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【第1回】出世する企業人のための正しい努力10選

今回から、「出世」と「努力」ということに焦点を当てて、まとめていきます。

出世したいと思っていますか。

出世したい、管理職になりたいという人が少なくなっているという話を聞きます。
自分は、そんなデータはどこから取ってきたのか?と思っています。
なぜなら、企業人となって20代から30代前半の頃に、会社の福利厚生や働きやすさ、休みやすさ、仕事の楽さばかりを考えて仕事をしている人ばかりなのか?と疑問に思う事があるからです。

苦労して何年も勉強し、身体も鍛え、両親も学費を出して高校や大学を卒業させておきながら、いざ社会人となったら、自分の能力がどこまで発揮できるか試しもせずに、自らの快適な環境のみを追い求めている人ばかりだとはどうしても思えないのです。


もちろん一定数いるかもしれませんが、その方達は私の記事はおそらく読まないと思います。

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説は有名な話ですが、上から2番目の「承認の欲求」止まりで、苦労せずに生きたいと若い人達は考えていると思いたいのは、実は壮年期の40代〜50代の企業人だからではないでしょうか。

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通常の仕事に加え、パソコン黎明期から仕事の仕方自体や働く事の意義、待遇面もアップデートを余儀なくされ苦労を重ねてきた40代以降の世代が、若い人達は未熟だと勝手に解釈していて(思い込みたくて)、その延長線上に、管理職や責任ある立場に自分の身を置きたがらないと結論づけているのではないでしょうか。

とはいえ、出世欲ばかりの野心家だらけでは、会社という組織を回しては行けないし、かといって皆んなが皆んな福利厚生と働きやすさだけを追求していては、ぶら下がりの従業員ばかりが増えるだけですね。

せっかく会社人間として、自分の貴重な人生を一択に絞って仕事をしているのだから、今回は努力が正しく身を結び、その結果として「出世」につながるための正しい「努力」方法を一緒に考えていきたいと思います。

第一回目:労働時間

下の表をご覧ください。

企業の労働時間は、「働き方改革」の成果もあったためか、総実労働時間は年々減ってきています。

非正規従業員が増えたという分析もありますが、企業に勤めている方は各々10年前とは違っていると感じている方が多いのではないでしょうか。

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参考資料:経団連2020年労働時間等実態調査の集計結果

多くの社員は朝はギリギリにきて、夕方は就業時間終了後すぐに帰って行くのです。また、休みも10年前とは比較にならないくらい、取りやすくなったと言えるでしょう。

残業しないことがもちろん大事ですし、必要以上に仕事をせず最適化を図っていくことは重要です。仕事のし過ぎは健康にも影響を及ぼすことになります。

しかし、若手のうちに、朝早く出勤して、上司や同僚の机を拭いたり、ブラインドを開けたりして、職場環境を整えながら他の人の出勤を待つという事をやる人も少なくなりました。確かに労働時間だけ働けば給料になりますし、誰にも文句を言われる筋合いもありません。自分の体を休めて、趣味や遊びに時間を注げます。寝る時間も8時間は寝れるでしょう。

とすれば、これは差別化できるチャンスだとも取れないでしょうか。

まだまだ、労働時間が長い人を「頑張っているな」と感じる上司も多いです。これは、上司が遅くまで残るタイプほどそうです。

上司に好かれる、引っ張られる言葉

上司は、一言「何か自分にできることはありますか。」「お手伝いできることはありますか。」という言葉を一番待っています。
これが、言えるかどうかで、企業人としての将来は大きく変わってきます。(むしろ、この言葉だけ言えれば、かなりその他大勢から抜きん出れるかもしれません。)

ナポレオン・ヒル博士の「思考は現実化する」の一説を引用します。

世の中には立派に成功している人がいる一方、同等の能力を持ちながら成功しない人が多くいる。
私はその理由について、半世紀以上にもわたって研究を重ねてきた。
そしてわかったことは、報酬以上の仕事をしてきた人は報酬以下の仕事しかしていない人よりも高い地位につき、高い報酬を得ているという事実であった。
極めて単純な結論だったのである。

報酬以上の仕事を仕上げるためには、経験が少なければ少ないほどその結果を出すことが難しいケースがあります。
なぜならば、失敗も実例も知らず、状況に応じた最適解を導き出すことは量をこなす必要がどうしても出てくるからです。

まとめ

もし出世したいという道を考えるならば、今、他者よりも多く働いて、一気に経験を積んでしまい、そして上司や同僚を率先して助けるという事が遠回りのようでいて、一番自分の希望を叶える近道だと考えます。

もし、会社が残業するなと言われているなら、朝一番に職場に来てみましょう。週に1回でもいいのです。
そこから見える風景があなたの人生を変えてくれるはずです。
なぜなら、あなたの上司の誰もが、誰もいないオフィスで、色々考えてきたのですから。


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