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零票確認エンジョイ勢

おはようございます。

わたしは東京都に住んでいる有権者なので、今日は都知事選の日です。

そして今は、零票確認を行うため、今日この投票所で一番目の有権者として列の先頭に並んでいます。
(追記:投票までに書き終わるかなと思っての書き出しでしたが、終わらなかったし帰って二度寝したので、半分ぐらいは後から書いたものです。)
零票確認とは、投票を始める前に投票箱に何も入っていないことを確認するおこないを、その日投票所に一番目にやってきた人が担う仕組みのことです(おそらく)。
ツイッター(現X)では、#零票確認ガチ勢 といったハッシュタグがあり、早いと未明から投票所の前で待っているような方もいらっしゃるようです。

わたしはそれほど世間のことや政治のこと、候補者たちに詳しいわけではないので、特定の候補者に対して何かを述べることは(おそらくほとんど)ありません。
ですが有権者はみな選挙に行ってほしいという趣旨の発言は(わたしの知り合いの中では)よくしている方だと感じています。

今日はその思いの一環として、書こうかなと思います。


今朝は6時5分に起きました。普段は始業ギリギリまで寝ていたいタイプなので、かなりの早起きです。
何だったら、昨晩のアラームは一応零票確認を狙って6時15分にセットしておいたので、めずらしくアラームよりも早起きしたことになります。本当にめずらしい……。

簡単に髪を結って、熱中症にならないように少し水を飲み、リュックに荷物を詰めます。荷物といっても、投票を行うのに必要なのは投票所への入場券だけ(なんだったら、入場券を無くしてしまっても、そのことを申し出て適切な手続きを行えば投票が行えるはず)ですが、今回は30分以上待つことになるのでいくらか準備をしていきました。
具体的には入場券とスマホと財布、水分(500mlのペットボトルに湯冷しの水道水を入れたもの)、塩タブレット、ハンディファン、ハンカチとティッシュ、大きめの心置きなく汗を拭えるタオル、古賀及子さんのエッセイ本、iPadを、リュックに入れて持っていきました。結果として使ってないものも全然ありますが、リュックが重みを感じにくいように作られているものなので、現地で「あれ持ってきたらよかった!」となるよりはよかったです。

選挙なんて票を投じれば(あとはひとさまに迷惑をかけなければ)何でもいいと思っているので、ユニクロのTシャツにリラコ、GUのスポーツサンダルといった完全にゆるい服装です。朝と言えどもとにかく暑い日なので日傘も差して、快適性を第一に向かいます。

投票所までは徒歩で10分程度、学校なので直接訪問したことはありませんが、すぐ手前のスーパーを頻繁に利用しているので、結局は地図を確かめず辿り着くことができました。

歩きながら、世の中にこんなにもわけのわかんないことが罷り通っている中で、女子に投票権のあることのまっとうさを改めて思います。普段「こんなのおかしいだろ」と思うことが多すぎて、もう一歩何かが足りてなければ女子に参政権や投票権がなくても全然不思議ではないよなぁ、とつい思ってしまいます。

投票権があるからにはしっかりと果たしたいよなぁと思いつつ歩みを進めるとかわいいわんちゃんを連れた方が。道を横切るとあちらには胴の長いわんちゃんが。さらに進むとフワフワのわんちゃん2匹が。この時期は昼間が暑いので、朝に外に出ると犬思いの優しい人と暮らしているわんちゃんがたくさん見れるのですね。

真剣に考えかけた側からわんちゃんに気を取られましたが、まあそれぐらい肩の力を抜いて行ってもいいんじゃないかなと思っています。

そうこうするうちに投票所がある道まで来ました。ここまで来ると、零票確認狙いとしては通行人の全てがライバルに見えてきます。投票所である学校の方へ、今まさに通りを渡らんとする人がいて、この人が投票所に入るなら勝てない……!と思っていたら、車の往来がなくなったのを見て渡ったその人は普通にスルーして脇道へ行き、どうしたのかと思ってちらりと覗いたら小さい黒いわんちゃんを地面に下ろしてリードを繋いでいるところでした。小さいわんちゃんに車道を横断させるのは危ないから抱えていらっしゃったんですね。飼い主の方の服も黒いからわんちゃんがいることに気づかなかった。

なんだか犬ばかりに出会ったなぁと思いながら無事に到着し、投票所の案内看板を頼りに建物に入っていきます。床は養生され、ガムテープで矢印が書かれているのでそちらへ進んでいくと、明らかにスタッフらしい人が現れて「おはようございます、今日はよろしくお願いします」。

あっこれ、早く来すぎてスタッフと間違えられているな?

慌ててどう表現したら良いか分からず、とっさに「すみません、ただの有権者で……」と伝えたところ無事意図が伝わり、少し戻ったところで待機することになりました。

それでこの文章を書き始めるに至ったというわけです。

ちなみに、わたしが今回投票所に到着したのは開始35分前頃で、結局2番手の方がいらっしゃったのは6時56分、開始4分前のことでした。意外と零票確認穴場の自治体だったのかもしれません。
以前住んでいた地域では同じような時間に行って3番手だったことがあったので張り切りすぎました。
投票後、夫も来るとのことだったので出入り口付近で待っていたところ、7時5分頃にはすでにざっと2〜30人ほどが投票をしに来ているようでした。

夫といえば、わたしはまさに先週7月1日に入籍したばかりのため、今回入場券に印字された名前と現在の本名が異なる(苗字が変わった)のですが、入り口の係の方に入場券を渡したら、特に何の説明もなく入れたので、もし今後似たような状況の方がいらっしゃったらご参考までに。


この文章を読んでくださっている方、ツイッターのフォロワーさんや、note上でわたしのことを見つけてくださった方、みなさんはきっと、今回の選挙に限らず、自分が投票できる選挙において、きちんと情報を得て、自分が投票すべきと思える候補者に投票できるひとだと思っています。

それはもちろんわたしが投票する人と異なることもあるはずです。わたしたちはそれぞれ別の人間なので、どの候補者がえらばれるとより各々にとって良いことが起きそうかが異なります。1億みんなそれぞれ自分の立場を持っているからこそ、選挙の仕組みがあって、それぞれの立場のために選挙に行って票を投じることが大切だなと思います。

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