あさイチの股関節特集を見て⑤・・・片脚立ちでの検査・体操

立位で片足立ちになり、片脚を外に開く検査でモデルの女性の股関節が外に開かない方に対して、股関節を外に開く中殿筋が使えていない、と解説をされていました。

 しかしこのモデルさんはご自身でも「友人にO脚だね、と言われた」と言うように完全なO脚。

 という事は股関節が開けないのは、ただ股関節が硬いからで、このテストだけでと特定の筋肉の強弱は分からないと思います。

 そして、さらにこの検査以外にもO脚を治すための運動として片脚立ちで行う運動も指導されていました。

 片脚立ちはその立ち方が問題になるので、検査や体操はもとより、私は普段の動作としてもお勧めしません。

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右脚の片脚のほうが骨盤が外に張り出し、安定しているのがお分かりいただけると思います。(ちなみに、この写真の方は左股関節が開く癖が強い方になります)


 ◎左の左脚で立っている写真では、骨盤があまり外に張り出さず安定が悪いので、上半身を曲げて、その重さを左に掛けようと体が自然に動いています。

 ◎右の右脚で立っている写真では、骨盤が外に張り出すことにより骨盤がしっかりと足の骨の上に乗り安定していることが分かると思います。

 片脚立ちではこのように左右脚の股関節の状態でその立ち方にも差異が生じるので、立位の検査は無理があると思います。

 しかも、こうした股関節の癖があれば両脚で立っていてさえ左右差は出てしまうのです。↓

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 私の後ろ姿ですが、まだ左右均等でないではないですね。(´;ω;`) 

 脚を骨盤より外に開くと強い筋肉に骨盤が引っ張られてしまうので、私の場合は骨盤が少し右によってしまっています。
 したがって、この状態でスクワットなどの運動をすれば当然、左右脚にかかる負荷は違うことになりますから、筋肉は鍛えられても、左右脚の筋肉にさらに差が付き、体が歪むわけです。

 股関節が体の要と言われる所以ですね。

 したがって、この股関節の左右差がスマホを見ながら歩くと左に曲がるなどの原因となっているのですよ。

 是非、ご自分の股関節の左右差を理解して、その差を修正するように運動をされることをお勧めいたします。
 
 股関節の状態を徹底的に解析している礒谷式力学療法ベースの整体院

       杉並区・西荻窪 鴨下療法所

 

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