見出し画像

Baby Shower & Registry

Baby shower、日本でも最近する人が増えていますよね。Baby shower、私は個人的に良い文化だなと思います。

Baby Shower とは

一言で表すと、出産前のお祝いパーティー
西暦1500年ごろアメリカの先住民が始めたという説や古代エジプトやギリシャで始まった儀式がオリジナルだとする説などあるようで、明確な説があるわけではないようです。
どの文化、宗教でも子どもの誕生はそれぞれの形で祝われたでしょうから、説は何とでも言いようがありそうですよね。
実際に今の形でアメリカに広まり、発展し始めたのは第二次世界大戦後の1940年代以降というのは共通の認識のようです。

さて、Baby Shower では実際に何をするのか。

これは本当に個人差があるかなと思います。
レストランを貸し切って食事会をする人、小さなイベント会場を押さえてゲーム中心のイベントをする人など。女性だけの会、男女混じった会など様々です。

共通しているのは
・出産前に行われること
・参加者は赤ちゃん用品などのプレゼントを持参すること

行われる時期は決められていませんが、出産1~2か月前が主流のようです。
出産を無事迎えられるだろうとある程度安心できる時期、産気づく前ということかなと思います。

ママが中心となって準備することが多いと思いますが、アメリカの結婚式のようにママの友達が全面協力して身重のママの代わりに動き回ることもよくあるようです。夫婦で準備することもあると思います。
会場はテーマに沿って飾り付けられます。
私が参加したBaby showerの1つは海をテーマに貝やヨットなどを使って青いデコレーションが施されていました。ガーランドなどでシンプルに飾りつけしている人も勿論います。

参加費も人によると思いますが、無料が一般的ではないでしょうか。自分主催のプライベートパーティー(結婚式含む)に決まった額を要求する、期待するのはアメリカでは失礼・強欲だと思われる気がします。
Baby showerでは、代わりに赤ちゃん用品のプレゼントを持参します。

パーティーを盛り上げるため、ゲームもよく行われます。

ゲームの例
 
私がこれまで参加したBaby showerでのゲームの例です。
・赤ちゃんオムツ替えゲーム
  赤ちゃんの人形を数体用意し、誰が一番早くオムツを替えられるか競うゲームです。パパと参加者の男性数名が必死になってオムツを変える姿は本当笑えました。
・ママのお腹はどのくらい大きいかゲーム
  トイレットペーパーをママの腹囲かな?という長さに切って、一番長さが近かった人の勝ちというゲームです。
・うんち当てゲーム
  数種類のチョコレートを用意します。それぞれを少し溶かして、オムツの上に乗せます。参加者は、どのうんちが、どのチョコレートでできたものかを色や臭いなどから当てていくゲームです。
・トイレットペーパーミイラ
  トイレットペーパー1ロールをいかに速くパートナーの体に巻き付けるかを競うゲームです。これは赤ちゃんとどう関係しているのか…分かりませんが結構盛り上がっていました。

全ての妊婦さんが本格的にBaby showerを行うわけではありません。
同僚のBaby showerに参加した時のこと。彼女は元々Baby showerに興味がなく、する予定もなかったようです。しかし、別の同僚がそれでは寂しいからと同じ部署のメンバー10人弱、職場でこじんまりと行ったこともありました。その時は、食事をデリバリーして子どもの名前や妊婦生活などについて楽しくおしゃべりしながらプレゼントを渡して終わりという感じでした。

Registryとは

妊娠後、日本のAmazonでもRegistryというサービスがあるのを目にしました。アメリカと同じシステムかは不明ですが。

こちら、私がアメリカのお祝い文化で最も素晴らしいと思っていることです👏

Registryとはお店で事前にほしいものを選び、登録するシステムです。
このリストはお店側が保管またはネットで見れるようになっており、プレゼントを買う人はこのリストから予算に合わせてプレゼントを選ぶことができます。
誰かが購入するとそのアイテムはリストから消えるので、プレゼントがかぶる心配もありません。
揃わなかったものは自分で買うという感じで、スタイなど小さなものからベビーカーなど大物まで取り合えずリストしておきます。

