見出し画像

ひらめき☆マンガ教室 第6期 課題1 ネーム 感想

ひらめき☆マンガ教室とは

これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はじめに(長いので読み飛ばしてもOK)

なぜ、どのように

どうも、ひらめき☆マンガ教室第5期の最後で急に感想を書きはじめた人です。
私がどういう感想を書く人なのかは以下の記事参照です。今回もだいたい同じような感じで書いてます。

これから感想を書いていくにあたって、私がどういうつもりでどのように感想を書くかをここで説明しておきたいと思います。
まず、私はひら☆マンの受講生ではありません。ひら☆マンのことは第2期の頃に知り、ゆるーく提出作などをウォッチしたりはしていましたが、今まで1度も受講したことはないですし、上のリンクの記事を書くまで提出作の感想も全く書いたことがありませんでした。
ではなぜ書こうと思ったか、それもはっきりした理由があるわけではないです。主任講師のさやわかさんがやっているシラスのチャンネル「さやわかのカルチャーお白洲」を見ていて何かに感化されたからとも言えますし、受講生のコミュニティや教室外部の感想勢の姿を見て自分もやってみたくなったからとも言えます。あとは受講生の方々の作品を読んで自分はどんな感想をひねり出せるのか試したくなったからとも言えますね(の割には無難な感想しか書けてないけれど)
そういう感じで、特に確たる理由なく気軽に書き始めた第5期最終課題の感想でしたが、やってみると思ってたより気軽にできなかったというか、明確に読者を想定して書くと、何をどう書くべきなのかがよくわからなくなりました。この場合の読者とは課題を提出した受講生の方々のことです。受講生は当たり前ですがガチで描いています。そのガチで描いた作品を前にしてあんまり気軽なことは書けないなと思ってしまいました。
いや、感想は気楽であるべきだと私は思いますし、どんな感想でも誹謗中傷とかあまりにも嘘とかじゃなければ許されるものであるとも思っています。
ですが、これは私の気持ちの問題として、受講生の作品に対して感想を書くならば、書く側も少なくとも真面目でなければと思ったのでした。何度でも言いますが、これは私がそう思ったというだけの話であって、一般的にそうあるべきだというわけではありません。
そんなこんなで、上のリンク先の記事を気軽に書きはじめてみたはいいものの、このままでは感想が完成しないとわかった私はとりあえず感想の方針と形式を決めて書くことにしました。いろいろな逡巡をむりやりまとめ、型に嵌めてみて、出力してみる。そして、出来上がったものの出来はともかくそれを公表する、ということにしました。
ここで決めた「方針」とは、なるべく説得的に書くとか、わかりやすい文章を心掛けるとか、良い点も微妙な点も正直に書くとか、そういったことです。
「形式」は良い点を書いた後に微妙な点を書くよう統一する、強く書きたいことがあればその形式から逸脱してもOK、とかです。
途中、「これを書いたらダメだろう」とか「読者は良い気分にならないはず」とか頭をよぎりますが、雑念なので気にしない気にしない。書き終えて発表してから気にしよう、、とか思ってなんとか完成させました。
書き終えてみて、反省点も出てきましたし、達成感もありました。曲がりなりにも人に文章を届けた嬉しさもありました。これは継続して書き続けたいし、書き続けるのが重要だと思いました。
私は前提として感想を通じてひら☆マンの受講生の方々を応援したいとは思っています。でもそれだけではなく自分のためにも、感想を書くことが何かになると信じて書くつもりでいます。たかが感想ですが真面目に試行錯誤していきたいと思っています。
ここまで書いてみて自分でも何か大袈裟だなと思いますが、こういうこと書いておかないと後々自分が何やってるのかわからなくなってきますからね。
書かないよりは書いておいた方がよいだろうと思って書いてみました。

