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暇つぶし人生

「あなたの人生において、いちばん大切なことはなんですか?」

この質問に対する答えは10年前の自分と、今の自分と、10年後の自分では異なってるかもしれない。

だけど
「そのときに大切だと感じていることを、全力で大切にする」
これは揺るがないというのが私の中の答えです。

私は今年、大きなものを手放す決断をしました。

それは、「家」「仕事」です。
生きる上での基盤ですね。

家を手放す

今の家は「私が仕事をするためのキッチン」を前提に作りました。
なのでとっても気に入っているし、お仕事のしやすさは抜群、快適そのものです。
その家を、離婚をきっかけに手放す決断をしました。

「仕事をするためのキッチン」を失う私は
新たな「仕事をするためのキッチン」を探す必要がありました。

そこで一度ふと、立ち止まりました。
「仕事をするために東京にいて、東京にいるために仕事をしているのかな」
「今の私にとっていちばん大切なことってなんだろう」

仕事を手放す

私、お仕事は大好きです。
撮影のお仕事は大変なことはたくさんあるけどその分達成感も大きいですし、
撮ってもらったものが形になると感激します。
何より私にご依頼をしてくださることが嬉しい。
「他のこともやってみたい」と思うことはあっても「料理に関わることや管理栄養士の仕事をやめたい」と思ったことは一度もありません。

しかし「今の私にとっていちばん大切なこと」に向き合ったとき、
それは「東京で仕事を続けること」ではありませんでした。

ところで現在、私の子どもは5歳です。
当たり前ですが、10年後には15歳です。

今の自分にとっての10年前は、割と最近のような気がしています。
10年後にも「10年前なんてついこの間のことのようだね」と言っていることが想像できます。

だけど10年後、いま5歳の息子が15歳になったとき
息子は「ママだっこ〜」「ママ食べさせて〜」とは言わなくなっているはずです。(言っていたらどうしよう・・・?)

「小さい息子ともっとたくさん一緒にいればよかった」と思うことはあっても
「あの時もっとたくさん働いておけばよかった」と思うことはそうそうないのではないでしょうか。

結果「東京で仕事を続けること」を手放す決断をしました。

手放すということは得られるということ



「入ってくるものも出ていくものも減らして、今しか得られない時間を得る」

これが私の決断です。
2024年1月、東京から沖縄へ移住します。

夫なし、家なし、仕事なし。
言葉だけ並べてみるとまるで人生の三重苦状態のようですが、
もちろん不安はあるものの私の心は晴れやかで、
これからの生活に対するワクワク感のほうが大きいです。

両手に荷物を持っているとそれ以上何も持つことができなくなり、重たくて動きにくくなる。
大きなものを手放せば手放すほど荷物も足取りも軽くなり、
残したものへの愛は深まり、
そしてまた新しく何かを得ることもできる。

人生は暇つぶし

とまぁなんだか真面目で深刻そうなことを書いてきましたが、
私にとって人生は暇つぶし。
犯罪さえ犯さなければ、何をしても自由。
(あとはできるだけ、人を傷つけるようなことはしたくないけれど。)

自分自身がどれだけ楽しみきるか、
子どもにも楽しんで生きる力をつけてもらうか。

「は〜濃厚で面白い人生だった」
と言って終わりたい。

だからいつだって私の選択の基準は
「どっちのほうが面白くなりそう?」
だったりする。

だって私たちは全員、人生というドラマの主人公なのだから☆

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