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“想い”が伝わるデザインで、幸せの循環をつくる/haruさんのWebデザインに込めた想い

「“想い”の循環って、本当に社会を変えると思っているんです。」

そうキラキラした笑顔で語るharuさんは、“想い”が伝わるデザインを生み出すWebデザイナー。なぜ彼女は、“想い”が伝わることにこだわるのでしょうか?そこには、彼女自身が人の想いに触れ、心を揺さぶられてきた経験がありました。

そのharuさんのストーリーや、デザイン制作に込めた想いをインタビューさせていただきました。

haru | フリーランスWebデザイナー
鹿児島生まれ、大分在住。
子どもたちが中学校、小学校、幼稚園と3つの学校に分かれたのをきっかけに「会社は代わりがいるけれど、妻として母として、代わりのいない場所を大切にしたい」とフリーランスになることを決意。地元の商店主たちの“仕事に対する想い”を知って心揺さぶられた経験から“想い”が伝わるデザイナーを志し、2022年3月26日にWebデザイナーとして開業。
女性起業家向けにホームページ、LP、ロゴなどのWebデザイン全般と、紙媒体のデザインを制作している。



女性起業家さんの“想い”が伝わるデザインを


――haruさんは、どんなサービスを提供されているのでしょうか?

女性起業家さんに向けて、ホームページ、LP(ランディングページ)、ロゴなどのWebデザイン全般と、名刺やショップカード、パッケージ、フライヤーなどの紙媒体のデザイン制作をしています。今は紙媒体のご依頼が多いんですが、今後はこれまで以上に、ホームページとLPの制作に注力していきたいなと思っています。

――ホームページもLPも、全部お任せできるんですね。

はい。起業家さんって、ホームページもあるけれど、新しいサービスをリリースするとLPも制作したりしますよね。ホームページとLPを別々のデザイナーに依頼してしまって、世界観がバラバラになってしまったというお悩みもよく聞きます。

そのようなお悩みを持っている方のために、世界観やカラーなどを一緒に作っていって、ホームページもLPも安心して任せられる専属デザイナーのようになれたら嬉しいです。そうすれば、起業家さんは安心してご自身の仕事に集中できると思うんです。

起業家さんが、「こんなことしたい」「こんなことできないかな」と思ったときに、デザインの力で事業の後押しができるような存在になれたら幸せだなと思います。

――確かに、デザインのお悩みがなくなれば、他の仕事に集中できますよね。他にも、注力しているサービスはありますか?

今、「Webセールススタイリスト®︎」としても活動しています。「Webセールススタイリスト®︎」とは、理論的なコンサルスキルでビジネスサポートができる仲間の集まりです。

ヒアリングの際に「望む未来」を聞くのですが、起業家さんって「ホームページが欲しい」ということが目的ではなく、集客、信頼を得るため、時間の効率化など、必ずと言っていいほどお悩みがあるんですよね。そんなとき、ふわっとした寄り添い・感覚・デザインなどの見た目だけではなく、ブランディングや導線設計など、結果に繋がるサポートが必要だと感じ、学びました。

起業家さんと一緒にビジネスの方向性を共創できるデザイナーでありたいと思っていて、日々学びを深めています。

また、先々やりたいと思っているのは、講師の方向けのサービスですね。とある講師の方から、講座の受講生さんが何かサービスを出したいと思っても、LPの制作でつまずいてなかなか行動できないというお悩みを聞いたんです。そうであれば、私がLPのテンプレートを提供して、世界観やLPの作り方を教えれば、受講生さんも行動が早くなるんじゃないかと思って。それに、変化が早い今、自ら作り出せる力はより重要になっていると感じます。

――なるほど…!それは受講生さんにとってかなり助かるサービスですね。ところで、Webデザインをする際にこだわっているポイントはありますか?

『伝えよう、ではなくて、伝わるようにする』ことに気をつけています。見た方が、安心して引き込まれていくようなイメージです。WebページはWeb上の接客だと思っていて。その方の“想い”が伝わるためには、ホームページに入った時に違和感がないとか、思った通りの世界観だとか、そう自然と感じられることが大切なんですよね。

そのために、クライアントさんとの打ち合わせでは色々な方向から質問をして、いつも出てくる言葉に注目しています。そこにその方の“想い”が現れると思うんです。

――そんなに細かいところまで見ているんですね!

クライアントさんの“想い”を聞くのがとにかく好きなんです。そして、想いを聞けば聞くほどファンになってしまいます(笑)

その方が今まで発信してきたInstagramの投稿とか、ブログやメールマガジンにも目を通します。どんなものが好きなのか、過去にはどんな投稿をしていたのかを知りたくなるんです。

そうやって深くリサーチしたうえで、“想い”が伝わるデザインを作るようにしています。

 

知られなければ、“想い”は無かったものにされてしまう


――お話を聞いていると、“想い”が伝わるWebデザインに非常に重きをおいているのが伝わってきました。

そうなんです!私は“想い”って、エネルギーみたいなものだと思っていて。想いを知ったうえで受けるサービスって、心が揺れたり感動したりして、想いを知らないで受けるのと全然幸福度が違うんですよね。

――そう思うようになったきっかけは何かあるんでしょうか?

