私の好きな自己表現

ここ数年、自分が好きな自己表現は何だろうかと、探しています。

それまで自己表現について考えたこともなかったんです。私が思いつく自己表現って、歌を歌うとか、絵を描くとか、ダンスとか文章とか、そんな感じの、なんか「ちゃんとした」もので、私は別に上手じゃないし。さらに、「好きな」自己表現を考え始めると、「好きなら三日坊主で終わらないはずだ」とか「人よりも知識があって初めて好きといえるのだ…!」とかそんな風に好きを証明する正しい基準とやらを勝手に探し当てはめて、「自分の好きなこともわからない…だめな奴だ…」となってしまいがちでした。

そんな頭が硬い不器用な私は、まっきーの「どんなときも。」が好きで、本当にしみる、泣ける。「どんな時もどんな時も僕が僕らしくあるために「好きなものは好き!」といえる気持ち抱きしめてたい」って、今書いていても素敵すぎて涙出てきてしまう。「好きなものは好き」と思っていいんだな、感じていいんだなって、素直になれて、知らぬ間に抑圧していた感情がふわりとなるのですね。

槇原さんが言うように、自分が好きだと思うことを好きと素直に感じること。それを言う、つまり表現すること。そんな気持ちを抱きしめること。これらをすることが、私が私らしくいるためにとっても大事で、私が私らしくいることは幸せに繋がるのだと。その通りだなぁとしみじみ感じます。念のため「どんなときも。」の歌詞を調べてみたら、「好きなものは好きといえる気持ち…」ではなくて、「好きなものは好き!といえる気持ち…」で、「!」が付くんですね。この!には、好きなものは好きなんだ!と自信に満ち溢れて好きを表現をしているようにも感じますし、一方で、自分の好きなことを人に言うのが怖い、表現するのが本当は怖い、怖いけど、自分を認めて受け入れるんだ、表現するんだ…僕は…これが好きだ!と、表に出すことに一歩踏み出したようにも感じます。

自信満々でも、恐る恐るでも、自分の好きという感情を大事にすることが、大事。日本語おかしいけど、感情と感覚を感じることは人生豊かにするために必須だと最近強く思います。

「自己表現って何よ」、「好きな自己表現なんてなんだそれ」状態だった私ですが、この数年、人生で初めて自分としっかり向き合い、少しずつ掴めてきたような、掴もうと必死になると全然わからなくなったり、掴めたと思ったらすり抜けていくような、でも触れた感触はある、そんな感じです。

自分の「好き」な「自己表現」なんて大したことない、とか思わずに、今ばぁぁっと書くとね、

・感情を言葉にしてノートに書くなり口に出す(言葉にするまではしんどいこともあるけど、言葉にできるとスゥっと軽くなるから好き)

・絵を上手に描こうとせずに線でもなんでも出てくるのに任せて描く

・時々ド派手なアクセサリーを付ける

・部屋の中でもいいから着たい服を着てみる(時々ものすんごい爆イケの服が着たくなる。)

・笑い方下品って言われながらもゲラゲラ笑う

・本当の気分と逆の気分でいるかのように振舞わないようにする(意外と難しい)

・自分のため、良い関係を築くため、思っている本当のことを伝える(私的最難関)

・よくわかんなくても感情が溢れてきたら、泣く

・映画とか絵とか何でも、作品の感想を共有する

・今日あったことを誰かに話す

・汗をかく(表現を「表に出すこと」だとするなら、これもそうだよね)

・大事な人に愛情を伝える(ペットの犬には1日で数えきれないくらいキスしてて複雑な表情をされるけど、やる。笑)

・ダンスとは言えない動きだが踊り狂う

・ため息を思いっきりつく

・適度に体動かす

・好きな空間を作る(綺麗じゃなくても整頓されてなくてもいい。自分が「うん、いい感じ」ってちょっとでも思える空間)

・寝る(もはや自己表現なのかわからなくなってきたが、寝ることがとにかく好き。私は眠い疲れている誰とも話さず眠りたいということを表現、体現しているということにしよう。)

こんなところでござんしょか。とっても普通な自己表現かもしれないし、とってもおかしな自己表現かもしれないけど。

表現って、自分を理解しようとしたり、癒すためのプロセスそのものだと思う。表現の目的は人それぞれ、時と場合にもよる。私が大事にしたいのは、自分自身とのコミュニケーションとしての自己表現や、自分を解放するための表現。自分をヒョイと世界に投げて表現することは勇気がいることもある。苦しみを伴うことも、もしかしたらあるかもしれない。でも、ヒョイと世界に投げて、楽になったり、自分の内側にある喜びに気が付くことができるのかもしれない。

こんなの表現といえるのか…とか思わずに、好きなものは好き!と感じてあげながら、自分の好きな自己表現を探してみてくださいね。


読んでくれてありがとう!

かな



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