見出し画像

「好きなことを生業に」を体現し続ける複業フリーランス・みえだ舞子さんのSTORY

本当は挑戦したいことがあるけれど「好き」なだけで仕事にできるのだろうか。そう考えて一歩が踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

そんな方にお届けしたいのが、複業フリーランスとして「好きなことを生業にする」を体現し続けるみえだ舞子さんのSTORYです。

舞子さんのお話には、仕事とは何かについて考えさせられるポイントが詰まっていました。ぜひこの記事を読んで「好きなことを生業にしたい」とパワーを感じていただけたら嬉しいです。

みえだ舞子(Maiko Mieda)
複業フリーランス

1994年、埼玉県生。大学時代より舞台制作者として活動し、小劇場演劇やミュージカルを制作。卒業後は会社員と兼業するも、好きなことを生業にする難しさを痛感し、大好きだった演劇業界を離れる決意をする。

その後キャリアアドバイザーに転職し、20~30代の若者の転職支援を担当。複業会社員を経て2021年に独立。

「らしく、自由に、我がままに」生きられる人を増やしたいという思いから、2022年にフリーランスカレッジをリリース。キャリアコーチ・フォトグラファー・マーケティングを軸に複業フリーランスとして活動している。


「好きなことを生業にしたい」という想いに気づいた演劇時代


ーーまずは自己紹介をお願いします!

複業フリーランスとして活動しているみえだ舞子です!普段はキャリアコーチ・フォトグラファー・マーケターを軸に、複数の肩書きを持ちながら働いています。最近では、フリーランスになりたい人向けのキャリアスクール「フリーランスカレッジ」を主催しており、サービス作りや一定の収入が得られる基盤作りに伴走しています。

――複数の肩書きを持っているので”複業”フリーランスなんですね!舞子さんは、もともとフリーランスに憧れていたのですか?

昔から私の周りでは自営業で働いている人が多かったので、会社員という選択肢があまり身近ではありませんでした。結果的に新卒は会社員という働き方を選びましたが、いつか自分で何かをやりたいなという気持ちもあったんだと思います。

――そうだったんですね。新卒時代はどんなお仕事をされていたんですか?

大学時代から関わっていた演劇関係の会社に入社しました。演劇は大好きだったのですが、ビジネスモデル的に収益を上げるのが難しくて。その現実に直面したことで、好きなことをちゃんとビジネスとして生業にしたいと思うようになりました。

そこから「好きとか、やりたいっていう気持ちだけじゃダメなんだな」と思って、もっと社会というものを学ばなければ、と他の業界を知るために転職を決意しました。その後は2年間キャリアアドバイザーとして働きましたね。当時を思い返すと、私にとって会社員時代は修行だったのかなと。


副業から踏み出したフリーランスへの一歩


――修行という言葉に覚悟を感じます…。キャリアアドバイザーから、現在のフリーランスに至るまでにはどんな経緯があったのですか?

転職エージェントの会社は、コロナ休業を機に退職して、その後エンタメ系の会社に転職しました。でも、転職して1ヶ月で辞めたいなと思ってしまって…。そもそも会社員という働き方は私には合わないのかも、という気持ちが確信に変わった瞬間でしたね。

しかしさすがに1ヶ月で会社を辞めるのはまずいと思って、知り合いのキャリアアドバイザーさんにSNSで相談したんです。そうしたら「辞めても辞めなくてもどっちでもいいと思うけど、やってきたことはお金にしないともったいないよ」と言っていただいて。確かにそうだなと思って、その方に紹介してもらったキャリアコーチングのお仕事を副業として始めることになりました。


――そうなんですね!次には何をしましたか?

副業で安定して月5万円くらい稼げるようになったのですが、キャリアコーチ一本でフリーランスになるのはリスクが高いなと思いまして。あと一つ収入の柱が欲しいと思ったときに「そういえば私、写真が好きだった」と思い出したんです。そこで、副業で貯めていたお金を使ってカメラを購入して、フォトグラファーとしても副業を始めました。

フォトグラファーとしての仕事風景


――副業で稼いだお金がまた副業につながっていったんですね。フォトグラファーも軌道に乗って、フリーランスになったのですか?

演劇を辞めることになった経験から、当時の私はお金ブロックがとても強くなっていました。だから、会社員時代の給与の額面×1.5倍まで稼げるようになるまでは会社は辞めないと決めていました。実際はそんなには無理だったんですけど(笑)

でも副業を頑張るうちに「本業を辞めて時間ができれば、本業以上の収入は稼げるな」という見通しがつくようになって。さらに、週3日業務委託で働かせていただけることになったので、安心して会社員を辞めることができました。


フリーランスは、心地よく生きる手段だった


――フリーランスになりたいと思っても、まず会社員をしながら副業をするというハードルが高くて怖気づいてしまう人も多いと思います。なぜ舞子さんは、そんなにも頑張れたのでしょうか?

