人生を終えるとき本当に大切なこと(BJ Miller)
BJ Millerというホスピスや緩和ケアに関わっている医師がいます。
彼は、事故で膝下の両脚とひじ下の腕を失ってから、医師になった人です。
彼は多くの講演をおこなってきて、数千人の人に以下の質問をしてきたそうです。
「押すと永遠に生きられるボタンがあったら押しますか?」
10%くらいの聴衆が、押すと答えたそうです。(→死は悪ではない??)
①あなたなら、押しますか?
(どういったコンディションで永遠に生きるのかという具体的な想定の提示はないので、老化が止まったり病気が治ったりはしないという条件で、ということだと思います)
私も押さないなぁ。。
また、このインタビューの中で、彼もインタビュアーも、
『「死」がなかったらみんな何も成し遂げないよ。ベッドから起きないよ。明日しようって思うもん。』と言っています。
私の知る限りふたりとも犬を飼っているので、散歩につれて行ってあげるためには起きるんだけど、大きなことはする気が起きないかも、という意味なのかな?
②あなただったらどうだと思いますか?
私は、「人生の終わり」がなくても、知的好奇心に導かれてしたいことをしているような気がします。
彼はまた、「人々が恐れているのは死(death)ではなく、死ぬまでの過程(dying←dieのing形)、つまりはそこで生じる苦しみである」
そして
「死にまもなく向かっている人も生きている」と述べています。
インタビューの内容は、この動画から。
Dr. B.J. Miller - What Really Matters at the End of Life | Super Soul Sunday | Full Episode | OWN (youtube.com)
こちらは日本語訳付きです。
What really matters at the end of life | BJ Miller | TED (youtube.com)
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