きっかけは2つあって。1つは、長女が生まれたばかりの頃に出会った無農薬野菜のカフェでした。

そこは「子どもたちに安心の野菜を食べさせたい」という想いを持ったご夫婦が経営されているカフェで。「子どもたちに美味しくて体にいいものを食べさせたい」という母親たちが集まって、みんなで美味しいお野菜を食べて、もう、とっても幸せな空間だったんですよね。

何も考えなければ、できるだけ安い野菜を選んで食べちゃいますよね。でも「あの人がこんな想いで作ってるんだ」と考えながら食べる、想いごと受け取るって、すごくエネルギーをいただいていて、その体験って忘れられないんだなと思って。

――とっても素敵な体験ですね…!もう1つのきっかけは、どんなことだったんですか?

もう1つは、商工会に勤めていたときでしたね。販売促進として商店街でスタンプラリーを実施したんですが、商工会のFacebookで協賛店の紹介をすることになって。

私がお店を一軒ずつ回って、想い・お店の歴史・おすすめ・こだわりなどを聞いて回ったんです。みなさんとお話しすることが楽しかったし、“想い”を聞いて、すごく感動したんです!

――温かな商店街の雰囲気が目に浮かびますね。

それと同時に、こんなに近くにある商店街なのに、今までその“想い”を知らなかったことがものすごくショックでした。

知られなければ、“想い”は無かったものにされてしまう。でも、“想い”を知っていたら、手にしたその商品が全然違うものに感じられたりする。“想い”が伝われば、売る側も買う側も幸せになると感じたんです。

――haruさんの“想い”が伝わるWebデザインの原点は、そこにあったんですね。

開業の想い


お客様と共創するパートナーに


――haruさんは、Webデザインをどのような方に届けたいですか?

“想い”が伝わるWebデザインにこだわっているので、やっぱり、“想い”を大切にしている女性起業家さんの力になれたら嬉しいです。目指すところが一緒で、同じ熱量で走っていける、共創するパートナーでありたいと思っています。

――共に創っていくスタンスなのですね。

そうですね。私が引っ張っていくというよりは、クライアントさんの良さを引き出して、一緒に作り上げていきたいです。

最近、これから開業したいという方の開業サポートのご相談も増えてきました。デザインだけに留まらず、起業家の方と、挑戦や不安も喜びも共有できることは、本当に心が震えます。Webセールススタイリスト®︎としての知識とWebデザインで、事業やサービスをサポートしていきたいです。

私には『自分を活かして自分を生きる』という理念があって。妻として母として、だけではなく、私自身の経験や体験、それを伝えたいという想いを活かして、一人の女性として自分の人生を生きたいと思っています。だから、同じように頑張る女性起業家さんと長期的なパートナーとして共創できたらとっても嬉しいです。


デザインで、幸せな“想い”の循環を作っていく


――haruさんは、Webデザインの制作を通して、どんな世界を作っていきたいですか?

“想い”の循環が起こるといいなと思います。私は、“想い”の循環って本当に社会を変えると思っているんです。

例えば手作りのピアスなら、作るのも楽しい、想いがこもったピアスだから買う人も嬉しい、身につけるのも嬉しい。さらに、それを身につけている人を見て、作った人ももっと嬉しい。そういうエネルギーの循環が起これば、本当に幸せな社会になると思うんですよね。

“想い”のエネルギーが伝わらないと、ただ消費する側とされる側になってしまって、大切なものが手からこぼれ落ちるような感じがするんです。

――確かに、ただ消費するのではなく、想いを受け取って循環していく社会は幸せですよね。

”想い”をいただくと、たとえ高くても嬉しかったりしますよね。価値を買う、という感じで。そんな”想い”の循環が生まれたら、本当に幸せだな〜って思うんです…!

――“想い”が伝わるデザインで、幸せの循環を作っていく。haruさんのデザインにはそんな力があるんだと感じました。これから生み出していくデザインが、とっても楽しみです!

haruさんへのお問い合わせはInstagramまで


インタビューを終えて…


お話を聞けば聞くほど、haruさんの「想いを受け取るのが幸せでたまらない」という気持ちが手に取るように伝わってきて。こちらまで、ぽかぽかとした温かい気持ちになりました。

haruさんからは、包み込むような安心感を感じます。きっとそれは、”想い”をしっかり受け止めてくれるharuさんの気持ちの現れなんだと思いました。

単に消費されるサービスではなく、想いが伝わり、幸せの循環が起こるサービスを作りたい。そんな想いのある方は、ぜひharuさんとつながってみてくださいね。

インタビュアー/記事:佐々木かなえ
総合職OLをしながら、複業ライターとして活動中。苦手な仕事を頑張りすぎて休職した経験から「得意を活かして楽しく働く」をモットーに、人やモノ、サービスに込められた「想い」を伝えるお手伝いをしています。公式HPはこちら


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