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Thanksgiving 後日談とWish bone

Thanksgiving の料理を作っているとき、2つの争いが起きました。
改めて文化の違い?価値観の違い?感覚の違い?のようなことを感じた瞬間です。

衛生観念の違い

前置きをしておくと、彼の方が綺麗好き、私の方が片付けられない人間です。それでも衛生観念だけは日本人の私の方が意識高い系?

事件はオーブンから七面鳥を出すときに起きました💦肉汁をキッチンカウンターや床に盛大にこぼしてしまったパートナー。それを、
床→キッチンカウンター→七面鳥が乗ったパン(下→上)
の順で同じタオルでふき取っていくのです!!
いや、普通
パン→キッチンカウンター→床(上→下)
でしょ? もしくは違うタオルなりそれぞれで違うペーパータオルを使うでしょ? 床を拭いたタオルでキッチンカウンターやら食べ物が乗っているものを拭くなんて💦と私はその衛生観念に驚くわけです。でも彼の感覚では足元からキレイにしないと自分の足の裏について余計に広がるとか、一番肉汁が溜まっているところからキレイにするとか、そういう優先事項があるんですよね。また室内だから問題ないとも感じています。私の感じる普通は彼の普通ではないのです。
こういった衛星観念の違いに関しては国際カップルではよく耳にします。

他にも衛生観念で地味にストレスを感じている点として、
シンク用のスポンジでキッチンカウンターを掃除する。
食器洗い用、シンク用、キッチンカウンター用と掃除道具は分けて使ってほしいのですが、何度言っても彼には意味が分からない模様。しつこく言い過ぎてLeave me alone!と怒らせてしまうことも。それでも最近は、キッチンカウンターは布巾やキッチンペーパーを使うようになってくれていました。が、最近私が何も言わないことを良いことに、またシンク用のスポンジを使う彼。
一時期は見て見ぬふりをして、自分が使う時に殺菌用ウェットティッシュなどで掃除するようにすればいいやと、捉え方を変えようと努力したのですが、目にしてしまうとやっぱり無理~ Thanksgivingの日、「そのスポンジ使うのやめて」と言い放ち嫌味のように横でカウンターを殺菌しました。←かわいくない😅

ビーチ帰りの汚れた足、水着でカーペットやベッドの上でくつろぐ。
フローリングの上を歩かれるのは良いのです。汚れてもきれいにしやすいから。でもカーペットの上はやめてほしい。せめてラグだったら洗濯したりクリーニングに出したりできるものの、アメリカのカーペット、剥がすのはリフォームなみの労力なので掃除もなかなかできません。こちらも何度言っても理解してもらえません。
ベッドも、ベッドシーツを洗う直前なら、まだ許せます・・でも洗ったばっかりだと、おい!と睨みを利かせたくなります。
ただ、こちらは彼に先にシャワーを浴びてもらい、その間私はバルコニーで待機することをルーティーンにして解決しています。

バスタオルを何日使うか問題
私は、バスタオルは使うたびに洗う家庭で育ちました。しかし、そんな私に彼は水が勿体ない、環境に悪いと言います。調べた結果バスタオルは3日目以降に一気に細菌が繁殖するというデータがあり、「3日目に洗う」ということで今は折り合いをつけています。
Babyのはこっそり毎日洗うと思います・・

食べ物の認識の違い

「野菜が足りないから、やっぱりビーンズキャセロールも作ろう」という私に、「コーンは野菜だ」と真顔で主張するパートナー
アフリカではトウモロコシが主食のところも多いですし、コーンブレッド、コーンスターチがあるように、私の中では「炭水化物」穀物の仲間。
以前、彼が夕食を作った際、炭水化物祭りだと思ったことがあった理由がこの日分かりました。おやつにヘルシーだからとポップコーンを選ぶ理由も解明された感じです。ヘルシーディナー?ライトディナーにシリアルを食べる理由も納得・・
 ベジタリアンならぬ、ミータリアンで野菜や果物一切食べませんというイギリス出身の友人にThanksgivingの食事の写真を送ったら、コーンにだけ×がついて返ってきたので、イギリス人の感覚でも野菜なのか・・・

