産婦人科の_理学療法士って

【産婦人科のリハビリ日記】#14. 痛みがあると何もできなくて...

産婦人科クリニックって
スタジオも併設しているところも多く、
医師からの運動の許可が出ていれば
いろんなコンテンツに参加できたりしますよね。


妊婦さんの場合、
医学的側面から見た妊娠経過そのものは良好でも
中には骨盤痛などで
歩くことも辛いという方もいらっしゃるのは現実。


これらはマイナートラブルという
言葉で一括りにされることが多いです。


■骨盤痛のある妊婦さん

骨盤痛によって実際の生活の中では
ちょっと不自由するという方は
結構たくさんいらっしゃいます。

ADL障害というほどの方は
外来ではほとんどないのですが

●洗い物が大変
●靴を履くためにかがむのが大変
●立ったり座ったりが大変
●起き上がるのが大変
●歩けない時がある

できないわけじゃないけど大変
という方は実際多いかと思います。


特に歩けないほどの痛みの方だと、
妊娠経過など医学的に問題なくても
エクササイズプログラムに
参加しようとはならないんですよね。

私も実際そうでした。
(産後ですが当時の話はこちらに↓↓)


■妊娠中の運動について

●エクササイズガイドライン
https://www.nsca-japan.or.jp/journal/19_5_42-45all.pdf
●産科ガイドライン(115ページ〜)http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2017.pdf

上記のように
妊娠中の運動の効果は
言われているけど、

医師からの運動制限は無し

本人も運動したい

でも痛みがある

できない

の構図の妊婦さんは
実際に何人か見えました。


理学療法士が接する時間って長いから
関わっているうちに少しずつ



本当は運動した方がいいこともわかってるし
色々参加したい気持ちはあるんですけど
腰痛くてウォーキングすらできなかったんです...

とお話してくださったりします。


実はこういう方って
たくさんみえるのかな?


医学的に問題ないのであれば
今ある不調に対して
できる対応を私がすることで
既存のプログラムに参加可能になるし、

妊娠中の健康管理の歯車の一つとして
理学療法が役に立ててるのかなというのを
最近感じられるようになりました。

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