見出し画像

病気について書くのは難しいなと思った今日この頃

 1年で10キロ痩せるという、ものすごく計画的かつ健康的にダイエットを成功させた、気づけば低体重になったけれどまだまだデブの自認の私です。おそらく軽度の摂食障害です。

 ……という感じの内容の文章を3,000文字ほど書いたあとにふと思ったんですよ。私は己の病状を茶化したり笑い話にすることで自分を誤魔化して生きるタイプの人間だけど、きっと世間では逆の人が多いのだろうなあと。
 となると私の自虐ギャグにもならない文章はその人たちにとっては不快なものでしかなく、最悪の場合攻撃になってしまうのではないか。
 私は病人が病人らしくしている必要はないと思うし、具合が悪くても楽しければ笑っていいだろうし、元気そうに見えるけど本当に病気なの? って聞いてくる奴は幸せな人間か性悪か嫌味を言うスキルを磨いてるのか不幸な人なんだろうなあと思うんですけど、なんというかこう、なんですかね、それを同じ病気を患っている人に言われると言い返し難いじゃないですか。
 言い返した方が悪になるじゃないですか。それは避けたい。できるだけ波風は立てたくない。

 ということで、そういった病気やら検査やらに関わることは淡々と書くか、いっそ書かないかした方がいいのかもしれないなあと考えているわけです。
 大腸カメラとか胃カメラとか婦人科とか白内障とか、この身に起こったビックリ記録として書いているんですけど、大変な病気でこの検査を受けている人もいるんだよなと気づいた途端に、こちらが加害者になるわけですよ。
 いや、こんな日記一人二人読めばいい方だよ自意識過剰かよ、って感じですけど。
 でも生きるかどうかみたいな相手の目に、なんらかの事故で私の書いた、検査前にすね毛を処理し忘れた、検査でお股が痛くて社長みたいにしか座れない、みたいなものが入ったら、ものすごく申し訳ないじゃないですか。
 引きこもりだけど楽しいこともあるよヤッピーとか書いて、このエセが。とか、恵まれてる奴はいいな。とか思われるのは不本意じゃないですか。
 ええ、ええ、被害妄想です。これでもかなり良くなったんですよ。

 世の中にはたくさんのギャグ風味エッセイが蔓延っていて、明らかに笑ってる場合じゃねえだろ、というような命に関わる状況を面白おかしく書いたものが平然と商業として出版されて受け入れられています。私も楽しく読んだことがあります。
 でも私、同じ状況や病気の人の本は読まないんですよ。腹が立つから。やっぱりどこかに攻撃性を覚えてしまうんですね。自虐とかあからさまな攻撃に見えますもん。僻み乙ってやつですな。

 とはいえ、深刻ではなく面白おかしく戦う方向で昇華してえんだよ! という気持ちもあって、いやあ難しい。
 今後ここをどうやって使うか(そもそもあんまり使ってない)ちゃんと考えるべきですね。
 とりあえず最初に注意文を入れる方向で行く予定ではいるのですが。

 ということで、ここから下は冒頭でお話しした、体重減ったという文章です。
 読んで不快に感じる方もいると思うので、やだなと思ったらそのまま閉じて下さい。
 軽度の摂食障害(かもしれない)状況を、笑いと勢いでなんとかしたいができないんだ困ったな、という話です。
 摂食障害で苦労している方や治療している方にはとても不快に感じる可能性があるため、読まないようお願いします。


 ・ ・ ・ ・ ・


 ダイエットを頑張っています!
 ここ1年くらいで本腰を入れて、アプリで食事を管理しながらあれこれと悪戦し続けた結果、なんとまるっと1年かけて10キロの減量に成功です! わーわー、どんどんぱふぱふ。
 1年で10キロ。無理もなくとてもいい痩せ方なのではないでしょうか!? などと自画自賛したくなる今日この頃です。
 念願の、太腿の間に▽を手に入れたり、きつかったパンツやスカートがするっと入ったり、なかなかの達成感を毎日覚えています。
 とはいえまだまだ太いことに違いはないので、もっと引き締めて、せめて体型が原因で人から嫌悪されないように、悪口の種にされないように、まともな体になりたいと思っています。

 ……などと言っている、自認(自称じゃないところが味噌)デブの私ですが、つい先日この肉体のBMI値が、いわゆる低体重のゾーンに突入しました。
 これはまずい、ということは理解しています。体重に関する数値や摂食障害についての知識はひと通り仕入れているし、理性だってばっちり持ち合わせているつもりなのに、体重を増やすことが恐怖でならない。なんならもっと減らしたい。痩せたい。だって私はデブだから。
 現在の体重が健康体重より8キロ少ないことはわかっていて、これ以上痩せるとあまりよろしくない、なんなら少しふくよかなくらいが健康的で長生きできるらしいというのも知っているのに、自分はとても太っており醜く、だから人に嫌われるし、もっと痩せなければキモがられる、いじめられる、と感じてしまってならないのです。
 いくら数字で理解していても、現実のこのお腹は弛んでふかふかしているし、太腿やふくらはぎはパンパンでパンツもキツいし、なんならちょっとばかり二重顎だし、だからやっぱり私はデブだという認識になってしまうんですね。
 だったら筋トレして引き締めたらいいのは百も承知。しかし過去に数ヶ月ほどリングフィットをプレイしていましたが、まーーーーーーーーーったく筋肉がつかない。プロテインだって飲んでいたのに。腕立て伏せ1回もできない。
 もしかしたら体質的に筋肉がつきにくいのかもしれない。じゃあやはり他の方法でダイエットして痩せるしかない。

