処へ戸数百六戸開基せり。今の字渡部之れなり。其節瀧の頭に今木神社あり。昔を尋ねるに、同郡鮪村同村の祭神たる故右村と強和を盡し、此神社を深く尊拝するに前顯開田全く成功したり。之れ偏に神徳に因るなりとて、同村字渡部に今木神社を創立したり即ち之れなり』

この地を開墾したときからの神様なのでしょうか。水源、ため池などの言葉がでてきてますが、このあたりは水も豊富で、男鹿半島の中では比較的平地が広い農作業に適した地域、開墾しやすい地域だったのかもしれません。

この初冬の寒風吹きすさぶ季節。

男鹿半島を散策する観光客も地元の人もほとんど見かけません。

誰もいない、小田舎の街神社を参拝していると、風の音、神社の建物の音がよく聞こえます。

厳か、という感覚とは違うかもしれませんが、静かだけども神からの音を感じている間、なにか、気持ちが落ち着く。

そういう時間は、とても贅沢だと思いました。

ちょっとした行動、「ちょっと寄ってみようか」という感覚。めんどくさがらなければ、何か得するんだな、ということに気づいた時間でした。

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