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公式Twitterをはじめる前にやるべき9つのステップ

こんにちは、ボーダレス・ジャパンというソーシャルビジネスの会社でマーケティングディレクターをしてます、松本です。

私は、1週間半ほど前に会社の「公式Twitter中の人」に突然任命されまして、運用をはじめました。

まだはじめたばかりですので、試行錯誤中ではありますが、1週間ちょっとで400人弱くらいフォロワーさんが増やせたり、1日のインプレッションもただお知らせを流していたときの10倍以上にはできたり、リプなんてほぼなかった状態から一日に数回いただけるようになったりしているので、割と結果はついてきているのでは?と思っています。

ちなみにアカウントはこちらです↓


今回は、私がアカウントを始める前にやっておいてよかったこと、主に土台作りの部分を説明していきたいと思います。(運用についてはまた別途ノウハウがたまったら!)

すでにアカウントを中の人として運用されている方や個人でもTwitterをきわめている方からすれば「当たり前じゃん」と思われることもあるかもしれません。
しかし、これから運用をはじめようとしていて、何から手を付けるべきか分からないという方のために、少しでもためになるものが書ければと思って書いてみました!

前提としてこんな会社さんの参考になれば、と思っています!

✔中小企業、ベンチャー企業
✔会社自体や、商品・サービスが有名なわけではない
✔これから新たにTwitterアカウントをつくる or 一応アカウントを持っているが、お知らせを流すだけになっている

それでは9つのステップ、はじめます!

Step1 目的を決める

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一番はじめに決めるべきなのは、この「目的を決めること」です。
たとえば、、、
・商品・サービスの認知を広げるため?
・お客様とのコミュニケーションをとれる場にするため?
・ファンをつくるため?
・採用を強化するため?
など。

こちらが定まっていないと、ターゲットやツイートの軸も定まらず、また、やっていてすぐに「何でこんな手のかかることをやってるんだっけ?」とモチベーションも下がりかねません。(運営は結構労力がかかるものではあるので、、)

また、フォロワーを増やすことが途中で目的化しはじめたりする可能性もあるので、その先にこのアカウントを通して何を成し遂げたいのか?を明確にしておく必要があります。

私の場合には、
「ソーシャルビジネスに興味を持ってくれる人を増やす」
という目的をセットしました。

運用しながら迷子にならないよう、最初にしっかり決めておきましょう。

Step2 ターゲットを決める

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目的の次はターゲット(フォローしてくれる人)です。
ターゲットを決めるときのコツとしては、実際にTwitter上の人を何人かピックアップするのが良いと思います。

いわゆるペルソナ設定みたいなことを自分で考えるのもいいと思うのですが、「ヨガ好きで休みの日はカフェ巡りをしていて、丸の内で働く23歳の女性」みたいな、理想のフォロワー像を作り上げてしまい、いざ運営をはじめてみると「そんな人いなくないか!? 」みたいな感じにもなりかねないので、具体的なTwitter上の実在の人物をあげてみるのが良いと思います。

私は、コアターゲットとしては、「社会貢献系の活動をしている学生さん」を中心にピックアップしました。

Step3 ターゲットになぜフォローされるかを明確にする

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「なぜフォローされるのかを明確にすること」は、要は「ターゲットにどんな価値を提供するのかを明確にすること」です。
これは、いくつもあっていいと思いますが、メインのひとつは一言で言いきれた方がいいです。
例えば、
・ターゲットが欲しい情報を発信しているから
・キャンペーンを行っているから
・優しいツイートにほっこりするから
・その企業・ブランドの情報をもっと知りたいから
などです。

私の場合には、ターゲットとなるような人が社会にとっていいことをリツイートなどをしているのを見かけたので、そのような情報提供がフォローされるきっかけになるのでは?と考えました。

この軸で社内外問わず、いろんな社会にいいコトやモノ、ソーシャルビジネスを紹介していけば、「ソーシャルビジネスに興味を持ってくれる人を増やす」という目的とも合致するので良いと思いました。

↓実際にはこんな感じで投稿しています

公式アカウントにとって、フォローしてもらうハードルは予想以上に高いです。
ターゲットになりきって考えてみることも重要ですし、「自分がいちユーザーならついついフォローしてしまうアカウントってどんなものか?」をつきつめてみるのも良いと思います。

Step4 KPIを決める

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目標としたい「フォロワー数」「エンゲージメント率」などのKPIを決めていきます。
私の場合にはもともとアカウント自体はあり、お知らせだけを流す運用はされていたので、「エンゲージメント率を落とさずに、フォロワーの伸びを2倍にする」という目標を立ててはじめました。

この目標の数字は正直、アカウントを運用をはじめていない最初の時点ではざっくりとしかたてられないので、それで問題はないと思います。

試行錯誤していくなかで、想定よりも簡単に達成してしまったり、逆に現実離れした数値を立ててしまっていたことに気づいたりすることもあると思うので、それは都度修正をしていけば良いと思っています。

ちなみに、有名なTwitter分析ツールであるsocial dogは無料版でもそのような数値の推移をしっかり見ることができるため、利用をおすすめします。

↓こんな感じで日ごとの推移が見られます。(この画像は個人アカウントのものです)

図1

Step5 キャラを決める

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これは忘れがちなのですが、結構重要な部分です。
ターゲットの人達を想像して、どういう風に見られたいか?自分ならどんなキャラが可能か?を考え、以下のようなことを決めていきます。
・顔文字は使う?どんなのを使う?
・絵文字は使う?
・口調は?
・どんな性格?