 で、体重と体型が気になるものだから、ご飯を食べたあとにちょっとでも満腹感があると、喉に手を突っ込んで、食べたものを半分ほど(全部だと不健康だからね!)吐き出してしまうんですね。
 とはいえ30分に1個のペースでチョコレートとか食べてるんで、最終的には食べ過ぎの可能性もなきにしろあらず。
 まあ間食は脇に置いておくとしても、食べたものを吐くのは環境問題的にもあまりよろしくない。メンクリでもしょっぱい顔をされたし、内科では「コラ!」って言われてる。
 ということで、そんな日々の中で私は、これはやはり軽度か摂食障害のなりかけなのだろうなあと、そんなことを考えたり考えなかったりしているわけです。お医者さんからは明確に診断されていないので、謎が謎を呼ぶ展開です。たぶん痩せ方が緩やかだから気づかれてないんだな。
 一般に言われている摂食障害の症状として現状当てはまるのは、自己誘発での嘔吐、体重増加に対する極端なまでの恐怖感、食事制限、社会からの孤立、抑うつ、低血圧、便秘、消化器の不調、骨密度の低下、冷え性、目眩、贅毛……は生まれつきだな……ふっさふさしてるもんな……酷い場所なんてひとつの毛穴から二本の毛が生えてくるからな……なんで……? 双子なの……??
 と、まあ別の病気由来のものいくつかありそうなんですが、結構ぽんぽこ上がってきます。
 しかしながらですよ、血液検査を今年だけで6回やっているのですが、そのすべてで異常なしの健康判定だったので、やはりぽっちゃりの健康体なのかもしれない。
 それとも程度が軽いから数値に出ないだけ? そもそも1年で10キロってめちゃくちゃ健康で理想的なお手本の痩せ方じゃないか??? やべえ、すごい!

 あ、ちなみに摂食障害については摂食障害の支援センターみたいなところのホームページを参考にしてよく読むんですけど、リンク貼ったら報告しないといけないっぽかったので、気になる方はそれっぽい言葉で検索してみてください。すぐ出てきます。
 あとは厚労省のページとか、とにかく信用できそうなところ。
 こういうことを調べる場合、個人のいかがでしたかブログや、この治療やサプリで治します治せました系は論外で、なんなら私が書いたこのどうしようもない日記も参考にしない方がいいです。摂食障害は死に直結しやすいので気をつけた方がいい。お前が言うなって感じですが。
 私が書いた文章はどの記事も信用しないで、暇なのに暇つぶしがないときに仕方なく読むくらいの気持ちで接してほしい。頼むこのとおりだ!

 んで、信頼できそうなサイトさんから判断すると、軽度の摂食障害(神経性痩せ症)に当てはまりそうな予感。
 でもですよ、私はイメージの歪みがなく、実際にお腹がぽよぽよで、足がむっちりで、顎がもちもちしている。つまり、たんにダイエットに失敗してだらしない体になっている哀れな人、という可能性もゼロではないわけです。
 というか私より細い人なんて世の中にはごまんといるし、なんなら過半数はそうだし、統計的に見れば私はやはり太っているのですよ。
 数値的ではなく、世間一般から見てデブ。だから自認もデブ。認知の歪みと言うのなら、それはきっと社会が歪んでいる。と、責任転嫁をしてみる。

 とはいえ、これ以上痩せるのはどうかなと感じていることも事実。最近寒いじゃないですか。体重が落ちてからめちゃくちゃ寒さを感じることが増えたんですよ。これじゃあマイナス20℃とか生きられない。大ピンチ。
 でもなあ、もっと痩せたいんだよなあ。
 一応病院で、初潮時の体重を下回らないようにと約束はさせられているのですが、そんな四半世紀も昔のことを憶えているわけがないじゃないですか。
 引きこもるより前だったはずなので、そこまで太くはなかったはず。昔はガリガリのガリだった。野山を駆け回る野生児だったね……。
 おそらくは43キロとか、まあそれくらいだと思うんですけど、今の自分からすると、その数字はちょっと……デブすぎるんじゃないか……? と。
 当時の自分にしては標準体重、現在の自分にしては低体重、というの理解している上で、その体重になった自分は間違いなくデブだと認識してしまう。
 体型と体重がね、噛み合っていないんですよ。今の私の体型は間違いなく体重55キロくらいの人の体なんですよ。身長が低いので、それだと肥満になってしまう。だから私は太っているのだ、とう答えが導き出せてしまう。
 しかしそれこそが認知の歪みというものなのかもしれない……わかっている……しかし釈然としない。だって太っているもの。
 たぶん私の腹を見た人は、十人いれば十人がデブだなと言うはず。それくらい弛んでる。皮が余ってるのはまあそのとおりなのだけど、皮下脂肪もばっちりある。
 体重は多くない。しかし肉厚でもちもちの肉体。
 いやー、困ったな。困ったね。どうやったら自分の体型を気にしないでいられるのだろう。やはり鍛えてバリボーになるしかないのか。

 とか書いたあとに体重を測ったら1キロ増えていたので、人生なんてこんなもんよ!
 あと3キロ痩せたい!! でも痩せていいのかわからん!! 痩せたい! 太りたくない!!! めっちゃ困った!!!!! めちゃくちゃ太った!!!! 1キロくらい誤差だって思う自分の隣に、あとで吐かなきゃって考えてる自分がいる!!!!! どうしたらいいんだ!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?