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訪問看護師の日常と、大量行動の先にあるもの。


こんにちは!
訪問看護ステーションlifeで看護師をしている田代さとみです。
今年のクリスマスは、どさくさまぎれに美顔器をリクエストする予定です。
あまりめんどくさくなく、メンテナンスも不要で、お手頃価格で効果抜群なヤツが届くといいなァ。

そんなことより、今月も私はlife一色の日々を送っていました。
月間の天気予報風に表現すると、
10月も概ね訪問看護の日が続くでしょう。時々キャンプとビールを嗜みます。
家族との時間があまりないので、一緒にいる時はできるだけ優しく接しましょう。
ラッキーカラーはオレンジです。
と、いったところです。
(天気予報というより占い。オレンジについてはしいたけ占いを参照してる。)

なぜこんなに看護ばかりできるのか、自分でも不思議です。
いつも帰りが遅いので、長男に「おかえり!」ではなく、「久しぶり!」と言われたりします。返す言葉がなく、「お、おう…」(小声)となる母です。

今月の前半は心を無くし鬱々としていまして、あまりインプットする時間が取れなかったので、学びになるようなことはお伝えできない気がするな。(暗っ)
徒然なるままに、近況を文章にしてみたいと思います。

lifeは10月からスタッフが増えて、11名になりました。
新メンバーのコッシーさんは、そもそも訪問看護がしたくて看護師になったというではあーりませんか。出会ってくれて、ありがとう。
スタッフの人数が増える一方、管理者である私は、新規受付、サービス調整や会議を含む訪問業務、臨時対応、請求作業やその他の事務作業に追われ、スタッフとの同行訪問さえままならない毎日。人としての器もなかなか大きくならずおちょこサイズ。
貴重な子供との時間も仕事のことで頭がいっぱいでガミガミ母さん。
時間がなくてもインプットはやめられず耳も目もフル活用。Voicy聴きながら本を読む始末。(もうやらないことにしました。非効率なのが明白だから)
悪夢にうなされた夜は夫に「大丈夫か!?」と起こされる。
げんなりして笑えない朝もあるわけです。
しかし、そんな大量に行動する毎日の先に、見えたものがあります。
それは、「ゾーン拡大」です。

ゾーンとは
自分が特に頑張らずともできる範囲のことを「コンフォートゾーン」と言います。
私は、成長のためにはその範囲を越える努力が必要である、という美学があります。
コンフォートゾーンを超えるために少し背伸びしたり踏ん張ったりするので、いつもいる範囲を超えた範囲のことを「ストレッチゾーン」と言います。確か、学びの引き出しはるラジオのはるさんがずいぶん前におっしゃっていました。

朝から晩までノンストップ訪問。事務所を不在にしてしまうことも増えてしまいます。事務所に戻ったらやるべきことだけやってまた訪問。
睡眠時間を削ってもできない仕事が積まれていきます。
当然業務に支障が出てくるわけで…そんな不完全で未完成な私をフォローするために、今まで私が1人でしていた仕事を、スタッフのみんなが担ってくれるようになりました。
臨時対応が入った時のスケジュール調整や、各事業所への連絡、書類の整理、カルテ作成、ラーメン部の活動、新しいスタッフさんの教育、物品の管理…
これらの仕事をしながら、訪問業務や新規事業も精一杯頑張っているのである。
純粋にできる業務が増えるだけでなく、それらに伴って思考を巡らせたり、他者とのやりとりでエネルギーを交換する頻度も増えるので、経験値がグッと上がる。
ゾーン拡大するわけだ。

lifeの理念は「暮らしといのちに貢献する」です。
このシンプルな理念の中にある多面性と奥深さを想像してみてほしい。
兎にも角にも利用者さんやご家族と向き合う私たちの日々の眼差しや真剣さがものを言う世界なのです。
頑張ってもうまくいかなくて涙する日もある。
誰にも見てもらえてない、認めてもらえていないように感じる日もある。
つわりがひどくて絶食の日もある。
自分や家族の体調によって、思うように働くことができない日だってある。
初めての経験に戸惑うこともある。
言葉にできない思いがある。
それでも最善解を見つけて、最後までいのちをあきらめない。
訪問して全力でケアとセラピーをする。
みんなの申し送りを読んだり、働きぶりに触れたり、利用者さんからお褒めの言葉をいただいたりすると、鼻にツーンときてしまいます。
みんな、素晴らしいケア、素晴らしいセラピーをしているな…と思わずにはおられないのです。
こんなステーションで働きたかったんだよ私は。そんなふうに思います。
lifeのみんな、ありがとう。
これからもどんどんゾーン拡大していこう。


そんな私も、タスクに追われて枯渇してはいかん!と、ストレッチしています。
体はカチカチですがね。
スタッフの成長も明らかですし、星渉さんの「神時間力」やけんすうさんの本を読んだ影響も多大にあるのですが、手帳の書き方を変えました。
今まではその日やるべきことを書き出し消していく方式でしたが、今は、そのやるべきことはいつやるか?を決めて書くことにしました。
タスクに追われそうになったら、「で、今どこを目指してるの?」と自分に問う。
自分だったらどうするか?と物語に出てくる人物のように自分を客観視して、動かす。
効率重視ではなく、質重視。
同時進行より、一点(か、2点)集中。
ケア中にかかってくる電話は、極力出ないで(絶対に出ない、と言い切れないのが未完成な私らしさ)目の前の方の幸せについて考える。
今日はガソリンのエンプティランプが「ポーン」とついて、「あ、働きすぎている」と感じたので、漫画だったら足元はぐるぐる巻き、おでこの他に頭の上にも汗がいっぱい出るくらい急いでいましたが、深呼吸して、ガソリンスタンドに行きました。
ガソリンを入れてからでも十分間に合ったし、「うーんとさっぱりしたよ。ありがとう」と、洗髪しただけでとっても喜んでもらえました。
こうして自らの行為を変えることが、特に何もない私が、自分や大切な人の幸せのためにできることだと、ようやくわかってきました。
看護をもっと楽しみたい。
人が輝く瞬間を見つけたい。
lifeの看護やリハビリによって暮らしといのちはもっと輝く。
この希望というか夢は、拡がるというよりも、深まっていくイメージなのです。
これも、あれやこれや試行錯誤して泣いたり笑ったり怒ったり落ち込んだりしたからわかってきたこと。
ゾーン拡大による進化や深化は、大量に行動した後についてくる。
行動することでしかわからないことが、この世の中にはいっぱいあるんだなァとつくづく思う今日この頃です。


おわりに
時間がなくてnoteが書けない!と、飲み会からほろ酔いで帰ってきた夫に本気で八つ当たりしたのが昨日のお話。
ゾーン拡大しようとしている人とは思えないおちょこ発言で、夫も困惑したことでしょう。
無事、投稿できそうでホッとしています。
ま、手帳の今日の深夜帯のところに「note」って書きましたから。(ドヤ顔)
書いたことは現実になるって、本当だと思います。
人生も、イメージした通りになるんだと思います。
あなたの人生もきっと思ったようになります!
幸あれ〜!






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