初めてBaby showerに参加したときのママさんはBabies''R''UsでRegistryを作成していました。なので、お店に行ってリストを片手に選ぶことができ、本当に助かりました。子育て経験なし、凄く仲の良い関係でもない場合って何を贈ってよいのか分からないことも多いですし。
彼女のリスト、オムツとおしりふきはいくつでも歓迎、とされていたので予算の調整でスキンケアセットにおしりふきのセットを付けたのを覚えています。

Baby showerをしなくても、このReigistryだけ作成している人もいます。出産祝いなど何にするか悩まなくてよいし、もらう側も自分が欲しいものが貰えるのでアメリカらしい合理的なシステムだなと思います。
もちろんRegistryにないものを贈って問題になることはありません。

このシステム、お祝い品を指定するようでこれまでの日本文化には馴染まないような気がする一方、今の時代であれば日本でも直ぐに受け入れられるのではないかと思います。

我が家はBaby Shower する? Registryは?

Baby showerもResistryも、どちらも好きな文化なのですが、我が家はどちらもしないことになりそうです。
アメリカにいると、Baby showerどうするの?と聞かれることもあります。
Baby showerしないと変?と最初は思ってもいました。この文化が好きという気持ちにも矛盾するようですが、やはり自分から動いて行う気にはなれず・・

私たちがどちらも行わない理由
 ・自分たちが主役になるのが苦手
 ・周りにお祝いを強要しているようで申し訳ない気持ちになってしまう。

 お呼ばれするのは好きですし、プレゼントを選ぶのも好きです。でも、自分のためにお願いします、というのは何だか申し訳なく。特にパートナーは、物だろうと相手の時間だろうと、人に迷惑・負担をかけてはいけない、という気持ちが強いです。
 ・十分におもてなしできる自信がない。
 
これはどちらかというと私の問題ですが、たぶん自分のセンスに自信がないんです。

自分が美味しいと思っている物、他の人にとっては美味しくなかったらどうしよう。(味覚のセンスに自信がない)
自分が楽しいと思ったゲーム、もし他の人にとっては面白くなかったらどうしよう。(楽しいと思う感覚が人とはずれているかもと自信がない)
飾り付けがダサいと思われたらどうしよう。(美的センスに自信がない)
会場で流す音楽がダサいと思われたらどうしよう。

とにかく私が選ぶものは全て変なんじゃないかと感じ、いつも誰かに確認、承認してもらわないと不安です。
全てが完璧で周りが大満足してくれないと何か問題があったのではないかと不安になります。
 そんな自分なので、計画中もBaby shower中も不安で不安で楽しめる自信がありません。
 ※プレゼント選びは、こちらの”善意”が前提なので、そんなにプレッシャーを感じないのですが、私のために相手が時間を割いていると思うと完璧に相手の期待に応える、むしろ期待の上を目指さないとと感じてしまいます。
 ・既に多くのお下がりを頂いている
まだ整理できていないのですが、ベビーベッド、チャイルドシート、玩具、乳幼児向け絵本、洋服、スタイ、バウンサー、プレイジム、ポータブルベビークッション、オムツ入れ、哺乳瓶、哺乳瓶消毒器、おしゃぶりなどなど有難いことにたくさんお下がりを頂きました。 また、早めのお祝いとして前職の同僚からおくるみ、マザーバッグも。なので、正直おしりふきやオムツなど消耗品以外何が必要か思いつきません・・・
今後、追加で確実に買うだろうものは、チャイルドシートをそのまま取り付けられるベビーカーだけです。


義理両親には・・
これも、ありがたいことに義母・義父ともに電話するたびに「何がほしい?何が必要?」と聞いてくれます。
しかし、金銭的に余裕のある生活をしているわけではない義母。義父も決して裕福というわけではありません。そんな二人に経済的負担をかけるのは私もパートナーも凄く申し訳なく感じています。

一方、2人にとって初孫でもあり、何かしてあげたい、という気持ちもあるんだろうな、と思うと一切頼らない・甘えないのも寂しくさせるかなという気持ちも。

そこで今回いつか部屋の小物や子ども用品に使いたいと思っていたアフリカの布たちに活躍してもらうことにしました。
義母は大学で裁縫を学んでいて、本格的なミシンを持っています。仕事の合間にバッグなどを作ってインターネットで販売も。そんな義母に、アフリカの布でスタイやヘアバンドなど赤ちゃんグッツを作ってほしいとお願いをしました。
布はこれから送るところなのですが、出来上がりが楽しみです♪

画像1

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?