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FP(ファイナンシャル・プランナー)になりました

FPってなに?

あぁ、あれね。あの横文字のよくあるやつよね。
BS(ビーフシチュー)みたいなやつね。
もう無理、難しい言葉を浴びせないでよ、あぁ、頭痛い。
ごめんなさい。
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、最近では世間でも耳にすることが増えてきた資格です。
Financial(財務の、お金の)Planner(計画者)の省略でFP、国家資格です。
つまり、平たく言うと、お金に関する知識を問う国家試験に合格した人であり、合格していない人がこの資格を名乗ることは違法になります。
FPには上級にあたる1級から3級があります。

じゃぁ、FPって何ができるの?

この疑問はもっともです。
まずは、FPになる人が試験のために身につけておくべき知識を見てみましょう。
これを知っていれば、FPには何ができるのか、引いてはあなたが何の相談を持ち掛けることができるのかがわかります。

①ライフプランニングと資金計画(社会保険、年金など)
②リスク管理(生命保険などでどうリスクヘッジするか)
③金融資産運用(うまく投資するための方法)
④タックスプランニング(所得税や住民税などの税金について)
⑤不動産(不動産取引など)
⑥相続・事業承継(相続、贈与など)

はい、ご覧の通り、大きく6つに分かれていますが、全てがお金にまつわる内容です。
しかもジャンルがバラバラ。
この6つの全てに全く関わりのない人は、この資本主義社会の日本にはいないはずです。
①社会保険や年金は義務付けられているし、②保険に一切は一定な人はまれでしょうし、③日経平均やダウNY為替相場という言葉は毎日のニュースや新聞に必ず出ています。④税金を払ったことがない人はいないでしょうし、⑤不動産(家や土地)に住んでいますよね?⑥例えば、自分や身内が亡くなるときには相続について考えるでしょう。
これらの知識を広く網羅し、これらに関する相談を受け、アドバイスすることができるのがFPというわけです。

例えば

①年金がもらえなくなるって噂だから払いたくないんだけど、オッケー?
②今入っている生命保険ってどんな内容なの?
③株式、債券、投資信託ってなに?自分でも買える?
④ふるさと納税ってなに?やったらお得って聞いたけど、どういうこと?
⑤空き家になっている実家を手放したい、どうすればいいの?
⑥事業や家を引き継ぐんだけど、贈与税とか相続税ってなに?
各項目について、ほんの一例ずつ挙げてみました。
気になる、聞いてみたい内容はありましたか?w
つまり、これらの例はもちろんのこと、お金について知りたいことや不安があったら、とりあえずFPに尋ねてみれば、一般的な内容を答えてもらえます。

FPに相談してみる?

多くの場合、初めてFPに相談をする場合は持ち時間制(面談時間ごとに料金が発生)になっています。
時間を有効に使うためにも、何をどうしたいのか、という目的とともに、必要な書類を適宜持ち込んで具体的に質疑応答してもらうといいでしょう。
当然ですが、脱税の相談や、実際にお金を貸してほしいという相談には応じられませんよw

ちなみにFPは幅広い知識を要求されますが、実務に関しては専門家の領域に踏み込むことができません。
税務なら税理士、相続なら弁護士、不動産なら宅建士という風にそれぞれの分野には専門家がいて、その専門分野を取り仕切っています。
あくまでFPは具体的な解決にいたる道筋を示す存在という認識です。
専門家がたくさんいて、なにをどこに持って行ったらいいのかわからない、という相談はうってつけです。
FPによっては、地域の専門家と業務提携を結んでいたり、協力関係を築いている場合もあるので、必要であれば尋ねてみましょう。

FP試験はめっちゃ有用!

私はFP3級合格したばかりの超新人FPです。
勉強してみて実感しましたが、FPの勉強内容は日々の生活において義務教育に組み込むべきじゃないか、と思えるほど有用かつ重要だと感じました。
生きる上で必要なお金なのに、その知識を身につけるべき教育はほとんど実行されていない日本です。
知識があるかないか、これだけで大きく経済的な差が広がると感じました。
家計や経理へのアドバイスにFPを利用することは、かなり有効です。
それ以上に有効なこと、それは自分が知識をつけること。
勉強することが苦にならないのであれば、お金に関する資格としてFPはとっておいて損はありませんよ。

FPとして一歩を歩み始めた私ですが、その一歩目として、この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

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