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小江戸川越家紋散歩案内8

小江戸川越家紋散歩案内人のナベです。
川越市内には国、県、市指定の有形文化財が多数あります。
その建物の構造や歴史等は、専門家にお任せして、
私は建物にあしらわれている家紋についてお話しします。

有形文化財にはランク付けがありますが、ここ大澤家住宅は国の指定です。
小江戸川越観光に来られる方は、殆んどの方が見て行かれると思います。
しかし暖簾や屋根にあしらわれている家紋について、説明を聞かれる方は殆んどいないと思います。そのような方の為に参考までに。

「丸に木瓜」紋は大澤家の家紋です。
この家紋は十大家紋の一つで、使用家は多いです。
この家紋は「木瓜」ではなく「帽額」もこうが正しく、図が瓜の切り口に似ているとの事でこの名になってしまったのです。
「帽額」とは、御簾の上部の装飾布の事です。お寺や神社などでもよく見ますね。この装飾布に描かれている模様が家紋になったのです。
この模様は、地上の鳥の巣を図案化した言われ、その昔に中国から伝わったとされています。

「山形にサの字」紋は大澤のさの字を意匠した屋号紋です。
この屋号紋に使われる字はカタカナが多いのです。バランスや意匠のし易さからでしょうかね。
屋根飾りにの「サ」字とのれんの字と少しですが意匠が違います。
このような処も見て楽しんで下さい。

屋根飾り


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