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振り返ろう!分科会☆町の防災について考えYO!

かながわユースフォーラム2023分科会
「町の防災について考えYO!」を開催しました!

【活動概要】
●日時 2023年7月1日(土) ①13:40-14:10/②14:20-14:50/③15:00-15:30
●場所 神奈川大学横浜キャンパス3号館301教室
●主催 かながわユースフォーラム2023町内会班
●協力 斎藤分南部町内会

【分科会内容】
分科会ではまず、これまでの活動とその経緯について報告しました。

今回、私たちは斎藤分南部町内会さんにご協力いただきました。
斎藤分南部町内会には、神奈川大学の学生が約200人在住し、東白楽駅を利用する学生が 通学路として利用する場所です。一方、斎藤分南部町内会と学生の交流は、ほとんどありません。
そのような現状のなか、私たちは「災害発生時に、地域の人と学生が協力し合える関係性を作ること」が 必要だと考えました。

以上のテーマを持ち、私たちは、2023年6月17日に斎藤分南部町内会の方々と、モスキートバスターズと危険箇所 チェックとアルファ米の相棒はなんだコンテストを実施しました。

一つ目は、モスキートバスターズと危険箇所チェックを実施しました。
モスキートバスターズとは、町内会が年2回行なう行事で、側溝や水たまりに蚊の幼虫であるボウフラが蚊に成長することを抑止する薬を散布します。
今回私たちは、このボランティア活動に参加するとともに、危険箇所チェックを行いました。これは、モスキートバスターズを行なう中で、歩いていて危険な箇所(死角・がけ崩れなど)を発見し、共通理解を深めることを目的としています。

次にアルファ米の相棒はなんだコンテストを行ないました。これは、ローリングスト ックについてを理解してもらうことを目標に行なった企画です。

*ローリングストックとは
日常の中に食糧備蓄を取り込むという考え方です。普段から、少し多めに非常食を備蓄し、生活の中で、消費をしながら備蓄をすることです。

ローリングストックを知ってもらうために、非常食であるアルファ米に合うおかずを 各自で持参していただき、おいしい部門とアイディア部門の 2 部門の受賞者を決めました。 おいしい部門では、味のりが選ばれた一方で、アイディア部門では、チョコレートが選ばれたりと、おいしい食べ物や、ユーモアある食品が多く持ち込まれ、大変盛り上がりました。

また、次にグループワークを行ないました。防災に関する意識を高めるため、「3 日分の非常食を考えてみよう」ということで、災害時にどんな非常食が必要なのかを考えていただきました。災害に備えて、どれくらいの量で、どんな非常食を備蓄しておくべきなのかなど、考えなおすきっかけとなることを狙いとしています。

*なぜ、3日間か?
災害が発生してからの 72 時間は救命・救助活動が最優先に行われ、ライフライン復旧などの支援はその後になります。そのため、3 日間は自分たちだけで過ごせるよう、非常食や水、生活用品などを普段から準備しておく必要があるのです。

では、実際に参加または企画した学生は、何を感じたのか。
最後に、学生の感想をピックアップしてご紹介したいと思います。

【参加者】
●Nさん(神奈川大学2023年入学)
防災の話を聞いて家にある非常食の賞味期限を見ると既に切れているものがいくつかあった。普段の日からもしもの災害に備える必要があると改めて思った。特に私の地域は大きな台風が来ると避難指示がよく出るので「自分は大丈夫だ。」と油断するのではなく早め早めの行動が大切であると思った。

●Aさん(神奈川大学2023年入学)
活動の中で一番印象的だったのは、町の防災でした。町の防災では地域の人々と災害時に上手く連携がとれるような活動を主にして行っていました。その中で、災害時に円滑なコミュニケーションや連携を取れるようにするためには、日頃から信頼関係を作っておくことが大切だと言っていました。それを聞いて自分も災害時のパニックになった時や不安になった時に知っている人や信頼出来る人がいたら、それだけで災害時の対策になると感じました。なので、私はアパートに住んでいるので近所の人とは積極的にコミュニケーションをとっていこうと思いました。

【企画者】
●赤堀莉子(かながわユースフォーラム2023町内会班)
ユースフォーラム当日に来てくださった町内会の方から「初めて会ったときよりもだいぶ成長した」と直接言ってもらえたことが嬉しかった。私はユースフォーラムの次の日(7月2日)にあった町内会のイベントにも遊びに行かせてもらった。違う学部や学年、出身地も異なる、自分で足を踏み出していかなくては出会うことができない人に出会うことができた。このようなことが企画を運営して人と出会うという魅力であると考える。また、継続して関わっていくためにも、今後も町内会の活動に参加していきたい。

●石丸花歩(かながわユースフォーラム2023町内会班)
どのような内容にしたら参加者の人に理解してもらえるか、楽しんでもらえるかなど、試行錯誤しながら考えました。限られた時間配分の中でどのような内容をグループワークで話し合ってもらうかは特に私たちが悩んだ部分で、先輩方のアイディアもいただきながら、3日分の非常食を考えてもらうという案で進めました。その案で進めていく中で、食品をコピーして切り取り、裏に磁石を貼るという単純作業が思っていたより大変で、班のみんなで前日まで作業を行いました。本番当日ではグループワークが一番盛り上がっていて、楽しんでもらえたので苦労して準備した甲斐があったと思います。

ライター:寺島愛莉、石丸花歩、池原歩美、赤堀莉子


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