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併存、叶った恋、叶わぬ恋、桃色と灰色。

それは混ざると何色なんでしょうね
好きじゃないことは確か。


今日は何しようかな、と思った朝はどれくらいぶりだろう、そんなに忙しいわけではないはずだのに、しっかりアニメ進撃の巨人の最終話も3回見届けているのに忙し・・・あぁ、ぼーっとしてないからか、芸術鑑賞というものは体は楽でも、脳と心をフル稼働させるからか、と気づく、なるほど休息というものは文明の対極に位置するラグジュアリーなのかもしれない、広い空や木々や草花、海や川の目に優しいことよ、5,6年前に行った父の故郷、鹿児島を思い出す、風が揺らす葉の擦れ合う音に薄曇りの空を見上げ、あなたが見ていた景色にあなたを想った、もうすぐあなたの曲ができるよおばあちゃん、孫娘の私が自然を恋しがるのは当たり前だよね、あなたの血を継いでいるのだもの、ここはいつも車の音がしてうるさいよ、落ち着いたらまた会いに行くね。



さっきXで、エルサの歌唱字幕部分が「少しづつ寒くなれや」ってなってるポストを見て笑った、2023の夏はほんとにしんどかった、長いわもういいわ思ってたら突如寒いのほんと流れも情緒もない自分勝手ね、急アクセル急ブレーキ10代のセックスじゃないんだから、と書きながらその頃を思い出してまた笑った、時と共に環境も世界も変わってゆく、50年後の季節は大丈夫だろうか、せめて愛猫エメがこの猫生を全うするまでは守れそうでよかった、今日も隣でまあるくなってまどろんでいる、さっき夢の中で野原を駆け回っていたのだろうか、前足をバインバイン掻いてあったかマットから落ちそうになり、ファッ!と起きた瞬間、シャーー!ってしてた、空に向かって、笑った。


今日の藤沢は秋晴れ、寒さで芯から冷える
もこもこ靴下でもつま先が冷たい
あなた、あたたかくしてね、と思いながら
振り返りジャーニーにお出かける
私がその昔やってたバンド
speena(スピーナ)
3rd Album「sugarmoon champselysees」
略してシュガムン
華やかな煌きと絶望の深さは比例する
星野源のSUNがとてもわかりよいね

鼻先をかすめたママの匂いによぎる郷愁
目を閉じれば夢の世界に行ける
シュガームーンのシャンゼリゼはきっと
今日みたいに冷える指先を
じんわりとあたためてくれるギターで始まる。


6.シュガームーン・シャンゼリゼ

曲、シホ
演奏、イヴォンヌ楽団


シュガムンは舞台、舞台観劇のイメージ。
場面転換にインストを。
演奏隊が演奏してる後ろで
暗がりの中、セット動かしてる。
幕の後ろ、でもないイメージ。
幕があってもオーガンジーとか、透けてる感じ。

くっきりバキバキに作り込んで魅せるよりは
場面転換風景も舞台のうちというか
セット動かしてる人が黒子なら
スパンコールとリボンで可愛い黒子
人の手、手作りって、可愛いじゃない。
そんなイメージ、愛おしい曲。

レコーディング

インストっていいよね。
歌詞がないと、想像の幅が広がる。
ギターフレーズが情緒の塊で好き。

シホのギターと一緒に、カナコはドラム。
歌じゃなくて楽器を奏でるって楽しい。
録ってる時に「もっと大きく」って言われて
えー小さい音で録りたいのにーと思ったけど
たぶんピアニッシシシシモくらいで
楽器が鳴ってなかったんだと今、思う。

キーボードを持ち込んでアウトロのピアノ
シホちゃん器用だなあ
キラキラしながら消えてゆくピアノは
次のメイン場面、桃色と灰色へと誘う
私の頭の中にある舞台を感覚で理解してくれる
感覚シスターズ。

mixは辻元宏さん
背が高くて質の良い肉付きジェントルメン
とても贅沢な遊び(本気のやつ)に
お付き合いいただけてしあわせだ。

クレジット見たらイヴォンヌ楽団
ここからイヴォンヌシスターズに変貌を遂げるのね
当時ピアニカケースの名前書くところに
イヴォンヌ楽団、って書いてたの思い出した
20代後半女子が電車でこれ持ってるの見たら
可愛いなって思う人と
頭大丈夫かなって思う人といるだろうな
後者とは、大人になっても仲良くできない。


