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転職・転勤後にやってよかった34のこと

今まで転職・転勤を繰り返し早10年。荒れ地を彷徨う企業戦士カモシカもだいぶコツを掴んできました。その中で得た34個の心得を共有します。正直これを実践すれば新しい環境のスタートでつまずくことはありません。

34個もありますので1つ1つはサクッと説明していきます。深く解説してほしい項目があれば是非コメントにお書きください。追って詳細を追記していきます!それでは本編行きましょう。

1.完璧な人だとは思わせない

まず初めにこれだけは伝えておきたい。今回紹介するテクニックを使えばスタート地点では「こりゃすげぇ人材が入ってきたな」そうなるはずです。
でもこの勢いをずっと持続できるパーフェクトヒューマンは千人に一人。あなたがそんな化け物でない限り、期待値コントロールをしましょう。事前に「これはできない」「これは苦手」そう宣言するだけ。僕も不完全な人間だと自分から宣告することで、周りの助けを得やすくなりました。

2.他責にしない

新しい環境で働くのだからミスは必ず起こります。だからと言って環境のせいにしたり、周囲のせいにしては絶対にダメ。これは一種の麻薬のようなもので、他責癖には中毒性があります。そこで成長が止まってしまうので、常に自責思考を自分に言い聞かせていました。

3.オープンクエスションをしない

知らない環境に飛び込む訳ですから常に疑問だらけ。そのたびに誰かに質問することになるはずです。その際に「どうしたらいいですか?」「どうやるんですか?」みたいな質問の仕方は極力避けていました。
常に「こうしたいけど、やり方は合ってますか?」のような行動の許可を得るくらいの気持ちで質問や相談を心がけていました。

4.相談と報告はセット

相談したら、その結果どうなったのか。これは必ず報告しないといけません。報告があると相談相手も安心します。逆に報告がないとへそ曲げる人も少なくないので、次からの業務に支障をきたします。ちなみに「あの件どうなった?」と相談相手から聞かれたら、そこで試合終了です。聞かれる前に報告するを徹底していました。

5.成果はこまめに小さく報告する

これは報告される立場になると、よくわかります。たまにある大きな成果報告よりも、頻繁にある小さな成果報告の方が嬉しいです。上司も実は褒めたいんです。それがチーム運営のテクニックでもあるから。でも褒める材料がないと不可能なんです。
それに部下側がよく言う「結果だけでなく、過程も評価してほしい。」その気持ちは痛いほど理解できます。それならば過程も報告してくれないと評価できません。上司も一人一人の過程までは把握できないんだってことを頭に入れておくと、報告しないと損だなって気分になっていきますよね。僕は根っからのケチなので損はしたくありませんでした。
それに成果報告の場が良いコミュニケーションになっていました。単純接触効果って想像以上に効果高いんです。

6.定期的にフィードバックをもらう

せっかく成果を報告するのであれば、フィードバックも同時にもらってください。自己成長には他者の客観的な視点は欠かせません。自分の足りない部分ってなかなか認識できないですから。年をとればとるほど、フィードバックはもらえなくなります。それは成長の機会を失っていると同義なので、頭を下げてでもフィードバックをもらうようにしています。

7.常に仮説を立てながら仕事をする

もらったフィードバックを活かすと結果がどう変化するのか。与えられた課題に対して自分はどのようなパフォーマンスを出せるのか。そんなことを簡単に予想しながら仕事をしています。ただ無思考で作業してしまうと、同じ課題に遭遇した際に、脳内にある解決策を引き出すのに時間がかかります。
反して前回時点で仮説→検証が済んでいると、脳内の引き出し時間が短縮されます。仕事が早いってこういうこと。処理能力は引き出し時間に直結します。

8.事前準備を怠らない

新しいことの連続だからこそ。準備に命を懸けます。予習やリサーチして課題に臨むことで得られるメリットは
①周囲の信頼を得られる
②気づきが多くなる
③習得までの時間が短くなる
当然、事前準備の分だけ仕事に割く時間は増えてしまいますが、転職・転勤後の3か月~半年は勝負の期間です。転職半年で超絶仕事して、信頼を得た後2年は適度に手を抜いて自己研鑽に励み再び転職するこのループで年収1,000万を超えた転職長者も少なくありません。