会社員という働き方に、とても生きづらさを感じていたからですね(笑)会社員として幸せになる方法が、私には見つけられなかったんです。そもそも、毎日同じ時間に起きて、同じ場所に行って、同じメンバーと、同じ席で仕事をする働き方に適応できなかったんだと思います。

今の日本では、会社員でいたほうが社会的信用もあるし、雇用も安定しているから、できることなら会社員として働き続けたかった気持ちもあります。しかし私は会社員では生きづらかったから、最後の手段としてフリーランスを選んだ感じです。


――そうだったのですね。フリーランスになりたい人へ向けて、何かアドバイスはありますか?

フリーランスは全てを自分で決めねばならないんですよ。決めて動かないと収入も入ってきませんし。決める力がないとフリーランスは辛いかもしれないです。

あとは「何を得たくてフリーランスになるのか」を明確にしないと、迷子になると思います。収入を上げたいのか、休みを増やしたいのか、やりたいことをやるためなのか。それを決めておかないと、仕事をとれるだけとって一人ブラック企業になるパターンもあります。体を壊したら、体調を戻すのに何十倍の時間がかかるので、本当に気をつけて欲しいです。


フリーランスになった今思うこと


――大変なことも多いと思いますが、それでもフリーランスという生きやすさを手に入れた舞子さん。理想を叶えた今思うことはありますか?

フリーランスになってみたら「意外といいじゃん!」って思いました(笑)
でも、まだ修行の過程なんだと思います。

昔から「天才の“神”になりたい」というのが1つの目標で。“神”とは天才にとってなくてはならない存在のことなんですが、昔から“圧倒的な才能”が大好きで、そのエネルギーを常に感じていたいんです。演劇では、役者に“圧倒的な才能”を感じていました。私自身が1つのことを継続できないタイプなので、「私にはこれしかない」っていう人間は強いなと思うし、その輝きが私にとってはすごく尊い。それを守れる力が欲しいんです。だから、その力がないことに絶望して、演劇を辞めることにしたんだと思います。

今、フリーランスになりたい人向けの「フリーランスカレッジ」を主催していますが、これも「天才の“神”になりたい」という想いの延長なんでしょうね。最初は自信がなさそうだった受講生が、卒業後のインタビューや、イベントに登壇してもらったときに、自信に溢れて全然違う人みたいな話し方をしていて。そういう変化を見るのがとても嬉しいです。私もやっとここまできたなって感じがします。

フリーランスカレッジの様子


『らしく・自由に・我がままに』生きる姿を見せていきたい


――まだ修行の過程と言いつつも、自分らしい生き方を確立している舞子さん。今後の目標はありますか?

私自身が『らしく・自由に・我がままに』を体現して、私のことを知ってくれた方に”生き様”をもっと見せていきたいなと思っています。例えば、学生さんが私のことを知ってくれて「大人でもこんな我がままが許されるんだ。だったら自分の我がままも、叶えてもいいのかもしれない」と感化されて、物事に対する挑戦のハードルが下がったら本当に嬉しいです。


――『らしく・自由に・我がままに』ってとっても素敵な言葉ですね!

私自身が「願わくば好きなことだけしていたい!」という感じの人間なので(笑)でもそんな我がままを叶えられるように努力してきたら、助けてくれる仲間が増えました。すごく今が楽しいから、みんながもっと我がままに生きられるように背中を押したいと思っています。


――みんながもっと我がままに生きられたら素敵な社会になりますね!最後に、この記事を読む方に一言お願いします。

私自身も「稼ぐ=幸せ」ではないと思っています。しかし自分の好きなことや強みで、ある程度稼げる力がつけば、自分のやりたいことに対してGoが出せるハードルが下がるなと思っています。私は、自分の幸せにGoを出せる人たちを増やしていきたい。だから私は、やりたいことから収入を得ていける人たちを増やしたいと思って働いています。


――まさに「好きなことを生業にする」を体現し、それを周りの人にも広げていっているのですね。今後のご活躍も楽しみです!


お知らせ


みえだ舞子さん主催のキャリアスクール「フリーランスカレッジ」が4期生を追加募集中!気になる方はぜひ、個別相談会にお申し込みくださいね。

個別相談会お申し込みフォームはこちら▼

みえだ舞子さんの最新情報はこちら✨
Twitter Instagram公式LINE


インタビューを終えて…


「好きなことを生業にする」
誰もが憧れる働き方ですが、実際にそれをできている人は意外と少ないのではないでしょうか。しかし、仕事とは「何をしたいか」から考えてもいい。もっと素直にやりたいことに向き合い、やってみてもいいのかもしれません。

「みんながもっと我がままに生きられるように背中を押したい」
そう語る舞子さんの笑顔が、私たちの挑戦を後押ししてくれる気がしました。

好きなことを生業にしたい方、自分らしい働き方を実現したい方、ぜひみえだ舞子さんとつながってみてください!


インタビュアー/記事:佐々木かなえ(Kanae Sasaki)総合職OLをしながら、複業ライターとして活動中。苦手な仕事を頑張りすぎて休職した経験から「得意を活かして楽しく働く」をモットーに、人やモノ、サービスに込められた「想い」を伝えるお手伝いをしています。Instagram

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,361件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?