呪いの言葉を真に受けて呪われた大人になった（と思っていたけど、これを書いていたら呪われてると認識してしまう意識こそが呪いだな、と気づいてどうでもよくなった（と思い込む努力をはじめることにした）話
親戚が嫌いである。
嫌いどころか憎んでいる。
ここで書くにはまったくもって相応しくない感情を存分に抱いている。
とにかく親戚が嫌いである。
小学生のころ、どの親戚からも言われた言葉がある。
「おうちのこと手伝って、お母さんを助けてあげてね」だ。
十歳にも満たない子どもが、親戚たちと顔を合わせるたびに毎回、『こっそり』と言われ続けた言葉がこれだ。多分五十回以上言われた。
きょうだい児に絶対言ってはいけない台詞だ。大人ならわかるだろう。故意犯か。
私は親戚を憎んでいる。
とにかく憎んでいる。
許せる日は来ないだろう。
・ ・ ・
これだけだとただの憎しみポエムになってしまうため、テンションアゲアゲで補足しておこう。
叔父叔母って薄いながらに血縁関係がある（親からしたらキョウダイだから薄くはないのだろうが、私にしてみれば海に浸かって漏らした小便みたいなもんだ）せいで、デリカシーのないことをずけずけ話して、責任も取らないくせに大口を叩いてそれをすぐ忘れる生き物だと思う。
しかも困ったときに即座に頼ってきては、迷惑かけてごめんね、お互い様だからなにかあったら言ってね、みたいなことを言うくせに（そもそもお互い様とかそういう言葉は迷惑をかけられた側が使う言葉であって、迷惑をかけた側が使う言葉ではない）、いざというときは一切役に立たないうえに連絡が取れなくなる。
そして自慢をしたかったり愚痴を吐きたかったり雑用を押し付けたかったりしたときにだけ連絡をよこしてくる。面の皮が厚いうえに図太く自分本位だ。
海の中の小便（とはいえたくさんの人が垂れ流してそうだから、それなりに濃い気もするな……嫌だな……）程度とはいえ同じ血が流れていると思うと、心の底から嫌悪感がわいてくる。
叔母2号に、「女の子は太ってるくらいが可愛らしくていい」と言われたこともよく憶えているぞ。そのくせ自分の娘の体重体形はきっちり管理してたのも知ってるぞ。
私が痩せると都合が悪かったんだろ、知ってるぞ。従妹本人に聞いたからな。
「かなちかちゃんみたいにデブになったら嫌でしょ」って言ってたんだってな？ ん？ なにが痩せて奇麗になったわねだ、心にもないことをほざきやがって。
……と、ここまで書いてふと思い出したのだけれど、ＮＨＫのカルチャーラジオ（日曜）の6月9日放送回で出演していた小池龍之介さんという方が心の傷について話している中で、こんなことをおっしゃっていたんですよ。
「（ネガティブな感情を抑え込んだり追い出したり消し去ったりと抑制しても、無意識下では「嫌だ」「あの人嫌いだ」「むかつく」と言っている、というようなお話からの）これ実は、一生言い続けるんです。30年前のことでも40年前のことでもずーっと言い続けてるんです」
そもそもの話は家族仲についてだったんですが、まさしくこれ。
普段忘れてるし思い出さないけど、ずーーーーーっと心の中にいる。ずっとわめいてる。
ときおり小さなきっかけで顔を出して、また必死に押し込める。そして他人をどんどん許すことができなくなっている。汚い感情として蓋をしてしまう。
発散をするべきなのだろうが、今更感が拭えない。なんとかしてぎゃふんと言わせればいいの？
だがたとえどこかの富豪から油田をもらったとしても教えたくはないぞ。己の人生にこれ以上関わらせたくないぞ。
えー、どうしたらいいんだろう。カウンセリングとか通って恨みつらみをすべて吐き出したらいいの？ カウンセリング高すぎない？？？？？？？？？？？？？？？？？ 三十分一万円とかするよ？？？？？？？？？？
そもそも話したくらいで解消されるほど浅いものじゃないぞ。煮詰めて煮詰めて焦げ付いて継ぎ足し継ぎ足しされた秘伝のたれみたいになってるぞ。検査したら正体不明の菌とかいるやつだ。
それともここで多少吐き出したからちょっとは昇華された？ されてないなーーーーーー。
だってめちゃくちゃ分厚いオブラートに包んだ上にお薬上手に飲むゼリーをまとわせておにぎりに詰めたみたいな書き方だもん。
私ってば超優しい。常識があるのでそれくらいの配慮はできる。大人だからな。親戚たちとは違うからな。同じ血が海の小便くらい混じってるのにどうしてこんなに人格者でいられるの私。すごすぎる。偉すぎる。遺伝で人間性は似たりしないのだ。DNAには負けないのだ。
そうそう、カルチャーラジオといえば6月2日放送分は加藤諦三さんで、こちらもめっちゃわかるー、そうだよねー、モロ心当たりあるーって部分がいくつかありました。心理的精神的安全の優位性が不幸を選択することによって自立や成長を妨げる的な話。たぶん。
まだまだ聞き逃しで聞けるので、気になる方はらじる★らじるでどうぞ！（回し者ではない）
リンクこれで貼れるのかな。えいっ。
NHKのカルチャーラジオ、結構好きでよく聞くんですよ。
科学のやつが今、鉱石のことをやっていて、こちらもとても興味深い。石大好き！！
あと哲学関係もたびたびやっていて、聞いているととても楽しい。好きな学問は哲学と物理学！（理解しているわけではない）
定期的に人間の話し声を聞いていないとおかしくなりそうになる期がくるので昔からラジオが大好きなんですけど、それについてもそのうち書きたいなあ。
十歳の時に買ったアニラジグランプリという雑誌にループアンテナの作り方が載っていて、それを真似して作ったりしてたんですよ。北海道でも九州のラジオが聞こえたりしてたんですよ。いやあ懐かしいなあ。
最近はポッドキャストがあるからラジオ生活がはかどるはかどる……わけじゃないね。引きこもり中年的にアウトな番組や話題とかラジオネームとか結構あるんで聞く番組はめっちゃ厳選して警戒してる。
でもラジオはずっと友達だった。今も友達、ズッ友だよ……。
はじめて当たった懸賞はポケモンアワーのルギア爆誕のCD。ちなみに当たる前に自腹で買ってたから同じの二枚持ちになった。
ポケモンの話も書きたいね。実はアニメが終わったら死のうって十歳の時に決めて（十歳の私いろいろ大変だったな）、去年に結構いろいろ悩んだりしたんですけど、それについてと、さっきポケマスで手持ちの無料ダイヤ全部突っ込んだのにカブさんが出なくて悔しくて泣きそうな話とかね、書きたいね。
そんなわけでね、親戚たちにかけられた呪いは呪詛返ししてこれからバリバリ持ち直して行けたらいいね。生きる気力あるじゃん。やったじゃん私。負けんなよ。
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