見出し画像

いつか終わる夢

「いつか終わる夢」

そんなタイトルのついた、とある曲が昔からとても好きだ

かの神ゲームFINAL FANTASY Ⅹで流れる曲の一つで、私はこの曲と、もう一つの名曲「ザナルカンドにて」を聴いてはなかずにはいられないのだけど

それはおいておいて

そう

夢は、いつか終わるのだ

画像1

一期一会

そこそこよく耳にする言葉だが、これはもともと茶道の心得の一つだ

一期は一生、一会はたった一度の出会い

茶道を長く続けていれば茶席に出る機会は多い、けれど、今日の茶会、そこにいるお客様との出会い、それと同じものは二度とない。だからこそ、亭主も客も共に思いやりをもち、心を尽くし誠意を尽くすこと

思えば、日本の文化は

終わり

に重きをおくものが多いような気がする
そして、私はその「終わり」に重きを置く
日本文化の静けさと深さがとても好きだ

何事もいつかは終わりを迎える
だからこそ、今、目の前にあるものをたたえ、大切にする

終わりの儚さと

その美しさ

栄枯盛衰は世の習い

画像2

そして、そんな「終わり」の儚さと美しさに重きをおく日本文化が好きな私の心には、いつだって「終わりがやってくる」という意識がある

楽しい時、つらい時、どんな時にも終わりはやってくるし

人とのご縁も、いつかは終わるのかもしれない

終わりのもつ儚さと美しさは好きだが
終わりは

寂しい

「終わりは始まり」なんて言葉があるけれど、私は「終わり」に重きをおきすぎる傾向があって、「終わりは始まり」なんてポジティブな気持ちには到底ならないのだ

終わりは寂しいし

終わりはこわい

「終わり」があるということを心得すぎているがゆえに、踏み込むことを恐れる自分がいるなぁ…ということを昔からよく知っているのだけど、最近、それを特に強く感じる

いろいろなことがあって、自分の人好きを再認識したからだと思うのだけど

この歳になってもどうしたって打破できない壁の一つだなぁ
人付きあい、人との距離の取り方、自分の出し方

あぁ、難しい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?