7.桃色と灰色

詩と曲、カナコ

水と甘い花、という曲と本質は同じ
あっちは悲しみ寄り
こっちは怒り寄り。

叶った恋 
そうなのだろう付き合っているのだから
一緒に暮らし、一緒に出かけ、一緒に眠る
キスをして、抱き合って、笑い合う
そう、合う、二人で。

叶わぬ恋
そうなのだろう共有できぬ世界があるのだから
共に音楽を生業として共感は枚挙に暇がない程なのに
こちらの現場にはウェルカム
そちらの現場にはノンウェルカム
理由に昔の女が潜んでいては
合えない、私は一人だ。

傍から見ていれば
そういうこともあんのかもねぇ、くらいのこと
本人にとってはこの上なく、灰色の恋。 


レコーディング

アレンジとピアノに上田たーくん禎
好きですウッドベースに鹿島達也さん
歌いますカナコ、みんなでせーの。

たーくんかな、スタッフシモーンかな
せーのでいけるんじゃない?と恐ろしいことを
絶対歌直ししたいと思うんだけども
そんなのできるの?歌だけとかさぁ的不安と
レコは1回しか歌わないお嬢、ひばり的憧れの併存

3,4回みんなで録った気がする
コンソールの真向かいに私
見えるけど遠い別室にたーくん
反対側に鹿島さん
歌いながら目視できるお二人と
なにこれレコーディング?ライブ?どっち??

最高素敵な演奏と
ライブ感満載な歌
mixは松本ヤシャーン靖雄に
「ツイン・ピークスみたいな世界」
つまりはフィルム感、真紅のカーペット、観客がカエル
とオーダーしたら、どえらい2a
聴いてたカエルがビヨーンと跳ねて
天井から聴いてるとこ好き
マイクがあちこちに移動するから
聴いてると自分が自由になった感じ
やっぱミキサーさんって視点が独特でいいなぁ。

映画「しあわせなら手をたたこう」の
主題歌というタイアップをいただいて
公開初日はステージで演奏した思い出
シアタープロダクツのエメラルドグリーンの
ベルベットのテーラードジャケット着た。

恋しくて
焦がれる夜に鳴らすは
桃色の胸と 灰色のゆううつ
あいまってもう
何色なんでしょう わからない

あの恋はまるで
結婚してるのはあなたなんだからいいじゃない
と言われたようなものだった
あと何が欲しいって言うの?
全てなんて無理だよ?

ってノンノン
自分の世界などあってくれたほうがいいのだ
そこに女が、私以外の女がいること
ただそれだけが受け入れられないの
あたしのしてることはそんなにも
わかれないかしら?


書きながら
早く別れてほしいんだけど
と、苦笑してしまうあの頃
自分を唯一神にしない男なんて、ねえ。

27?8?才の頃ほんと
シアタープロダクツばっかり行ってた
舞台衣装のエッセンスを日常に
みたいなコンセプトと服が大好きだった
シュガムン制作モードとリンクしてたのかもなぁ
1月のワンマンライブの衣装
まだ決めてないけど
メンバーにタイを作ろうかと、レースで。
きっと可愛い、ちょっとしたかしこまり感。


リハは上々
不安だったRubiiの曲も
わりと歌えた!
メンバーがとにかく最高素敵
みんなに聴いてほしいなぁ
ラブチケッツ販売中よ。



ああー
水と甘い花までいきたかったなー
でももうエメが腹に乗りたくて乗りたくて
うずうずのそわそわちゃんだので
続きはまた次回!

いいジャーニーでした。
あなたの27,8才ってどんなだった?
なにしてた?
今度、そんな話をしよう。


読んでくれてありがとラブゥ!


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