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Netflix Original Series: 保健教師アン・ウニョン

久しぶりにNetflixを開く気分になったので、気になっていたドラマを観ました!

冒頭から世界観が突飛すぎて1話目は正直ついていくのが精一杯でしたが、チョン・ユミさんとナム・ジュヒョクさんという主役の俳優さんたちのおかげでついていけました(笑)
チョン・ユミさんといえば、10月に公開される映画「82年生まれキム・ジヨン」に出演なさることで有名ですね!
一方のナム・ジュヒョクさんは、Netflixでドラマ「スタートアップ」で主演を務める予定で、今アツイ若手韓国俳優です。

※このお話は原作本があるそうですので、気になる方はそれを見てから読むとよりついていけるかも知れません。

ストーリーに戻りますが、
このお話の主人公保健教師のアン・ウニョン(チョンユミ)は、幼い頃からゼリーの生き物や幽霊が見えてしまう不思議な力を持った女性で、ひょんなことから"いわくつき"の学校に赴任することになります。


そこで学校創始者の孫で、特殊な保護膜を持っているホン・インピョ(ナムジュヒョク)と出会い、彼が『運命の人』であることをウニョンはただならぬ気から感じとり惹かれます。

この"いわくつきの学校"を観た人がしっかり違和感を覚える、ここがポイントです。

そして学校創立当時から半年に1回地下を清掃する業者イルグァン清掃を探すところからこの物語は始まります。

創始者で祖父の遺言によりイルグァン清掃以外の業者には頼めないことになっていたため、イルグァン清掃に連絡をしますが一向に連絡がつかず廃業したという事実を知ります。

そうして連絡がつかないうちに掃除をしなかったことによる弊害が出てきます…。
以下ネタバレになるので省略します。

ストーリーのあらすじはここまでとして、興味のある方は6話しかない短編ドラマなので観ることをオススメします!

作品で感動したところや、技術面で素晴らしいと思ったところを紹介していきたいと思います。

とにかくCGの技術が圧倒的に高い。
高すぎる。
虫を食べるシーンはゾクッとするほど…笑
ゼリーを踏んだときのあのネチャッとした感じとか…!
ゼリーを切るとハートに♥️なるのがとても可愛らしく、ゴテゴテのCG感に嫌気をささず観れるのでよかったです。

感動したところ
ウニョンと幼なじみのガンソンのストーリー
不思議な力を持っていたウニョンは高校時代皆から疎まれる存在で、ガンソンも姉や父親の暴力沙汰により悪い噂を立てられていました。2人とも境遇に逆らえない部分に共感しあったのでしょう。2人はお互いの事を理解し合い、尊重しあっていました。
時が経って大人になり、ある日ウニョンの家の前の街灯でばったり2人は再会します。
ウニョンは、静かにガンソンが人間ではないことに気づきます。
ガンソンが人間ではない事を知ったウニョンは、人間でなくなった理由を聞かず人間同士として接していきます。
そうして普通の日を数日過ごしますが、ガンソンにはウニョンといることができる期限が決まっています。
ついに期限がきて、ガンソンは壊れ始めます。壊れ始めたと同時に自分が人間ではなくなった理由を話し始めていきます。。。
ここからはもう号泣シーンなので詳しくは書けません(書きすぎてる気がするけど)

ガンソンは一言言います。
「危険な状況がいざ迫ってきたら避けられると思っていた。でも体が動かなかった。痛みすら感じることもなく、一瞬だった…。」

ガンソンが壊れていなくなり、ウニョンは夢を見ます。ガンソンがどういう状況だったのか。それを知ったウニョンは声を上げて泣きます。大号泣です。

チョンユミという女優は、本当にすごすぎる。役の感情を爆発させられるそんな素敵な女優さんだと思いました。

ウニョンは夢を見ている時、ガンソンに学生時代言われた事を思い出します。
※ガンソンは学生時代絵を描くことが得意でした。
「君は傷付かずに、自分を守るための道具を使って軽やかに生きろ。人々から愛されて生きるんだ。」
そうして怪物に果敢に立ち向かうウニョンの姿をパラパラ漫画にしてウニョンに渡します。
ウニョンにしか見えないゼリーの妖怪の話を誰も信じてくれない中ガンソンは信じてくれていたのです。

セリフでしか言葉にできないけれど、私たちは自分を守って軽やかに生きていいんだ、人々から愛されて生きる権利があるんだ、そういう深い意味が私には感じられました。

また、ウニョンが幼稚園時代に木から落ちて亡くした友達とのストーリーも、涙と共に考えさせられました。

「ニュースになるような衝撃的な死もあれば、ただ佇むような死もある。記憶が薄れて、死んだ理由すらも肉親すらも定かではなくなる死もある」

たしかに、そういう死も存在すると思います。

とても深く考えさせられるストーリーでした。

他にも色々なストーリーがあり、どのストーリーもただのファンタジーではないなと思います。

最後に、「避けられないなら受け入れろ」
というインピョの言葉ですが、
力強く、心に響きました。

大きな問題が目の前に立ちはだかってて後ろに引き下がれない状況なら、避けることはできないし、受け入れて生きるしかないのだと思います。

こうありたいけど、こうなれない自分。
そんな自分に失望することが多くあった私ですが、こうなれない自分を受け入れて打開していくことがミッションなんだと、このドラマを観て思いました。

是非、興味のある方は是非Netflixで見てみてください。

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