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はじめてのマネージング経験

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前期の10期ではディレクターとして直接高校生と関わり、いっしょに探究に取り組んできたわたしは、11期ではディレクターのマネジメントをさせてもらった。
高校生と直接関わったのは数えるほどしかない3ヶ月。
今期は大学生ディレクターたちのサポートをメインに取り組んできた。

わたしが担当したのは、5人のディレクター。
高校生のときにBEAUに参加していた子や、初めての活動です!という子、前期から引き続きディレクターをする子、ひとりひとりの背景はバラバラでしたが、みんなわくわく感と不安感を持って11期をスタートさせた。
わたしはそこまでおしゃべりなほうではないので、ちょっとした時間の雑談が苦手。アイスブレイクが苦手。淡白なミーティングを作りがちだった。
さいしょの顔合わせ1on1でも、30分くらいで〜とか言っときながら15分で終わることも。直接話すことは難しいけど、連絡をこまめに取ることは得意なわたし。Slackでは手厚くサポートすることは意識した。

今期は、自分を見つめ直す機会にしたかった。「◯◯をやりたい」って思えることってとても素敵なことだと思う。でも、それってなんでそう思うのだろう?とか、改めて興味関心を他人に紹介するときに、あれ、そういえばなんでだっけ?っていう言語化しきれていないことへの発見をしたかったし、させたかった。
でもやっぱりそれは難しかった。そもそも「◯◯をやりたい」を言う余裕がなかったのかもしれないし、聞く余裕もなかったのかもしれない。ほんとうにそれが必要なことなのかもわからなくなった。今期のわたしの仮説は間違っていたのかもしれない、と今ではおもう。

むしろ、「◯◯をやりたい」は言えなくとも、自分たちで考えて行動することができたらそれはそれでいいじゃんと思えた3ヶ月だった。わたしはいままで思いを言葉にして発することにこだわりすぎていたのかもしれない。
実は、言葉にしなくても自分のなかできちんと明確になっている部分があればそれ以上ひたすらに悩むよりも行動に移しちゃえる力や環境のが大切なのかも。
とかって思うようになり、「こういうことしたらラボ生の学びになるんじゃないかと思うことがあれば遠慮なくやりな。」と執拗に伝えた。その結果、わたしにいちいち確認せずにこういうワークシートがあったらいいんじゃないかと考えて作っていたり、みんなのミーティング日程が揃わないから1on1に変更したり、他のラボに見学に行ったり、わりと自由に動いてくれていたように思う。だからこそ各ラボの進捗を追いかけるのは難しかったところもあるけどね、みんなきちんと報告、相談してくれたからとても助かった。

初めてのマネージングの立場で、不甲斐ないところもたくさんあったと思うけど、最後のマネージングへのアンケートでわたしのグループが1番に全員提出してくれたり、「頼れるお姉ちゃんのような存在だった」「相談したらいっしょに考えてくれる」「困ったことに真摯に、誠実に向き合ってくれる」など、とてもとても嬉しいことを書いてもらえた(ありがとう)。

うまくいかないことも多かったし、ミーティングは毎回おなかいたくなるくらいにかなり責任感じていたけれど、経験できてよかったなとおもいます。

やっぱりわたしは探究がすきだし、探究に取り組む学生がすき。
BEAUでの活動は終わっても、これからも探究には関わっていたいな。

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