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結構大切!基本的な弾き方①基本の音階編

前回のドからドまでの指使い記事。そこからプラスで「弾き方」を覚えることで、指使いを理屈で理解するだけではなく、音を滑らかにきれいに奏でることができます。

初めてに近い感覚で実際にドレミファソラシドまでを弾いてみた方はファ①の指にかえるとき、ブツっと音が切れているのではないでしょうか

では、さっそく滑らかにドからドまでを弾ききる指の動かし方♪

↓ファで①に変える時、このように親指をくぐらせるように弾いてみてください。指のトンネルにぐ~っと突入するように。

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【コツ】

親指がファの位置に到着するまで、ミにある③の指を離さないで鍵盤を押さえておきます。

そして、ファの位置に①の指が来たらリレーのバトンのように、ミからファへバトンタッチします。

その時にミとファの間は無音の瞬間が無いように(バトンを落とさないように・・というイメージ)①の指に交換しましょう。

上から見るとこんな感じになってるはず(この時もミは押してる。ファへの移行の瞬間)

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そして、前回の指使い記事にあったドレミファソラシドレミファソラシド~と鍵盤のあるかぎり続けて弾くときは高いドの音でまたまた①の指に戻すのでした。

そうなると、、

さっきは③からの①へのバトンタッチだったけど、今度は④からの①へのバトンタッチ。


少し遠い!!

このような感じ

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上から見ると、、、うーん、、練習して慣れないと指が一生懸命になっちゃうかも

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ここで一つ、このような指をかえるような時でなくても気を付けてほしい基本的なことがあります。

とにかく無駄な力を入れない。(とっても重要!)

力を抜いているつもりでも、いらない力が入ってしまっている可能性が・・。

当てはまることありますか?

☐ピアノ弾くと肩に力が入って肩があがってしまう。

(対処法:ぐぐ~っと肩を上に力を込めて持ち上げてストーンと一気に力をぬいてみてください。よくあるストレッチな感じです。そしてその肩の力抜けてる感覚を維持)

☐ピアノの鍵盤をおしているときガチっと手首が固定されている感覚がある

(対処法:両手首をグリグリ回して力を抜いてぶらぶらしてお化けの手のポーズをとってみる。そのまま力を入れずに鍵盤に手を乗せてください。弾くときにもその感覚を維持。お化けの手で指だけが一本一本動いてるような感じ。)

☐鍵盤を押す指先が赤くなるほど押している

(対処法:指がなだらかな弧をえがく形をしているか確認。このように指先に不要な力が入ってる方は第一関節でグニャっと曲がって指先がへこんでる場合が多いです。)

この一つでも当てはまったら今のうちに正しい打鍵を知ってほしい。

ピアノは力で弾くというよりは、自分の体重をうまくコントロールしながら鍵盤にのせて奏でるイメージに近いです。

今回のミからファに指をかえる瞬間、このように鍵盤を押していない指が過度に浮いてピキーンと伸びていたらこれは完璧いらない力が入っている証拠です。

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note では基本レッスン(理論的なこと多め)は可能ですが、これに関しては対面レッスンでしか指導できない部分です。

受け持つ多くの生徒さんは、それぞれ自分なりに気を付けているつもりでも指の形等、打鍵の間違いに気づけていないです。

それに気づけていないからこそ思うように弾けないフレーズがあったりしてモヤモヤしています。

対面レッスンでは、まずは気づいてもらって、実際に弾き方の違いを手ごたえで感じてもらい一人一人のクセにたいして処方箋のようにどのようなトレーニングが必要かを指導しています。

大体のテーマは「脱力」です。

今はZOOMレッスンでもそのような指導をしていますが、うまく素早く弾けるようになると、今度は機械側が追い付いてこないという事象があらわれることも(^_^;)


このドからドまでの指かえタイミングでのスムーズな弾き方をマスターすると、弾きたい曲を練習するときにも自然と活きます。

断言しますが練習は1ミリも無駄にならないです。

☆今回の指かえ練習方法☆

ひたすらドからドまでを弾くのではなく、

ミファミファミファミファをひたすらゆっくり弾きそして慣れてきたら少しテンポを上げます。そしてドからドまでで通して弾きます。

これはシドも同じです。④からの①のほうが大変なのでゆっくりなテンポで焦らず繰り返し弾いてみてください。


今日はここまで♫



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