ゲストハウスで朝のミニ散策ツアーをやってみた
運営中のゲストハウスについて
今、私が運営している和歌山のゲストハウスは、田舎暮らしを体験できるということをコンセプトにしている。
和室の個室に、共同のお風呂、トイレ、キッチンという小さなゲストハウスなのだが、野菜畑やハーブガーデン、たき火スペース、ヤギ・カモなど動物もいて、「田舎暮らしを体験したい」人にとってはなかなか楽しい宿だと思っている。
逆に言えば、体験をしなければうちの宿のよさはゲストには伝わらないと思っていて、いかにここで「田舎暮らしらしい」体験をしてもらうかがキーになっている。ここを失敗してしまうと、ただ泊まるための宿泊施設としては割高な印象を持たれてしまうのだ。
新たな試み「朝の散策ツアー」
そこで、新たな試みとしてGWに無料で朝の散策ツアーを実施することにした。
これまでも希望者には裏山の案内をしていたが、それだとどうしてもゲストの積極性や好奇心頼りになってしまうのだ。なので、企画としてチェックイン時にこのようなツアーをやっていることを案内することにした。
このツアーを始めて3日目ではあるが、手ごたえを感じている。
雨で中止になった会があったものの、宿泊ゲストのすべての組がこの散策ツアーの参加を決めてくれた。
ツアーといっても簡単なもので、裏山を歩きながら植物やこのあたりの自然の話をして20~30分山を散策する。
私は森林インストラクターでもあり、学生時代から自然のことも学んできたので、簡単な知識は身についているし、ここの暮らしのことも少しずつわかってきている。また、ヤギを連れて山へ行くこともあるので、その時のエピソードもありこのくらいの時間なら、ネタには困らない。(どのネタをどのように提供するかが腕なのだが、この辺りは研究中。)
今後の課題は、より魅力的なツアーに仕上げていくこと、英語対応もしっかりしていきたいということ。私の英語では、なかなか上手に伝えられていないので、話したい内容の台本を予め用意するなど、できることからやっていきたいと思う。
ワーホリに向けて
この散策ツアーは、ワーホリで仕事探しをする際にも役に立つのではないかと考えている。
ガイドの仕事に応募する場合でも、まったく海外の方に向けてガイドをしたことがないのと、1回でも2回でも経験があるのとでは、全然違うはず。現地で日本人向けのガイドをする場合でも、こういった経験を積んでおくのは大事かなと思う。
とりあえずは、GW中少しでも多くゲストを山にお連れし、経験を積み、あとはCVや面接でこのことを上手に伝えられるように準備しようと思う。