などです。

もちろん運営方針にはよりますが、有名ではない企業や会社にとってそのキャラが愛されることは、フォローされたり、エンゲージメントを高めたりする一つの大きな要因になると思いますので、軽くは考えないほうがいいと思っています。

私は、これを決めるにあたって、いろんな公式さんを見て、キャラに対するエンゲージメントが高そうなのはどんなものがあるのかをまずは把握しました。(特に有益なことを言っていないツイートでもそのキャラに対していいねやリプがたくさんついているアカウントさんを探しました)
そして、それを参考に、自分がそのキャラを演じるのに無理がないものを考えました。

私の場合、もともと優しめの文章を書く傾向にある(と思ってる)ので、そのような傾向は残しつつ、ほっこりするような顔文字を使うことに決めました。
特別な言い回しや語尾などは使ってしまうと、途中で無理が出るかもと思ったのであえて使っていません。

↓最初の顔文字を使ったツイート

また、いろんな会社さんのアカウントを見たところ、毒があって伸びているようなところもあるのですが、かなりツイートに才能が必要だな、、という感じなので、そこまでの自信がない場合にはポジティブなもののほうが良いと思います。

Step6 企画(投稿のパターン)を決める

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実際、運営を始めてみると、「さぁ、何をつぶやいたらいいの?」となりがちです。
そうならないために、企画(投稿のパターン)をあらかじめ用意しておき、さらに、それを投稿する大体の時間を決めておくと楽です。

反応が明らかに悪ければやめたり改善すればいいだけなので、Step1~3の目的やターゲット、なぜフォローされるのかを念頭に置きながら、案をどんどん出してみたら良いと思います。

ちなみに私の場合でいうと、以下のようなパターンを作っています。

①朝の挨拶


②社会に良いモノ・サービスの情報

③新規事業の裏側

④メンバーの紹介


もし不安な場合には、事前にアンケートを取ってみて、本当にそのニーズがあるのかどうかを確認してみるのも良いと思います。
私は個人アカウントでですが、こんなアンケートを取りました。
(最初から「社会に良いモノ・サービスの情報」をメインにしようとは思っていたのですが、このアンケートのおかげで自信を持ってはじめることができました。)

すでにアクティブなフォロワーさんがある程度いそうな場合には、その公式アカウントでアンケートをとってからはじめるのも良いですね。

Step7 プロフィールを決める

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プロフィールは、やはりフォローするかしないかを決める重要なポイント
以下3つのポイントは入っていると良いと思います。
①何者なのか?(結構公式アカウントは意外とここが分かりづらいところもあるな、と感じます)
②フォローしたらどんないいことがあるのか?(step3のターゲットになぜフォローされるかを簡潔に書く)
(運営方針上、中の人のキャラが重要な場合)中の人の存在

図2

Step8 会社の人を巻き込んでおく

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運営を始めるにあたって、会社の人を巻き込んでおくことは、

フォローしてもらい、フォロワーを少しでも多くしておく(特にフォロワーがまだはじめたばかりで少ない場合には、少しでもフォロワーを増やしてフォローされやすくしたほうがいいので)

拡散に協力してもらいやすくする(やはり、メンバーに積極的に拡散してもらった日は確実にインプレッションが伸びます)

中の人の励みになる(正直、個人のアカウントに比べていいねが付きづらかったりもするので、そんなとき「見てるよ!」と言われると頑張れます。恥ずかしかったりもしますが(笑))

などの点において、良いです。


Step9 (できれば)個人アカウントで宣言してみる

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もし中の人が個人のアカウントを持っているのであれば、「このアカウントの中の人になりました!」という宣言はやってもいいと思います。

そこからフォローしてもらえるメリットがあるからです。

私は宣言した時点での個人アカウントのフォロワーさんは600人くらいでしたが、その宣言のツイートがバズって200人くらい新たにフォローをしてもらえ、そこからおそらく200人近くの人に公式アカウントの方もフォローいただけたようです。

ただ、注意点として、結構有名になってしまうと、行き過ぎたファンの人ができたりするため、中の人の個人情報はあまり出さない方が良いという意見もあります。心配な場合にはやめておいた方が良いかもしれません。

最後に

さぁ、あとは覚悟を決めたらとりあえずスタートしてみたらいいと思います!
私も、以上のことを半日くらいでババっと決めて、見切り発車ではじめてみましたが、何とかやれています。

このnoteが少しでも参考になると思ってくださる方がいたら嬉しいです♪

↓個人アカウントでは、中の人をやってみてのノウハウをはじめ、面白いマーケ事例マーケ系の本に関する情報など発信しています↓

↓公式アカウントの運用もこれからブラッシュアップしていく予定ですので、PDCAをまわしていく過程がみられるかもしれません↓







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