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目標達成のプロセスは脳科学により明らかにされ始めています。
「ホメオスタシス」「RAS機能」「報酬系」などの脳の機能を利用すると、効果的な目標達成をすることができます。
今回はできるだけ簡単にまとめてみました、、、??
でも難しいよねーっ

1. ホメオスタシスって何?


ホメオスタシスとは人の体を安定的に保つ機能のこと。

例えば、体温が上がると、ホメオスタシスは脳に働きかけ発汗や血管の拡張などの反応を通じて体温を下げるよう調節します。

逆に、体温が下がると体毛が逆立つなどして体温を上げるよう調整されます。これによって、体温が一定の範囲内に保たれ体の機能が適切に維持されます。

ホメオスタシスは身体だけではなく、認知機能にも同じように働きかけます。

人が安心感を持ち、自分を受け入れることができる範囲を「安全領域」と言います。安全領域を抜けて新しい挑戦をしていくことで人は成長していくことができます。

しかし、ホメオスタシスによる安定状態へのこだわりにより、柔軟性や創造性を欠く方向に働いてしまうこともあります。

目標設定では、安全領域の外の目標を設定することが大切になります。

2. RAS機能の利用



RAS機能とは、人が重要と感じている情報に特に焦点を当てて認知している機能です。

例えば、欲しいと思っている車をイメージしてみてください。
街を歩いていると、その好きな車が走っています。その瞬間、RASが活性化され、あなたが特に興味を持っている「好きな車」に注意を向けることになります。

あなたの好みや関心事によりフィルタリングされ、取り入れる外部の情報を選ぶのがRAS機能です。
なので、目標達成にRAS機能を活かしていくには、あなたが重要と感じていることが何なのか、精度の高い目標の設定が必要になります。

状況が変わっているのに達成しなければならぬと、以前立てた目標にいつまでも依存してしまうと、過剰な刺激によるストレスや過労を引き起こす可能性があるので、目標は定期的に見直す必要があります。



3. 報酬系のモチベーション



報酬系とは、欲しいものや結果に向かって行動するように、私たちを駆り立てる脳のシステムのことです。

快感や満足感を感じる目標に向かって行動し、目標を達成した時に喜びを感じることで報酬系が活性化され、次へと進んでいくモチベーションになります。

しかし、短期的な報酬に焦点を当てすぎることで、本当の幸せから離れた方向に進んでいく場合もあります。

例えば、サラリーマンが仕事での成績を上げようと努力する中で長時間働き、ストレスを感じながらも成功して昇進し一時的な快感を感じたとします。この快楽の方向に報酬系が活発化されて働き続けた結果、家族との時間やコミュニケーションが疎かになったり、趣味など自分の時間が取れなくなっていったり、いつまでも同じ報酬に向かって無理を繰り返し疲れ果ててしまったりします。

定期的に長期的な視点で本当の幸せや充実感に焦点をあて、短期的にも報酬を感じられるように行動を見直す必要があります。


4.まとめ


目標達成において、ホメオスタシス、RAS機能、報酬系が相互に連携し、身体的・神経科学的な基盤を作っています。

ホメオスタシスが生体の内外の変動に対応し、RAS機能が意識と注意を調整し、報酬系がモチベーションを高めることで、目標達成がより効果的かつ持続可能なものとなります。

こんな脳科学を活かした目標設定に興味がある方はぜひメッセージ下さいね!

次回はまた失敗談からの成功ノウハウを書こうと思います!

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