今期はどうするか

ということで、6期の感想をどう書いていくかですが(前置き長くてすみません)
まず思ったのは、ネームの感想ってどうやって書けばいいかわからん!ということでした。わからないので詳しく感想を書くのが難しいです。
あと、感想を書いていくにあたっては、1年間継続的に書き続けるのを優先事項としたいと思っています。なので、文章の形式やボリューム等にはこだわりません。継続は力なり。最後まで立っていた者が勝利の精神です(勝負じゃないですが)
以上のことから、ネームの感想については短めにしたいと思います。一言とか二言とかそのぐらい。おそらく、そうしないと書き続けるのは無理でしょう。ただ、長めの感想を書きたいなとも思うので、それは完成稿に限って行なうようにします。
え?最終課題?同人誌?それは未来の多少レベルの上がった私が頑張るはずです。あと自主的に完成稿を書く人が増えると私が人知れずひーひー苦しみます。
感想の内容としては、ひとまず以前書いたような方針で書こうと思いますが、それで最善とは全然思っていないので、受講生の方々が課題に対して作品をブラッシュアップしていくように僕も感想をブラッシュアップしていければと思ってます。何か問題があれば予め決めたルールも変えていきます。ネームの感想が長くなるかもしれませんし、逆に完成稿の感想がひとことで終わるようになるかもしれません。柔軟にやっていきたいです。
うーん、こんなところですかね。書き残したことがあれば次の感想記事で書こうと思います。私も今のところは1年間やっていくつもりでいるので、読んでくださる方がいましたら、どうぞよろしくお願い致します。
長文失礼しました。

課題1 ネーム感想

形井中へい『風間さん』

登場人物の人柄はよく伝わったところで、ここで終わりかあ、切ないなあと。最後風間さんに投げた言葉は嘘でもはっきり書いて欲しかったなと僕は思います。

赤い氷『彼女は妖性』

ええ…、ラブラブピロートークで終わるんかい!とツッコミました笑 せめて心臓を取り出せる設定の説明は必要なのではないでしょうか。よくわからんがよくわからんものを見たという感想です。

深田えいひれ『TOMORROW』

物語が主人公の葛藤に終始しており、展開が欲しいというか、後半にオチにつながるわかりやすい出来事とかあってもよかったのでは、と思いました。
あと、途中で夢に出てきたお姉さん、君は誰なんや…。

ひむか『はじめの第一歩』

https://school.genron.co.jp/works/manga/2023/students/h5260y/29701/

ひらマンに臨む気概を物語に感じました。5ページから7ページのどこかで場面が転換?してると思うのですが、その辺わかりづらいなと思います。

chiゲ鍋『嘘のつき方』

面接でいろいろ考えてるのに決断はあっさりしてるのが抜けてるイイ感じのキャラクターだと思いました。
主人公の滑稽さが際立つ"意外なオチ"にした方がよかったのではと思いますす。その方が前半の嘘もわかりやすく伏線として使えると思うんですよね。


やながわけんじ『土日のふーん』

大ゴマ使った12ページが良いです。良いシーンだと思います。
隣人エピソードを削ってコンビニ店員のキャラをもっと強調させる演出やエピソードを増やした方がよかったのではと個人的に思います。そっちの方が読みたいです。


くまのぶ『doWa』

風だけに疾走感あるコマ割りで、物語の山場の盛り上がりがわかりすいと感じました。
一読してどういう話なのか?と疑問でしたが、アピール文を読んでなるほどと思いました。気概!


高月晃太『404 Not Found』

設定が凝ってそうなだけに、その説明があまりないのが勿体ないなと。
「短いページ数での構成」ではなく、逆にページを増やしたほうがわかりやすい作品なのではと思いました。

ヤギワタル『忘れもの』

意外な設定と主人公の成長がわかりやすく描かれていることで面白く読みました。
途中ちょっと怖い話なのかな?と思いましたが、その不穏な感じもなんか好きですね。おじさんの人生も気になる。

四日街『ざっくりマンガ講座』

https://school.genron.co.jp/works/manga/2023/students/yokkamarch/29724/

めっちゃマンガじゃないっすか。テンポが良くて楽しく読みました。オチをAI絵にしちゃうのはインパクトに欠けるなあと思います……。

明青りんご(あおりんご)『Listening Test #1』

最後のページに余韻を感じました。物語の起承転結がしっかりあるからですかね。
しかし、作品ボリュームに対して場面転換(時間経過)の多さが気になりました。ページ数は同じでもっと圧縮した方がわかりやすい気がします。

阿山カンフー『ジョウンデー』

楽しいマンガだ。エピソードの散りばめ具合もちょうどよいと思いました。でも正直なところ途中で誰が誰だかわからなくなりました。

ぼんち。『お兄ちゃん、ごめんね。』

コマが大きく話の展開がよくわかるようになってる構成だと思いました。
主人公の罪悪感はわかるのですが兄の動機がこの作品を読む限り薄いように感じてしまいます。

あい乙いなびこ『図に乗る息子』

僕も幼少期友達の家に64の金色のコントローラー持っていって「すげ~金色じゃーん」って言われてたなと思い出しました。
ほっこりする良い作品だなと思います。ですが、8ページ(家康のところ)がどういう場面かぱっと見ちょっとわからないかもなと思います(一瞬読む手が止まるというか)

