見出し画像

廃校レストラン「おんせぇよぉ〜」で懐かしい気持ちになる / 岐阜県・山県市


廃校を利用した農家レストランがある。

岐阜県山県市、北山地区の「舟伏せの里 おんせぇよぉ〜」というお店は、旧美山町(私の実家のあるところ)の山奥の方、すれ違うのもギリギリな細い山道をすり抜けて、木々のトンネルを越え、ふっ・・・と現れる廃校の1F にある。

本当にこんなところで食事ができるのだろうか?と一瞬びっくりするような場所だ。


画像1

(夜見たらちょっと怖い気がする・・・)


田舎の小さな学校だったここは、グラウンドも小さい。

そこに車を停めると、学校に入って行くようにエントランスからはロビーが広がる。


給食室を思い出させるような、広間が「おんせぇよぉ〜」のコーナーだ。


画像2


私の通った小学校もこんな風に給食室があり、こんな風に椅子をひっかけられるようにしてあって、掃除をしやすくされてたなあ・・・と、一気に思い出が蘇った。

普段考えたこともなかったけど、景色を見ることで急に思い出すことがあるね。

扉と天井の間が結構空いてるトイレだったよね、とか、外の蛇口の並んだところで部活の後に水飲むよね、とか。


画像3

親戚の家に来たような雰囲気。

いいなあ。。。和む。


画像4


今日は夫と私の妹の3人で伺った。

ベトナムから帰国していた妹も、別の市に住んでいる私も、この地元にあるお店には初めて訪れた。

面白いところがあるなあ。。。


風が吹き抜けて、エアコンなしでも涼しい日。


画像5


舟伏せの里 特製ランチ 1300円

ミニデザートと食後のドリンクもついて、美味しいしお腹いっぱい。

季節の野菜をふんだんに使ったお料理は体に優しい〜感じがする。

こういうの大好き。


天ぷらは、ユキノシタやツルムラサキなどの地もとの山菜もあってテンションあがる。(山菜好き)


画像6


みそ煮ランチは、自分で自家製のお味噌をときながら、野菜やお肉を入れて作りながら食べる。

面白い。野菜はもちろん地元で採れたもの。

他にも手打ちそばの定食なども。


おばあちゃんたちが作るお料理はほっとするような味わい。

結構長居してしまった。

手作り味噌を買って、帰路へ。


学校の思い出は、具体的には結構忘れている。

それなりに楽しかったとは思うし、いじめられていたとか学級崩壊とかもなかったけど、みんなと同じことを絶対にやらないといけないのが辛くて(給食が食べきれないとか修学旅行や運動会が嫌いとか)、少なからず我慢していることがあった。

大人になって「本当に自由って素晴らしい!」と思うのは、そういった抑圧された時代があったからより色濃く感じるのかもしれない。

グラウンドの草や、閉まった教室のカーテンを見ながら、もう戻ることは絶対にないけれど、このタイムスリップしたような気分に浸るのは悪くないな・・・と思った。

不思議な時間を過ごせる。


今日は雨が降り出してしまったのでそのまま帰ったけど、近くには美しい川があり、夏の間は青く深く澄んだ川べりでゆっくり過ごすのがおすすめ。

少し行くと円原の伏流水など「飲める水」が汲める場所もあるし、ベトナムコーヒーのカフェもあるので、1日ゆっくりと過ごすのもいいと思う。


岐阜の人、それ以外の人もぜひ、小旅行気分で来てね。

山県市(旧美山町)本当に良いとこ。


----------

農家レストラン「舟伏せの里 おんせぇよぉ〜」

営業時間 金・土・日:11:00 - 15:00 (LO14:30)
※定休日:月~木 お盆 年末年始(12月~2月末まで)
​住所 岐阜県山県市神崎100 (北山交流センター内)



自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!