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細胞は死んでもおぼえていることがある

「テセウスの船」という話をご存知でしょうか。


船の朽ちた木材をじょじょに新品に取り換えていったとき、新品の木材のみで作られた船はもともとの船と同じといえるか。


物体の部品がすべて置き換わったとき最初の物体と同じといえるのか?同一とはなにかを考えるお話です


私はこれに関連して「記憶」を考えました。人間の体は日々新しくなっています。古い細胞は死に、新しい細胞に生まれ変わります。時間がたてばある時の細胞はすべて入れ替わっているはずです。


しかし、細胞は完全に変わったにもかかわらず「記憶」は残されたままである。古い細胞のときの意識が新しい細胞へと引き継がれている。これっておもしろいですよね。


テセウスの船では、船という機能が維持されているのなら部品がすべて変わっても前と同じ船である、という考えがあるそうです。


人間も「記憶」があるから細胞が変わっても同じ人であると考えられます。


記憶喪失はどうなんだとか、記憶のしくみはそもそも細胞と関係ないとか議論のタネはたくさんあります。

生まれ変わる「肉体」に対して、変わらない「記憶」というのはなにか意味があるんじゃないだろうか。そんなことを考えながらも、昨日の晩ご飯すら思い出せないカモノハシなのでした。

これは誰にも知られていない私だけのライフハックですが、かわいい犬の画像を見ると元気が出ます!かわいい犬を見ると元気が出ます!