9.秘書と親しくなる

社内で誰と親しくなることが優先度高いかというと断トツで秘書さんです。自分の上司に秘書がいればその人。いなければ上司の上司の秘書。それもいなければ上司の上司の上司….。組織の中でいかに良い評価を得るかを考えると、それは自分がいない場でも自分の話題がでるということが大切です。評価しようにも対象を認知していなければ評価しようがありません。そして大切なのは自分の上司たちに評価されることですよね。最も身近にいる秘書さんから認知してもらいましょう。良い人認定されれば必ず上司の前でも話題がでるはずです。
秘書さんたちって上司の代わりにメールを送ることもあるかと思います。ただの業務連絡になるので、皆さんスルーしがち。でもあえて返信します。それが一言二言でも。そんな少数派のことは必ず認知してくれるはずです。そしてたまにお土産くらい持ってきます。日々やることはこれくらい。

10.目標は見えるところに掲げておく

定めた目標は常に意識できるよう物理的に明示しています。人間は誰しもが怠け者。気を抜くと楽することばかり勝手に考え始めます。
それでは気を抜くときは、どういった状態か。それは突き詰めると目標を一時的にでも忘れた瞬間です。だったら忘れない仕組みを作ればいいだけです。
①目標を書き出して壁や手帳に貼っておく
②目標をPCのロック解除キーにする
③身体に焼き印を押す

この3つの中から選んでみてください。

11.自社の売上・利益・目標の数字感を共有してもらう

仕事ができる人ほど広い視野を持っているし、できない人ほど個人成績ばかり追っています。おそらく入社してから退社するまで一度も正確にデータを取得したことがない人はいます。そういった人は絶対に出世しません。出世した人が会社の数字感を把握しているのではなく、把握しているから役職を与えられるんです。それに全体の数字感や目標を抑えておかないと必ずどこかで判断を誤ります。

12.会社の利益と個人の利益を合わせる

時に会社の利益が自分には沿わないことがあります。「これってやったら会社のためにはなるけど、自分の成長にはならないよな。」そういった仕事ってありますよね。最初に自分の信念を曲げて会社に合わせてしまうと、その後もずるずると従いがちです。最初が肝心。与えられた仕事が違うなと思ったら、行動する前にまずは個人の利益とのすり合わせを上司と行っていました。

13.組織図を覚えておく

これはできたら転職前・異動前に把握しておきたいです。自分が出世しやすいポジションはどこか。その上司は誰か。などは出世したくない人も掴んでおいた方がいい情報です。実際に出世するかどうかは打診された時に考えればいいんです。でもポジション争いに加われなかったら話にもあがりません。経営戦略会議の場で名前がでることで、勝手に周囲から信頼されたり、優遇されたり、仕事がしやすくなるんです。

14.困ったときの○○さんを上司に紹介してもらう

必ず上司からメンバーへ自分を紹介してくれるタイミングがあります。その際に「○○で困ったら、□□さんに聞いて」そう言ってもらうだけで、□□さんにとって、手助けすることが仕事になります。聞いても教えてくれない、助けてくれない人は存在します。なぜならそういう人にとって、教えることは仕事じゃないから。でも最初の上司の一言だけで、その先の強制力を得られるんです。

15.上司の上司の課題を知る

同僚より速く成長するための方法の1つが視座を上げることです。自分の上司の課題なんて当然理解できていて、自分なら”こうする”という解決策を常に模索しながら仕事をしないといけません。でも意識のない人にとっては上司の上司の課題どころか、上司の上司の仕事内容すら理解できていません。それではシンプルに機会損失なので、どういった仕事をしていて、どういった課題を感じているのか、ぜひ最初に聞いてください。
いきなり聞くことじゃないだろ。って思うかもしれませんが、逆に最初じゃないと上司の上司にそんなこと聞く機会ないですよ。

16.上司やメンバーの課題をぶつける

新しい環境に染まってないからこそ周囲が潜在的に感じている課題って必ずあります。例えば「ちょっと面倒だけど昔からこうやってるから」それでやり過ごしていることがあれば一言聞いてみてください。
「もしかして、これに困ってませんか?」これを言える人は相当優秀です。実際に優秀でなくとも優秀と錯覚してもらえるだけで、仕事のしやすさが段違いになります。

