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長月閉店に向けての、これからの2ヶ月


長月の、閉店に向けての2ヶ月が始まる。

終わりの始まり、みたいに言うと悲壮感があるけれど、私はこの2ヶ月を「伝えていく」2ヶ月にしたい。


自分自身楽しいこと、好きなことをする。→お客様や周りの人が楽しむ。その連鎖。今までお店でやってきたことはこれだ。


楽しませよう!というよりも、本当に自分はこれが欲しいのか、これが好きなのか、これが楽しいのかを考えて、それを全力で垂れ流すこと。好きな商品、好きな企画、一生懸命考えてそれを(ある程度お客様のことを考えつつも)自分主体で出す。それが結果的に、周りの人たちが楽しめることにつながると知った。そういうエンターテインメントを作ってきたつもりだ。


お店での販売も、接客も、イベントも、ライブ配信やラジオの配信も、全部、自分の楽しみでもあり、みんなの楽しみであった。その関係性はとても嬉しいし、やりがいもあった。


でもこれからは少しだけ、新しい活動を混ぜ込んでいこうと思う。それは「お店」という場ではやれなかった、でもより自分らしい活動。今、一番気になることをお店と並行してやっていくことで、なだらかに周りの皆さんが、新しい活動にシフトしていってもらえないかな・・・と思っている。


この2ヶ月、このnoteやSNSの発信などのオンラインでの「垂れ流し」と、長月以外の場所を使って(KAKAMIGAHARA STANDとか)リアルに交流や体験できるオフラインでの活動を、同時に行う。

お店ではやりづらかったこと、発信しづらかったことを、別の方法で、別の場所で、やっていく。例えば、マニアックな活動に焦点を当てたトークイベントや企画。物販ではなく「知的好奇心」を満たせるようなありとあらゆる興味に関する自由な発信。「知ること、考えること」をベースにした思想の提案。など。

今までお店を好きだった人たちが、そのまま新しい活動に興味を持ってもらえるとは思わない。でも、少しでも引っかかってくれる人がいたら、、、お店がなくなっても楽しみがこれからも続くよね。


お店を10年間成り立たせてくれて私を生かしてくれたのは、お客様、そして家族やスタッフ、お取引先、関わった皆さん全て。本当に長く、濃く、長月に付き合ってくださった方がたくさんいる。

お店をスパッと辞めるだけじゃなく、その先に続く何かを示していきたい。うまく行かないかもだけど、お金にならないかもだけど、誰も興味がないかもだけど、やってみたい。これは責任でもある。


とはいえ、私は空気のようになりたいといつも思っているので、「私」のことなんて気にしなくていい。「私」が起こした風で心地よく過ごしたり、楽しく遊んだり、、、私自身ではなくその現象、その空気そのものを大切にしたい。

知らないうちに他の誰かがその活動を真似たりとか、同じように何かをやり始める人が出るのが一番嬉しい。それは今やっているかかみがはら暮らし委員会の活動の指針(私の個人的な)に通じる。そこをもう少し、先へ進める。


やりっぱなしにしない。

繋げていく。


自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!