産婦人科の_理学療法士って__2_

【産婦人科のリハビリ日記】#8. 一般の方の腰の定義はやたら広い

産婦人科でリハビリをしている理学療法士が、
妊産婦さんとの関わりの中で思うことを綴っている

\産婦人科のリハビリ日記/

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腰が痛いって来られる方の
「腰」の定義はやたら広い。
「胸腰椎移行部辺り」〜「殿部」まで
一般の方からしたら「腰」。

いや、その言い方を否定しているのではなくて
セラピスト側がその認識が甘いと
評価する前に勘違いするので
要注意だねって話です。


だから「腰が痛い」=「骨盤ベルト」
なんて言うのは
完全に言葉の定義を結構無視した図式ですよね...

腰背部の痛みにも骨盤ベルトをしようとするし
坐骨神経痛にも骨盤ベルトをしようとするから

つけてみたけど意味なくて
結局みんなが混乱すると言う...


Twitterとかで妊産婦さんが
「腰が痛いから骨盤ベルトいいのないですか?」
って質問しあってるのをよく見かける。

でも結局は
「どの商品が良さそうですか?」って話になってる。
いや...そう言う問題じゃないかもしれない
って横槍入れたくなりますが...

140字の世界でそれは説明難しいし
個人差のあることでもあるので
やらないですけども。

だからね、結局ここでの問題点を整理すると...

■腰の定義が人それぞれ
■産前産後の方に正しくベルトのこと伝えられる人が少ない

って言うことなんだと思う。


私たちにできることは
世の中の人たちにこうやって発信を続けること
なんだろうな〜って思います。

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