物件選びはデートと同じ!内見時に見逃せないチェックリスト
こんにちは。不動産屋のえのかなです。
前回のnote「理想の相手を見つけるために」では、出会いの前段階での準備についてお話ししました。今回は、実際に内見する際にどんな点に気をつけるべきか、つまりデート(内見)で何をチェックすればいいのかについてお話ししたいと思います。
デート(内見)前の準備は必要?
事前準備として、引っ越し後も使いたいと思っている大型家具のサイズを測っておくことをお勧めします。例えば、ソファ、ダイニングテーブル、ベッド、テレビボード、家電製品(リビングのテレビ、洗濯機、冷蔵庫)などです。
これらのサイズが分かっていると、内見中に新居での配置をイメージしやすくなり、再度内見する必要がなくなります。
デート(内見)中のチェックポイント
それでは、実際に内見に行った際にチェックすべきポイントをご紹介します。
以下は、私たちイーエムラボが実際に使用しているチェックリストの一部です。プロ向けの内容なので細かい部分もありますが、修繕が必要かどうか、汚れや劣化がないかなどを中心にチェックしてみてください。
戸建の場合
特に戸建では、メンテナンスにかかる費用として外壁や屋根、基礎部分の修繕が重要です。
中古戸建を購入後に外壁や屋根の修繕を行った場合、外壁と屋根で約350万円、外壁の塗り直しで約150万円(30坪前後の物件)かかったケースもあります。外壁材や屋根の種類によって価格は変わるものの、100万円単位の費用がかかることがあるため、売主さんにこれまで外壁や屋根の手入れを行ったかどうかを事前に確認することをオススメします。
室内でのチェックポイント
室内でしか確認できないのが、空間の広さです。特に築古マンションでは、天井が高くても梁が出ていたり、間口が狭かったりと、図面では分からない問題が出てくることがあります。
パッと入った時の印象や実際に天井高を測ってみるとより納得感が増すかもしれません。
建築基準法では居室の天井高は2.1m以上と定められていますが、通常は2.4m前後が一般的です。2.7mほどあると開放感を感じる高さです。
まれに「天井が高いと冷暖房が効きづらいのでは?」と心配される方もいますが、2.3mと2.4mの差で大きな違いは感じないと思います。むしろ吹き抜けのリビングなどの方が、冷暖房の効きに関しては懸念材料になるかもしれません。
大事なことは、こだわりたいポイントがしっかりとお部屋に反映されているかどうかです。もし一部リフォームで解決できるのであれば、リフォームを行うのも一つの方法です。多くの方は、水回りをリフォームしたり、棚を取り外したりするケースが多いです。
恋愛においても完璧な人は存在しません。むしろ、完璧すぎると逆に惹かれないかもしれませんし…
「この人のこの一面も愛おしい」と思える相手と一緒になるのが最高ですよね。私自身、常に「ありがとう」と感謝の気持ちを持っている人と一緒にいるのが心地よく感じます。
そして、ここに住みたい!絶対ほしい!と思える物件に出会うまで、デート(内見)を繰り返してみてくださいね。