17.新人というワードは使わない

”新人”という言葉には、無関係な人間に対してはフレッシュ感や期待感を持たせます。でも顧客などのステークホルダーは無用な不信感を抱く人もいて、自分にとって損となる場面が多くあります。基本的には使いたくないワードですが、どうしても使わないといけない場面では”駆け出し”という言い換えワードがおすすめです。たった1単語だけでも印象ってだいぶ変わりますよね。

18.成長ノートをつける

●やること
●やったこと
●できるようになったこと
以上をまとめておきます。自分の成長を再認識できるので、自己肯定感が上がり仕事にポジティブに臨めます。またこれがそのままキャリアの棚卸にもなるので、振り返りや目標の再設定、転職など幅広い分野で流用できます。

19.改善ノートをつける

こちらには
●できなかったこと
●今後やらなくてもいいこと
●次への課題と対策
をまとめます。上記の成長ノートと一緒につけてもいいのですが、こちらはネガティブな要素が多いためメンタル次第では、あえて見ないORつけないことを大切にしています。

20.誤字を徹底的につぶす

例えばメールや特にチャットの誤字は性格がでます。最初に誤字のイメージがついてしまうと、細かい作業や気遣いができない人という印象を植え付けてしまいます。対策としては自動読み上げ機能で読ませると意外と誤字を発見しやすくなります。最も誤字を発見しづらいのが黙読することです。形では誤りって見つけづらく、音の方が発見しやすい。なので、音読するのも良い対策になります。(ちなみにこちらは黙読のみの誤字チェックなので、誤字ってたらすみません…)

21.来週1週間でやることを予測して金曜にまとめておく

仕事が早くなる唯一の方法は、『仮説→検証』の繰り返ししかありません。来週どんな仕事が発生して、それに対処する方法と所要時間はどれくらいか。最初は当てずっぽうでも予測しておきます。必ず精度は増し、業務にかける時間は確実に短くなります。

22.やらないことを決める

最初はあれもこれも手を出し、そのたびに失敗していました。そこで僕はよく一人反省会を開いていました。ただただ後悔するだけじゃメンタルダウンするだけです。ポイントは「どうすれば良かったのか」ではなく「何をしなければ良かったのか」を考えることです。必然的にやらないことは増え、必要な職務に割ける時間が増えました。

23.ファイル名は誰が見ても理解できるように名前をつける

初期は情報共有や相談のために、資料やファイルを人に送付する機会が増えます。そこで自分にしか読み取れないファイル名をつけていると余計な確認作業がお互いにかかってしまい非効率です。当たり前ですが自分の常識で考えず、誰が見ても一瞬で読み取れるファイル名を意識してます。

24.メールは簡潔に

最初はどうしてもコミュニケーションが固くなりますよね。相手の感度がわからないので当然ですが。それでも特にメールはかしこまりすぎる人が増えます。そういったメールは相手も読みづらく、手間に感じてしまいます。気持ち軽めのテキストコミュニケーションを意識してます。

25.返事はポジティブに

変にかしこまったり距離感を計るような態度は、時によそよそしさを感じさせます。とはいえ、いきなり距離感を詰めるのも引かれる原因に。そんな時はとにかく返事をポジティブに返すだけで、好印象を与えることができます。コミュニケーションが苦手な僕の処世術です。

26.返事は24時間以上開けない

とにかく”わからないこと”が多い転職・転勤後初期ですが、だからといって質問を放置すると信頼を失います。僕はその期限が24時間だと思っています。そういう場合には今自分がどんな状態なのか(例えば上司に確認中など)を共有するだけで相手の信頼感につながります。

27.待ち合わせは15分前に到着しておく

仕事ができるかの評価って究極的にはスキルではなく、礼儀と時間を守れるかだと思います。信頼関係がない状態での遅刻は厳禁。必ず15分前に着く意識を持ってます。早めに着いて待ち合わせ場所を確認する。上司と同行するなら目的地の目印を共有する。近くのカフェや喫煙場所をリサーチする。などしておくと評価は上がります。それにこうした配慮ができる人と一緒に働きたいですよね。

28.○○分の空きができたら××するというルールを決める

でも待ち合わせ前のその15分が惜しい。…気持ちわかります。なのでオススメは「空き時間が○○分できたら××する」をルール化することです。例えば僕なら5分空きができたらスケジュールを見直す。10分空きができたら次の会議の要点を整理する。そうルール決めしているので、待ち合わせ前の時間をむしろ有効活用できるようになった実感があります。

