ズーカラコラム④

 今週23日、ビクターエンタテイメントのColoful Recordsからメジャーリリースされたズーカラデルの新譜"がらんどう"。
  これは7曲入りのミニアルバムであり、彼らにとっては3枚目となるCDアルバム。
 今回まず注目したいのは、なんと言っても"メジャーリリース"である事ではないだろうか。あまり大きく取り上げられてはいないものの、これは事実上のメジャーデビューである。本人たちがメジャーに強いこだわりをみせていない為、この作品をきっかけに何かが大きく変わることは無いのかもしれない。しかし、メジャーレーベルからのCDリリースともなると世間の注目度も変わってくる。
 発売日前後からのメディア出演が増えた。あっちのラジオにこっちのラジオ。テレビや雑誌にフリーペーパーまで。リモートでの出演となると地方のラジオにも簡単に出演できる時代。ボーカル吉田をはじめ、メンバーのラジオ出演が止まらない。新曲はラジオだけでなくコンビニなどの店内放送でも流れる回数が増えている。これがメジャーということである。本人たちも自分たちの楽曲を様々なところで耳にし、嬉しいことは間違いないだろう。


 アルバムタイトルの意味、MVが公開されている楽曲に対する制作経緯、メジャーになって変わったことなどインタビューの内容はどこも似たり寄ったり。かかる楽曲もMVが先行公開されていた3曲のいずれか。しかし、何度も同じ質問に答える様子を聞いていると、これがメジャーというものであることを実感させられる。これらのインタビュー等について詳しく知りたい場合はこちらのコラムでは無く、どこかの音楽雑誌かフリーペーパーでも読むことをお勧めしたい。


 アルバムが発売され、ふと筆者は先行公開のMVが3曲もあることに驚いた。MVの制作費用は一本あたり何十万もかかると言われている。それを3曲も制作できるとはさすがメジャーである。CDジャケットやレコーディングの音にもこだわった今回のアルバム制作。こだわりに比例するように費用もかけられるようになったのである。
 成長期のバンド(吉田自身の発言)にレコード会社の期待値も高いのだろう。まだまだこれから成長していくことは間違いがなさそうだ。


奏歩


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