【マーケ】認知してもらえれば、登録者数が増えるか?
今日は、YouTubeの話。僕にYouTuberとしてのアイデンティティは全くないけど、語れる部分は多いと思っている。
YouTubeにはShort動画という機能がある。TikTokのように1分ほどの短い動画で、通常の投稿動画よりも再生数が回るのが特徴。
ここで、考えていきたいのが、認知してもらえれば登録者数の増加に繋がるのか、という話。
答えからすると、登録者数の増加に寄与するけど、ジャンルによって効果が異なる、というのが僕の見解。short動画が登録者数を増やす有効な手段となるジャンルもあるがそうではないジャンルもある、ということです。
僕は教育系の畑で発信していたので、それを例にとって説明します。
例えば、数学のチャンネルがある。それがshort動画を回した時に、そのチャンネルを見た人の反応パターンは5通り考えられる。
その動画が面白かったので他にはどんなことやっているんだろうと気になる人
その動画は面白かったが、他には関心がいかなかった人
その動画自体は面白くなかったが、数学に理解があるので、他の動画は面白いのかチェックする人
数学に理解があるけど、その動画自体は面白くなく、他をチェックするに値しないと思った人
数学に理解がないので、その動画はよくわからないので、他をチェックするに値しないと思った人。
あと1つのパターンとして、数学に理解がなく、その動画もよくわからないけど、他の動画をチェックするというのも考えられなくはないが、可能性として極めて考えにくいので除外しました。
では、パターンを押さえた上で、ここからどの属性の人が登録者に流入するのか。言い換えれば、登録する可能性がある人はどんな人か。
まずは、チャンネル登録に絶対必要な要素
数学に理解がある
前提として、例えばハーバード大学の難しい数学の動画を解くみたいな数学をパフォーマンスとして見る人はのぞいている。そこを考察しても仕方がないからです。(今更なんですけど)
話を戻すと、数学に理解がなければ見てもよくわからない=登録に値しないと考えるのが筋だろう。だから、数学に理解があるかどうかは非常に重要。
チャンネル登録する可能性がある母数は、数学に理解がある人からスタートする。そこからどんどん限られてくる。
次に、数学に理解がある人の中から3パターンに分かれる
数学が好きだから登録する
数学は好きではないけど、情報は得たいから登録する
数学に興味ないから登録しない
お分かり頂けましたか?登録できる人は上の2つの属性だけ。たとえ、short動画で回したとしても登録する可能性があるのは2つだけで、僕が効果が薄いと考える理由がこれである。そもそも母数が少ないので、たとえ何百万回と回ろうが、チャンネル登録と再生回数にそこまでの意味はない。(ちなみに、これは自分のチャンネルでも実証済み)
また数学が好きな人は、それなりのクオリティを担保したチャンネルであればすでに知っている可能性が高い。
もちろん登録者数が1000人とかであれば、母数の天井までは効果はある。(0に近いとそもそも表示すらされないかも)ただ、参政権がそもそも限られている。次第に効果は薄くなるので、それだったらshort動画を頑張るより既にファンの人にいかに楽しんでもらえるかに時間をフォーカスした方が良い。
一方で、意味のあるジャンルのチャンネルもある。それはエンタメ系である。例えば、アトム法律事務所の岡野タケシ弁護士のチャンネルである。法律というジャンルを誰にでも役立つように、shorts動画をうまく回している。
とはいえ、そのチャンネルは法律系というよりかは、エンタメ系である。普段の動画も法律を知らなくても楽しめる動画しか投稿していない。
普段投稿している動画での知識による視聴の参入障壁が高ければ、いかにshorts動画をエンタメに寄せたところで意味がない。shortsで面白いと思ってもらえても、他の動画をチェックするとよくわからないので登録するに値しないと考えるのがオチだ。
ただ、エンタメ系のshorts動画の投稿回数が多い場合、そのチャンネルを自分でも楽しめるチャンネルと視聴者が判断してくれて、登録に至るケースも十分考えられる。
まとめると…
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