6月6日は「カエルの日」
「げこげこ、げげこげこげーこげこ」
「うん、なるほど。元は人間だったけど、悪い魔女の魔法で、カエルになってしまったと」
「げこ」
「それで、僕に協力してほしいってこと?」
「げこげこ、げこーげこげげこげこ、げーこげこ」
「そりゃあ、協力してあげたいけどさ、僕は具体的に何をすればいいの?」
「げーげーこ、げこげげこげーこげこっ」
「え? カエルの君よりも優しかったらいいってどうゆうこと?」
「げこげこーげこっ! げこげこーげーげこ」
「つまりカエルの君の話を最後まで聞ければいいってこと……」
「そうだげこ。ありがとうげこ、これでやっとまた人間として暮らせる。君は優しい人間だ。最後までカエルの話を聞いてくれるなんて」
「それはどうゆうげこ、あれ? げこ」
「げこげこげこーーー」
「ママー、あのカエルしゃべってる! 僕は人間なんだーだって、変なの」
「はいはい、雨の日はカエルがたくさんいるわね。早くお家に帰りましょう」
6月6日は「カエルの日」
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