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図書館って心地よい。知的好奇心だけではなく、アートなど芸術に触れる時間を快適に過ごせます。
もっと、図書館を利用するべきだったと思います。久しぶりに市立図書館に出向いたところ、改めて書物との時間を過ごす貴重さに気づきました。
それに、読む「図書」だけではなく、流行雑誌、各地域の新聞、など幅広く情報収集ができます。
それが、これから紹介する快適で落ち着いた環境で、しかも無料で利用できるのですから。
この記事では、秋田市は明徳館という図書館についてと、自分なりに思う図書館普及の課題について書いていきます。
1.近代的で心休まる空間がある~秋田市立図書館「明徳館」~
秋田市中心、公園のほとりにその図書館はあります。
付近は、ほかに美術館、最近は文化会館が新築されていて、今春からは更に魅力が増す地域です。
図書館内部も、こんな雰囲気。まずまず、静かな空間。落ち着いた照明も心地よいです。
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私は、幼少から秋田市に住んでいまして、ちょうど中学、高校の頃、この図書館が完成しました。
受験勉強をする環境としてエアコン完備のこの施設には本当にお世話になりました。
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久保田藩の藩校「明徳館」に因む名称を持つ図書館である。1981年(昭和56年)7月まで当地に秋田市立明徳小学校[注釈 3]があり、移転後の跡地に開館した。なお、「秋田市立中央図書館明徳館」までが条例上の正式な名称である。分館として河辺分館(愛称「せせらぎライブラリー」)、明徳館文庫(フォンテ文庫)および移動図書館「イソップ号」が当館に附属する。かつては秋田市立土崎図書館、秋田市立新屋図書館の両館も当館の分館という扱いだったが、それぞれ1991年(平成3年)、1998年(平成10年)に現在の建物が完成し移転した際、組織上独立している[3]。2012年(平成24年)度統計[1]によると、蔵書数は288,877冊、年間貸出数は383,551点となっており、市内の図書館の中で最も大きな規模であるが、貸出数は2003年(平成15年)をピークとして年々減少が続いており、長期的な利用の落ち込みが見られる。また、2011年(平成23年)から2012年にかけて蔵書数を大きく減らしている。秋田市立図書館全体の特徴的な取り組みとして、郷土資料の積極的な収集が挙げられ、中央図書館明徳館では那波家(なばけ)文書、長瀬家文書、蓮沼家文書等の近世の古文書を所蔵しており、一部はマイクロフィルム化されるなどして閲覧が可能である。
2.建築物としても評価が高いようです。
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3.中高年の図書館の活用の仕方
自分を中高年とは呼びたくないですが、図書館にくると高齢者の利用が多いことがわかります。逆に言うと若い人の利用が少ない。
そこを問題点ととらえることもできますが、我々ビジネスパーソン(年齢上の)としては、もっと図書館を利用する価値があると思うのです。
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なんといっても、静かです。JAZZがかかるスタバなどのカフェとは全く違う空気です。
我々世代が、外出して読書や作業に使うのは、スタバなどのカフェ。安くすませたいならマックという選択肢もあります。
複数客が多い店舗ですから、それなりに話声やBGMがあります。
それにも慣れているというのが現実です。しかし・・・・
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この空間で、読書、考察、執筆などの作業を「ひとりで」やっていると、快適さに気づき、驚くはずです。なぜ、これまで利用しなかったのだろう、と。
4.ビジネスパーソン(仕事している人)が利用しずらい図書館の課題
①駐車場が狭い(すぐ満車になる)
②開館時間が短い(午後5時閉館では、平日は無理)
③読書習慣のある人が利用する施設だという思い込み
④そして、意外と面白いものが少ない図書館の本
⑤14日間で数冊を読む自信がないから借りる人が少ない
こんなところで、利用するのは、年金受給者など時間のある高齢者、子供連れで来れる専業主婦のお母さん、そして勉強スペースが欲しい学生、となるのでしょう、というのが私の推察です。
5.今、気づいた「図書館の別の魅力」
一般の書棚から、別のフロアへ。
そこは、統計資料や貴重な歴史資料などが保管されている資料室。
完全別室になっていて、入室にはカバン等の持ち込みが禁止されています。もちろん、そこの蔵書の貸し出しはできません。
裁判の判例集、学者の論文集などが、時系列に並ぶその一角に。
大型の美術書、写真集、画集がずらっと並ぶコーナーがありました。
いわゆる画報と言われるもの、ルーブルなど著名な美術館の展示一覧など。
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これらが、市立図書館にはあるのです。
これはすごい魅力です。
コロナで旅行にも行けず、著名な美術展示は大体が首都圏の美術館でやすやすとはいけない、秋田のような地方の人にとって、これは魅力ではないでしょうか。
iPadを使って、各地の美術館のツアーを楽しむことも、最近しています。
でも、美術全量を見るのはなかなか困難です。
決して、本物の鑑賞とはいきませんが、本物とサイズもかなり違うのですが、しっかりと解説の付いた美術を、ここで鑑賞できるってすばらしいです。
誰もいません、静寂です。
無料です。
こんな環境、なかなかありません。
知的好奇心、リカレントなどという言葉がよく聞かれるようになりました。
そして「孤独」の大切さも。
いい「孤独」が味わえます。孤独だからこそ、著者や作家との会話ができる場所、それが図書館なんだと思います。
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