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酒千夜一夜物語−殿下編−

何だか壮大なタイトルで恐縮ですが、単なる思いつきで書いてみただけで特に深い意味はありません悪しからず。

飲んで盛り上がった話も失敗談も含めて全部、お酒にまつわる話を聞くのも話すのも好きです。
もちろん種類に関する好みやこだわりを聞くのも良し。この人、このお酒が好きなんだ!って新発見できるの楽しいし、知識も増えるし自分も今度飲んでみようかな、って思ったりもするから。単にこんなお店行ったよ!も参考になる。願わくば、私の推し様達にはお酒にまつわるトークライブをぜひぜひ開催して頂きたい。
お酒には十人十色のドラマがあり、お酒を飲みながらそんな話を聞くひとときは至福。

というわけで、今回は殿下のお話でもひとつ。

えっとですね。殿下というのは、ある知り合いの方の愛称になりまして。本人に直接呼びかけたことはなく、あくまで仲間内でこっそり呼んでいるだけなのですが。
そこはかとなく漂う高貴な雰囲気と、あたかも全人類の幸福を願っているような優しい笑顔から私が命名した次第。

で、それはお正月明けてからの出来事。
殿下にお会いした際、年末年始に何か楽しいことしましたか?ってお伺いしたところ、、

「ぼったくりバーに行ったことかな」

聖人みたいな彼の口からサラッとぼったくりバーなんてフレーズが飛び出したこと自体に内心驚きつつ、よくよくお話を聞いてみました。

すると、、

何と新年早々に行きつけの飲み屋さんでお酒を飲んだあと、ほろ酔いで街を歩いてキャッチに引っかかり、ぼったくりバーで結構大金を支払うっていう想定外にハードなストーリーだったのです。

それはむしろ災難だったんじゃないですか?って思ったから、単刀直入ストレートにその気持ちをぶつけると。

「ぼったくりバーって一度行ってみたかったから楽しかったし、いい勉強になったよ。少しお金はかかったけどね」

満面笑顔で仰った彼の頭上から後光が差してるんじゃないかとすら思いました。

ぼったくられた夜さえも、本人の解釈次第でニコニコハッピースペシャルナイト☆
彼の前向きな姿勢、私も見習いたいものです。

だけど、ぼったくりバー体験はNo thank you!

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