桐山『深夜徘徊』

倉本さんが可愛く描かれているので、オッケー!!!という気持ちです。深夜の開放感とかもうどうでもいいから倉本さん可愛くていい!という気持ちです。

七井一汐(なないつ)『初見』

主人公がどういう人物なのかがもっとわかれば、グッと話に入り込めたかなと思います。何か抱え込んでる思いがあるはず、と読み取れるので。
ぱっと見、どれがコメントのフキダシなのかがちょっとわからなかったです。

大須賀健『小麦アレルギー男の必勝デート計画!』

アレルギー大変ですよね…。僕には目立ったアレルギーはないので同じ気持ちにはなれないですが、苦労や悲しみがユーモアとして上手く昇華されているように思いました。
でも確かに、オチはちょっと弱いかもですね。

東京ニトロ『091101』

めっちゃ雰囲気は出てるんですけどね……。せめて物語のはじまりとなる出来事は見たかったなと。最初の方にどんな物語かを提示するわかりやすい扉絵とかあってもいいかもしれないなと思います。

ねりけし『予想外のおしぼり』

最後でオトすためにコマ割りも話もコンパクトにまとまってるのが良いです。クスっと笑えるちょうどいい感じの読後感でした。

アキオ『薬が切れた』

主人公がなんとかなって良かった、と思いつつもどうやって耐えたかorどうやって助かったかが読みたいなと思いました。
実際はないのかもしれなですが、小林くんが助けてくれるとかもありかなと。

ばやし あきや『はかせの一生』

https://school.genron.co.jp/works/manga/2023/students/bayashiakiya/29502/

つかみはOKというか、インパクトがあって狙い通りだなと思います。
でも隕石の設定が活きてないからか、思ってた感じと違う読後感でした。世界の存亡?の話は特に関係ないのかと。

中山 墾『満願寺さんのワンナイトハッピーアワー』

中山さんよくぞまた描いてくれました!(個人的に待ってました)
一コマ目から引き込まれますね。女の子が出てくる前から物語に入り込めました。その後も2ページ毎に目を引くコマがあったり話の展開があったりして飽きさせない工夫を随所に感じ、面白く最後まで読めました。
値引き惣菜トークがもう少しあってもよい気がしますが(一夜を過ごす動機に使えたりするし)ページ数的にもこれ以上詰め込むのは無理ですし、難しい……。

ほりい泉『あなたの推し売ります』

最後「結局また推すんかい!」とツッコミ入れたくなりました笑 まあでもそういうもんですよね。
やはり、途中詰め込みすぎなところが惜しいなと思っています。

mangatime007『ひらめき☆パーティー』

異世界転生した気持ちでひら☆マンやってくぜ!っていうことですかね?
展開にメリハリ付けようとしてる工夫があって良いなと思いました。

藍銅 ツバメ(らんどうつばめ)『推しの声の怪』

静かな狂気を感じますね。あくまでも主人公が淡々としてるのがイイ。こういうの好みです。
7ページの謎生物が口を開けるシーンはもっとコマ大きくしてインパクトあってもいいのではと思いました。そのあとの淡々と殴って謝るのもいいんですよねえ。

藤原 ハル『さいごの散歩』

https://school.genron.co.jp/works/manga/2023/students/tamacodama/29539/

切ない感じの場面演出が良いと思いつつも、犬が死んでしまっているのがわかりづらいので、どういう話なんだろうと疑問に思いながら後半まで読みました(後半になってやっとわかった感じです)

たにかわ つかさ『委員長とテキトー円花』

https://school.genron.co.jp/works/manga/2023/students/tsukacharn/29715/

キャラクターの掛け合いの濃さとキャラクターの個性の具合が絶妙な感じだと思います。あっさり風味的な。確かにもうちょいページ数ほしい気もしますがエピソードとしてもちょうどいいくらいではないかなと思いました。

ヤマオカ兄弟『誰かが見ている』

淡々としたコマ割りをしていて、この作品の構造自体が作品内の出来事を終始一歩引いたところから見るようにできている、と感じました。
12ページ目とかでコマのリズムがもっとわかりやすく変われば一歩踏み込んだ視点になってもっとメリハリが出るのかもしれないと思いましたが、それは視点的に一歩踏み込むことにもなって、作品の調和を壊すのかもしれないし……難しい。


この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?