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フランス人の食への意識

オーガニック、無添加、低糖質、低脂質、高たんぱく質、グルテンフリーなど健康を意識した言葉は日本でも最近はよく聞かれます。フランスでは「BIO」という概念が食文化の中でかなり定着しており、この点は日本よりも進んでいるのかなと思います。今回はフランスの「BIO」文化について書いていきます。

BIO製品とは?

日本で言うオーガニック(無農薬・有機栽培由来)製品のことです。フランスには「ABマーク」(Agriculture Biologique)というのがあって、これはフランス農務省がBIO製品であることを認定した印としてつけられるマークです。

野菜や調味料、お菓子にもこのマークがついており、私のようなBIO好きはこのマークを目印に食料品を選びます。ABマークがなくても日本よりも添加物の基準が厳しいと言われている国ですし、まったく問題ないのですが、とりあえずこのマークがついたものを買っておけば健康的な気がして気分が上がります。
ちなみに、おしゃれなスーパーに行かずとも、ごく普通のスーパーにちゃんとABマークのついた製品が置かれています。

卵にランクがある!?

フランスのスーパーには卵がたくさんおいてあり、いろいろな絵柄の卵たちがいろいろな価格帯で売られています。初めて卵を買ったとき、とりあえず高いの買っておけば安全!?にしても種類ありすぎ・・・と困って調べると、卵にランク(番号)がついていることを知りました。

:BIO製品。ABマークがついている。オーガニックの餌&外で放し飼いにされて育った鶏からとれた卵。
:外で放し飼いにされて育った鶏からとれた卵(餌はオーガニックではない。)。
:鶏舎のなかで平飼いにされて育った鶏からとれた卵。
:ケージの中で育った鶏からとれた卵。

パッケージにも書いてありますし、卵一つ一つにこの番号が印字されています。価格は、0が一番高く3が一番安いです。ちなみに、私は鳥が苦手なのですが、こちらの卵のパッケージには鶏のイラストが描かれているものもあって、卵コーナーがちょっと怖いです・・・。

堂々と「BIO」の文字&外でのびのびしている鶏のイラストがかいてあります。

高級スーパーやオーガニック専門店に行かなくても、日常生活の中でオーガニック食品を味わえるのがこの国の良いところだなと思います♬
その一方で、日本のように「お店をきれいに!清潔感が大事!」という感覚はあまりないので、スーパーの床が汚かったり、商品の陳列が雑だったり、商品のパッケージが破れていたりで、BIO意識は高いのにそういうところはいいのね・・・とちょっと笑えます🥕

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