見出し画像

プレゼントに悩む男

8月24日の分

日記を書いている時系列がおかしいかもしれません。
お気になさらず。

昔から他人にプレゼントをあげるのが元来苦手な人間だった。
おそらく、他人が何をされて喜ぶ
というメカニズム(またこんな書き方している)
に弱いのでしょう。

高校生の時に男子学生に

「誕生日プレゼントをくれ」

と言われ、悩みに悩んだ挙句、
スーパーで買ったプレゼントが自然写真の壁掛けカレンダーで
それを突き返されたのは切ない思い出である。
※言い訳をすると、癒されるものと考えた結果だった。

そんな日。

同い年の友人から誕生日があった。
むむむ。悩む。

とりあえずわからんから阪神百貨店へと向かった。
受付の人に聞く。

「30代の女性に誕生日プレゼントとか何がいいでしょうか?」

一回、「いや、そこはネットで調べるとか!」
というツッコミはお控え下さい。

受付の人は、ヘンテコな質問に対して、丁寧に答えてくれた。
要約すると、秋が近いので肌荒れが気になる季節。
ハンドクリームで有名なロクシタンはいかがですか?

という回答だった。

「へぇー!」

無駄に好奇心はあるので、
自分の知らない知識が入ってくるのはなんとなく面白い。

颯爽とろくにも知らんロクシタン(韻)の
売り場に向かう。
でっかりリュックサックのおっさんinキラキラしたロクシタン売り場
なんやこれ。

色々と話を聞いて、
2つばかしの商品をセットにして買う。

さて、どうなる事やら。
と思っていたが杞憂に終わった。

どうやらロクシタンは有名なブランドやった様で、
そこそこ喜んでいただいた。
『高いので自分では変えんが、プレゼントでもらったら嬉しい』
的なものということが判明した。
そして、他の女性に「ロクシタンって有名なん?」
と聞いたら、有名だという事を教えたもらた。

さて、この後どうなるか、
プレゼントってとりあえずロクシタンでええんか?

と思ってはいないですよ(汗)

そこから、たまたま誕生日の人が続いたんで
3人ほどプレゼントしたのだが。
ん?これはどうなんだ?とようやく気づき始める。

ロクシタンという単語すら怖くなってくる。

一体何者なんだロクシタン。

フランスの化粧品だっけ?そこも定かロクシタンではないし
考え事ロクシタンしすぎて、喫茶店ロクシタンでも
コーヒーロクシタンを飲みロクシタンして、
天気ロクシタンは、曇りロクシタンで虚目ロクシタンな
木曜日ロクシタンががが。

などと考えていた。

京都の下鴨神社で、日本酒と甘酒を買う。

その日、去年のクラスメイトの家に泊まらせてもらう。
その時に引越しお祝いとして日本酒をあげる。

体感としていいタイミングで渡すことができた。

ロクシタンの呪縛が終わった様な気がした。

家に帰り、試供品でもらったロクシタンを使って、
さよならロクシタンしておこう。

多分、私はプレゼント選びが苦手です。

PS誕生日プレゼント絶対渡す!
と言って1年以上渡してない人が2人いるのだが。
何にしたものか笑

追記

この後一年以上渡していない二人には
無事渡すことはできました。

よかったよかった。


いいなと思ったら応援しよう!

カナイ企画の徒然。
よろしゅうお願いします。