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調べると、トウモロコシは野菜でもあり、果物でもあり、穀物でもある、と英語の検索ではでてきます。農林水産省の分類では野菜、しかし、世界三大穀物とも呼ばれるよう・・・つまりどちらも間違いではない?どちらかと言うと彼の方が正解なのでしょうか。

トウモロコシ、確かに他の穀物よりは食物繊維も多そうですが、でも糖分も他の野菜と比べて圧倒的に多そう・・
マラウイで暮らしていたときの主食はトウモロコシの粉を練ったシマと呼ばれるものだったのですが、これの食べすぎは”太る”と多くの人が口を揃えていっていました。

他にもある食意識の違いとして
日本食は意外とヘルシーではない問題?!
基本日本食全般好きな彼ですが、日本食は多くても週に1回しか食べたくないようです。理由は健康的じゃないから。(ハンバーガーやピザなどアメリカのハイカロリーな食事も月に1~2回しか食べません。)
家庭で作る日本食は基本、「お米に合うおかず」かなと思うのですが、そういったものは醤油、砂糖などを結構使っていて意外とカロリー高め。(九州の味付けはさらに甘め) ”たれ”より”塩”派の彼には重たく感じるようです。そもそも毎晩炭水化物を食べるということが重いと感じるよう。刺身も酢飯も好きだけどお寿司は嫌い。お米の割合が多いから←高級店に連れていけない私の問題か?! (なのでお寿司を食べに行っても海鮮丼を頼んでご飯の量を調整している人です)
そんな感じで、食べすぎた翌日の調整飯として夕食にお米ではなくシリアルを食べる彼(←シリアルの方が糖分気になる私・・・)

さらには、
ご飯・炭水化物の量を気にしている割に、レストランでは絶対デザートのアイスクリームを注文したい人。(←海鮮丼でお米減らしても意味がいない)
バナナにもぶどうにもクッキーにもピーナツバターをたっぷりとつけて食べる・・・もはやピーナツバターの味しかしない。ピーナツバター好きは私のイメージするThe Americanです。やはり穀物は重いが砂糖は別枠のようです。
ただ最近はアメリカに帰ってきてピーナツバター食べ放題に満足したようで、しばらくピーナツバターはやめるそう。
また、彼の最近のお気に入りのAcai biteというアイスクリームがあるのですが、これはアサイーのシャーベットがチョコレートコーティングされた一口アイスのようなものです。

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これ、私の中では分類アイス。比較的カロリー控えめな方のアイスではあるかもしれませんが、アイスには変わらない。(アイスクリームがラクトアイスになったくらいの感覚です)
が、彼の中ではAcai = healthy 果物を食べている感覚で健康的だそう。
Acai bowlを作る用に本当に甘味料無添加のシャーベットがあるのですが、そちらはともかく、Acai biteはチョコレートコーティングだし、中のアサイーも甘いのですが・・・
ちなみに、こちらドン・キホーテではアイスクリームセクションでなく、冷凍フルーツセクションに置いてありました・・
アメリカでは私の捉え方が間違っているのかもしれません。

などなど、生まれ育った国の違いなのか個人の問題なのか分からない驚きの経験を日々重ねているわけですが、今回新たな文化体験もしました。それが、

Wish bone

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残ったターキーをスープ用、サンドイッチ用に解体したときに抜き取った骨で、首の根本にある骨だそうです。

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これで、何をするかと言うと
その名の通り「願いをかける」
数日乾燥させた骨の端をそれぞれで持ち、折ります。より多くの骨をGetできた方の願いが叶うと信じられているそうです。

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えびせんを割る要領で、あえて力を入れず相手に任せましたが見事に完敗しました~。てこの支点をどこに置くか、ちゃんとイメージして押すなり引くなり折らないとダメだな、と来年リベンジに向けて対策を練っています。

ちなみに、願い事は他言してはいけないそうで教えてくれませんでした。

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