29.会議では第一声をとる

もっぱらオンライン会議が増えましたね。新参者には厳しい時代です。でもうっかり発言せずに終わるなんてことがあってはいけません。だから最悪そうなってもいいように会議の場に最初に乗り込み、人が入ってきたら挨拶します。そうすることで想像以上に良い印象を会議参加者に与えることができます。

30.ウェブ会議はカメラをオンにする

もう一つ会議ネタですが、オンライン会議で顔出さない人は機会損失しています。特に最初は顔を売ってなんぼです。積極的に顔出しします。誰も顔ださない中でも空気読まずに一人顔出しします。必ず同調圧力がかかり、そのうち一人二人と顔出しを始めます。そうなれば勝ち。最も評価されるべきは周囲に良い影響を与える力を持つ人間です。20歳超えて「恥ずかしい」なんて言葉が最高に恥ずかしいです。人と違うことをする勇気は宝

31.社内メルマガを書く

フレッシュマンが最初から何も組織に貢献できないかというと…そうでもない。もちろんその道の先輩ならば過去や伝統に詳しい。でも未来感や将来性あるトピック、現況などには疎かったりします。そういった情報をキュレーションして関係部署へ送付すると想像以上に喜ばれることに気付きました。
『個人の影響力』なんてものが取り上げられることが多いですが、こういった限定的な組織の中での小さな影響力はバカになりません。小さく始める情報発信をしてみませんか?方法は簡単でGoogleアラートに業務と関係性のあるキーワードを入れておくだけで最新トピックやニュースが自動で配信されてきます。あとは届いた情報の取捨選択をして配信するだけです。
ちなみにニュースなどの事実を配信するだけだと30点くらいで、必ず自分の『所感』をつけること。それが価値でありオリジナリティです。

32.メンバー内で○○のプロになる

「組織の中の『小さな影響力』というものが市場価値を高める」とメンターに新卒時から教えられてきました。その意味で先ほどの社内メルマガはレベル1です。次のステップがこれ。コミュニティ内で特定分野のプロを目指します。やっぱり専門家たるもの経験に勝るものはないので、直接的に業務に関わるもので社内のプロになるのは結構大変。それならば間接的に業務に関わるような、例えばプレゼンやITスキルなどの周りに得意な人が少ない領域を勉強します。目標は「○○のことは~さんに聞こう」となることです。

33.メンバーとの共通点を見つける

僕が新しい環境に飛び込むうえで最大の難点は『人間関係』でした。一から人間関係構築するのが本当にめんどくさい。これ多くの人が共感してくれると思います。僕は別に全員と仲良くする必要はないし、そんな器用なことはできません。でも全員に味方だと思ってもらう。仲間意識に入るというのは重要ですよね。その手っ取り早い方法は共通点を見つけることです。お互いの共通点をお互いに認識するだけで仲間意識みたいなものが自然と芽生えます。自分が好きなものを好きな人には、つい心を許しがちじゃないですか?あとは会話のきっかけにもなるので、会えば一言二言交わすだけで、一気に心の距離は縮まるはずです。

34.キャリアの目標を定める

せっかく成長の機会を得ているのに、最終的な目標を持たずに取り組むなんてもったいない。あぁもったいない。仕事の目標は、目の前にある課題の解決ではありません。自身のキャリアを理想に近づけるために我々は仕事してるんです。
会社員のキャリアの指針にしている好きな言葉があります。

30歳までに専門を決める
40歳までに業界を定める
50歳までに骨を埋める会社を選ぶ

●キャリアの目標がふわふわしている。
●考えたこともなかったが遠回りはしたくない。
●専門家に相談してみたいけど無料で試してみたい
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最後に転職後に気を抜かずキャリアの棚卸しを定期的に続け、次回の転職やキャリアアップに備えることが大切です。僕が実際に使っているキャリアの棚卸しシートをこちらのnoteで配布します。活用方法も丁寧に説明しています。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。今後の執筆のモチベーションを維持するためにも「いいね」だけでもしてもらえると嬉しいです。それではまた次回のnoteでお会いしましょう。今は良い転職エージェントの見極め方を執筆しています。

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